ジョシュ・ラニヨンさんのレビュー一覧

アドリアン・イングリッシュ(3) 悪魔の聖餐 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

人生に求めるもの

萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
まず最初に新書館に文句を言いたい。
ブックカバーをかけようとしたら偶然見てしまいました。最後のページに載っている続編の4の広告を。そのあらすじを。その時私を襲った衝撃を分かっていただけるでしょうか。
いざ読むぞ!という瞬間に3の結末を知ってしまったショックは、私に、カフェオレ片手にカラムーチョのLサイズを空にしお口直しにアイス3本食べてフテ寝という奇行に…

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アドリアン・イングリッシュ(3) 悪魔の聖餐 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

感情を揺さぶられました

アドリアン・イングリッシュシリーズ三作目です。
一作目で主人公アドリアンとジェイクが出会い、
二作目で関係を深めた二人、そしてこの三作目。

本自体が分厚くかなりのページ数があって、ちょっとずつ読んでいこうと思いきや、
一旦読み始めると読み止めることが出来ずに一気に読んでしまいました。
それぐらい面白かったんですが、
「面白かった」と単純に言うのを躊躇うほど、読んでいて胸が痛くなる展…

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Don't look back 小説

ジョシュ・ラニヨン  藤たまき 

記憶と一緒に憑き物が落ちたようなお話でした。

訳者買いしました。
小説Dear+で読んでいいなと思っていた冬斗亜紀さんの翻訳。


記憶喪失ものということで過去にさかのぼっていくのかと思って
いたら、記憶を失う原因になった事件にからめて少しずつ記憶を
取り戻していくものでした。
登場前からうさんくささを匂わせる受の親友兼雇い主と
目が覚めたときから冷たい視線を投げかけてくる警察官。
自分自身が定かではない受は逆に冷静な目でふ…

1

アドリアン・イングリッシュ(2) 死者の囁き 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

出力の加減

シリーズ第一作の『天使の影』にてこずっただけに
ページが進められるかどうかかなり不安だったのですが、
今作は余りつまづかずに読み進める事が出来ました。
ロマンスと言う部分で予想以上の進展があったので
その部分でも食欲が進んだのやも知れません。
ただ、ロマンス以外の部分と言うと…ある意味では
『天使の影』に軍配を上げてしまいそうな感じです。
ロマンスと言う部分に重点を置かれる方は先ずこ…

3

アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

刻まれた影

社会派小説としては多分申し分が無い作品です。
帯にある『2006年ブックニュースアワード
GLBTフィクション部門受賞作』の謳い文句は
伊達じゃないと納得出来ます。
ただ、これをメンズロマンスとして捉えると
なると…増してや日本のボーイズラブの文脈で
読み解くとすると率直に言えば甘さに欠けます。
推理小説シリーズ作導入の一冊として考えるなら
程好い一冊ですが、ここから先の作品世界に…

8

アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

事件ものとして……?

BL小説というより、主人公がゲイの一般ミステリー小説といった感じ。
全編に渡って事件の話でそれ以外の会話や、キャラクターの深い掘り下げとかは無いので、これ一冊では特に萌えは感じなかった。
そのへんは事前に聞いた評判で分かっていたから、その分ミステリー要素に期待して購入しました。

先が気になって中断せずに読み進めました。
しかし、ミステリーに詳しいわけでもないのに偉そうですが、驚くような…

8

Don't look back 小説

ジョシュ・ラニヨン  藤たまき 

匙加減

ジョシュ・ラニヨン氏の既刊の味わいが
とても良かったものだから今作も美味しく
味わえるだろう、などと手に取った時は
気楽に考えておりました。
が、どうも勝手が違った様です。
ミステリの合間にはさまれるロマンスのこなれが、
どうも今一つぎこちない感じがして傍観者として
滑り込めなかったですね。
ロマンスの分量は、恐らく申し分無い筈です。
むしろ心もち増量加減な感じがします。
ただ…

4

アドリアン・イングリッシュ(2) 死者の囁き 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

それぞれの葛藤

1巻と同時発売の、シリーズ第2巻です。

【あらすじ】
アドリアンは、刑事で隠れゲイのジェイクと微妙な関係に。
性癖を隠しノンケとして生きてきたジェイクは
男と付き合ったことがなく、ゲイになる覚悟もないため
アドリアンとセックスはおろかキスも出来ない。
不毛な関係に疲れたアドリアンは
祖母の遺した田舎の牧場を訪れるが、そこで殺人事件に遭遇。
追ってきたジェイクと生活を共にしながら…

8

アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

キャラが弱い気がする

海外ミステリーって昔は好きだったけど、今はしんどい、カタカナ名がっとっつきが悪い、ゲイものなら興味がわいて読めるかな…程度の期待で読んだのですが。

ミステリーとしては弱すぎる。謎解きを楽しむような話ではないと思います。構成も悪い気がする。犯人にたどりつく展開があるのが後半すぎやしませんか…。

ならばゲイものとして恋愛部分を楽しるかというと、そうでもない。
まだ恋愛にいたってない感。セ…

6

アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

味わい深いゲイミステリ

ジョシュ・ラニヨン作品の邦訳3冊目は、
人気シリーズ<アドリアン・イングリッシュ>第1巻(全5作完結)。

ゲイの主人公が、恋や事件に傷つきつつも
身近な人々と関わっていく様を描いた人生の物語です。


アドリアン・イングリッシュは、本書の語り手(僕)。
ゲイの32歳で、書店を営むかたわらミステリ小説を書いている。
友人のロバートが刺殺され、LA市警は彼と最後に会った…

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