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ジョシュ・ラニヨン 草間さかえ
まぎぃ
ネタバレ
ミステリーのネタバレはしないようレビューします。 シリーズ3作目は、草間さんのカバーがさすが、と思わせられる内容。この3作目からは、作者の都合でキャラクターや二人の愛がゆがんでしまったと言うしかない、残念な展開です。4作目以降の展開も考えた上での、つらい回です。 ミステリーの方は、カルト集団がテーマ。カルト作家や、カルトを専門にする大学教授ガイなどが絡んできます。 メインの二人の…
ミステリーのネタバレはしないようにレビューします。 シリーズ第二弾。シリーズ中一番甘い作品でしょう。 1作目のラストで、ようやくアドリアンへの想いを吐露したジェイク。といっても寡黙で自分を抑えるジェイクですから、はっきりと言葉にはしません。 しかし、交際が始まった二人。 ジェイクは刑事という仕事柄もありクローゼット(カムアウトしていない)。ここがシリーズ前編にわたって今後キーに…
ミステリーのネタバレはしないようにレビューします。 本格派ミステリーの中に織り込まれたBL。読み物としてクオリティが高く最後まで息もつかせず読ませます。(しかし、本格ミステリーとまではいかない) シリーズ5作で完結ですが、この1作目は執筆当初は当然単発として書かれたのでしょう、この作品だけでさわやかなBLとして読めます。 体の弱いアドリアンと、ひたすら強い男、ジェイク。ジェイクは…
ねつさま
三浦しをんさんの解説と草間さかえさんのイラストに惹かれて購入。 最近、老眼が進み小説を読むのがつらくなっていたのですが、そんなことを 全く気にせずに一気に読了。 ミステリー好き、アメリカのドラマ好き、そしてBL好きの私のために書かれたような小説。登場人物にも それぞれ魅力がありエリオットのツンツンぶりが好きで好きで~。 タッカーのエリオットに対しての思いやり溢れる行為もロマンティックやな…
maruchan
フェア・ゲームの続編。 タッカーとエリオットの二人はゲイカップルとして同棲していますが、そこにエリオットの父の過去にまつわる事件が絡んできて二人も巻き込まれていく…というストーリー。ベトナム戦争やヒッピームーブメントが関連する過去の謎解きがとても面白い一冊になっています。 次々に出てくる人たちはみんなどこか怪しいし、エリオットは無謀にもいろいろ突っ込んでいくし…ハラハラし通しです。 結果的…
面白いですよね。ミステリー、FBIものとしての面白さもちゃんとあるから続きが気になってページをめくる手が止まらない感じ。(実際は電書読みでしたので、タップする指ですが) アメリカドラマが好きな人ならイケると思います。 ミステリーとして超傑作とまでは言いませんが、ゲイものロマンスとのバランスが良い。事件に関わるドキドキと恋愛のドキドキがうまい具合です。 小道具やエピソードのそこここに、…
ジョシュ・ラニヨン 藤たまき
1冊でさっくりとまとまった記憶喪失モノのミステリー風味ゲイロマンスもの。 やはり日本のBL小説とは毛色が違いますが(金髪だし…というような意味でなく!)、本格ミステリーかと言うとそういうわけではなく、やはりミステリーのエッセンスを散りばめたロマンス小説です。 正直なところ、途中で展開は読めるし犯人も見当がつきます。 しかし、美術館のキュレーターである主人公と、彼をとりまく2人の男との間の心の…
雀影
既にパートナーとして一緒に住んでいる二人が、一緒に暮らしているからこそ、お互いの感覚の違いやお互いに譲れないことをどうやって乗り越えていくかを、それぞれの家族と今回の事件の謎を絡めて描いた作品。 年若い読者さんには、ベトナム戦争の頃の反戦運動家達に関わる事件なんて、ほとんど歴史ミステリーでしょうね。 前作からこの続編が出るまで結構間が開いたので、私自身、前作での事件に関してはかなり記憶が薄れて…
こにしそる
翻訳モノのミステリー小説、フェア・ゲームの続編です。 事件自体は1話ごとに完結していますので、前回を読んでいないと全くわからないということはありませんが、主役2人が結ばれるまでは前回に描かれていて、こちらではすでに同棲中で周りからもある程度周知のカップルとなっています。 自分は前作が大好きで大好きで、分厚い内容にも関わらず何度読み返したことか・・・。続編を翻訳して頂けるのを今か今かと待って…
Krovopizza
2013年に邦訳が出た『フェア・ゲーム』の続編。 大学講師(元FBI捜査官)のエリオットと、彼のFBI時代の同僚・タッカーの物語です。 最近までアドリアン・イングリッシュシリーズの邦訳が続いていたこともあり、ラニヨン作品と言えばそちらの印象が強いですが、 同作家さんの初邦訳作品の続編がこうして日本語で読めるようになったのは感慨深いです。 あらすじ: 前作で再会し、再び恋人として付…