葡萄瓜
1巻と同時発売の、シリーズ第2巻です。
【あらすじ】
アドリアンは、刑事で隠れゲイのジェイクと微妙な関係に。
性癖を隠しノンケとして生きてきたジェイクは
男と付き合ったことがなく、ゲイになる覚悟もないため
アドリアンとセックスはおろかキスも出来ない。
不毛な関係に疲れたアドリアンは
祖母の遺した田舎の牧場を訪れるが、そこで殺人事件に遭遇。
追ってきたジェイクと生活を共にしながら…
ジョシュ・ラニヨン作品の邦訳3冊目は、
人気シリーズ<アドリアン・イングリッシュ>第1巻(全5作完結)。
ゲイの主人公が、恋や事件に傷つきつつも
身近な人々と関わっていく様を描いた人生の物語です。
アドリアン・イングリッシュは、本書の語り手(僕)。
ゲイの32歳で、書店を営むかたわらミステリ小説を書いている。
友人のロバートが刺殺され、LA市警は彼と最後に会った…
ジョシュ・ラニヨン作品二作目の邦訳。
事件を追う展開のなかで二人の関係が明らかに…という展開や
カップリング(皮肉屋で男前×傷心の意地っ張り)が
少し『フェア・ゲーム』と似ていて、作家さんお得意のパターンなのかなと思うものの、前作がチラついて集中できない程ではありません。本書は本書で面白かったです♪
男と身体を重ねる、甘い夢から覚めると、病院のベッドの中にいたピーター。
職場であ…