ジョシュ・ラニヨンさんのレビュー一覧

So This is Christmas 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

ずっとその言葉を待ってたよ

「雪の天使」
田舎の屋敷で静かに暮らすノエルの秘密は、元・宝石泥棒であること。当時自分を捕まえようとしていた捜査官のロバートへの想いを小説と年の暮れにかけるいたずら電話にぶつけて10年経ったある日、ロバートが訪れる。最近頻発している窃盗事件の犯人をノエルだと言ってきかないロバートの監視のもと、ノエルのクリスマスイブが始まる…

泥棒仕事や生い立ちのせいで付き合いには壁が必要、日常生活も気を抜…

9

So This is Christmas 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

M/Mをあまり読まない国産BL好きさんにはもしかしたら地雷なシチュが…

アドリアン新作待ってました!
英語が全くなので原書が読めずずっと待ってたのでうれしいです。
前作から半年後の設定のアドリアンとジェイク。
二人の心情と取り巻く環境の変化、読み応えのある中編小説です。
個人的に気になっていた過去作の登場人物が出てきてくれたのがうれしかった。


以下、タイトルに書いたことなのですが(ベッドシーンに関するネタバレ注意です)







11

So This is Christmas 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

また会えたね、ベイビー

寂しさを覚えつつも、充分満足な終わり方をしてくれたアドリアン・イングリッシュのシリーズ。またあの面々に出会えるとは思わなかった。
番外編だと軽く見てはいけません。必読の一冊です。

3つのお話のあらすじをざっと書きます。

「雪の天使」(私は電子で既読。アフターストーリー付き)
過去に宝石泥棒をしていたノエル・スノウは牧場を経営しながら小説を書いている。彼の書く物語の主人公は、過去の彼…

18

So This is Christmas 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

ラブラブ番外編

みたいな感じです。最初の2作は別の短編で、アドリアンシリーズは本の真中位から始まります。事件は起こりますが、今回はそれほど長編ではなく、中編位のボリュームで、なぜかと言えばアドリアン、ジェイクのカップルの気持ちがもう通い合っていて途中であまりグラグラしないからなのかなと思いました。

今まで2㎝ほどの厚さの文庫本5冊分ずっと二人ともウダウダしていましたからね。攻めが一度女性と結婚して離婚してか…

5

フェア・プレイ 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

甘ーい!

最近どはまりしているジョシュ・ラニョンさんの作品です。アドリアンシリーズを先に読み、それも大変面白かったですが、こちらのシリーズの方が受けと攻めの関係がラブラブです。もう甘々です。一作目では色んなわだかまりがあってケンカップル風で大丈夫なの?!って感じでしたが、今作では既に同棲中で二人の愛もゆるぎないです。

日本のBLの様式美に慣れてるので海外のMM小説、しかも作者も男性ってことで色々なこと…

8

欠けた景色 In Plain Sight 小説

ジョシュ・ラニヨン  小山田あみ 

うまい

読み切り中編。

アドリアン・イングリッシュが良かったので、積ん読だったこちらを手に取りました。

非常に読後感よく、またうまいなとうならせられる佳作でした。

FBIのナッシュは地方に短期滞在中、地元警察のグレンに会う。出会ってすぐに、かけがえのない相手だと感じた二人。しかし、普段は遠く3千キロ(に訳してあったと思う)離れた地で仕事をする二人で、別れはすぐにやってくる。

別れの…

5

アドリアン・イングリッシュ(5) 瞑き流れ 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

かなりBLっぽいうだうだ感

ミステリーのネタバレはしないようレビューします。

まあ終わりよければすべて良しなんですが。

今作は、ひたすらアドリアンの乙女なうだうだに終始します。日本BLのテンプレをみるようです。やはりラブで何かストーリーを考えるって大変なんですね。今作で完結ですが、二人の関係として、特に3作目からは何かすっきりしない展開が続きました。

そして、強くて、自分に厳しく、寡黙で、大切な人には死ぬほ…

7

アドリアン・イングリッシュ(4) 海賊王の死 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

ジェイクのキャラが理解できない

ミステリーのネタバレはしないようにレビューします。

シリーズ4作目。3作目が別離だったので、4作目はどういう展開でくるのかと期待しつつ読み始めました。
しかし、最初でやられました。あれほどにつらい気持ちで別れたのに、アドリアンとつきあう前から、あの甘いシリーズ2作目の間も、そしてジェイクが結婚した後も、5年にわたってポールという2枚目俳優と関係を持ち続けていたジェイクに失望です。

当…

8

アドリアン・イングリッシュ(3) 悪魔の聖餐 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

痛い3作目

ミステリーのネタバレはしないようレビューします。

シリーズ3作目は、草間さんのカバーがさすが、と思わせられる内容。この3作目からは、作者の都合でキャラクターや二人の愛がゆがんでしまったと言うしかない、残念な展開です。4作目以降の展開も考えた上での、つらい回です。

ミステリーの方は、カルト集団がテーマ。カルト作家や、カルトを専門にする大学教授ガイなどが絡んできます。

メインの二人の…

2

アドリアン・イングリッシュ(2) 死者の囁き 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

甘い二人

ミステリーのネタバレはしないようにレビューします。

シリーズ第二弾。シリーズ中一番甘い作品でしょう。

1作目のラストで、ようやくアドリアンへの想いを吐露したジェイク。といっても寡黙で自分を抑えるジェイクですから、はっきりと言葉にはしません。
しかし、交際が始まった二人。

ジェイクは刑事という仕事柄もありクローゼット(カムアウトしていない)。ここがシリーズ前編にわたって今後キーに…

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