幸村佳苗さんのレビュー一覧

翡翠の森の眠り姫 小説

弓月あや  幸村佳苗 

何度もに沈んでしまって、バスルームが怖くならないといいけど


接触恐怖症の翠(受け)は図書館からの帰り道、具合を悪くした老婦人を介抱した際、その老婦人の孫で銀髪のとても美しい男性ヴィクター(攻め)と知り合いになります。屋敷に招待された翠は、ヴィクターに優しくされ友達になりたいと言われるのです。

翠は両親を幼いころに事故で亡くし頼る身内もいない中、イギリスで兄の耀司と二人だけで暮らしています。接触恐怖症で学校にも行けない翠を気遣い、耀司が日々の糧を得…

2

被虐の蛇 小説

鬼塚ツヤコ  幸村佳苗 

執着粘着心酔?

3Pって、3Pに甘んじてしまうほど大好きな女王様を憎いあいつと半分個してでもそばにいたい!執着粘着心酔してます!が描き込まれてないと面白くないですよねー。

本作品、まずは美人で男前でツンツンな女王様なので2人が執着粘着心酔しちゃってますと描かれてるんだけど、どうもそれだけが理由としか描かれてないように思えて。

せっかく最底辺から成り上がりの女王様と設定しモノローグで繰り返し『なぜ男前で…

4

ハッピーエンドを教えて(1) 小説

伊勢原ささら  幸村佳苗 

いやあ〜良かった!

設定が良かったし、それぞれのキャラも良かったし、大満足!
扉を開けるごとに(ページを捲るごとに)ウキウキしちゃって字を追うのに忙しい萌え展開の連続でした。

あまり色々書くと面白くなくなっちゃうので伏せますが、電子オンリーがもったいないなあ。
個人的に萌え要素満載だったので、評価数が少ないのがもったなく感じてしまう。
今まで電子オンリーの作品て、なんとなく勝手な想像で、暇潰し的な?軽い感…

5

翡翠の森の眠り姫 小説

弓月あや  幸村佳苗 

寒くって・・・

翠色の素敵な表紙に惹かれて購入。春のような暖かなお話かと思いきや、寒かった・・・他社さんのですが、弓月先生の「うつくしき月」を思い出させるようなお話でした。猛烈に暖かいお話を求めていたことと、寒くてしょぼんとしてしまったので、先生すいません、中立でお願いします。
好みはさておき、萌えたか と言われると、受けの年齢がちょっと守備範囲外で・・・。the王子! という攻めと、健気!!な受けがお好みの方に…

6

忠犬秘書は敵に飼われる 小説

不住水まうす  幸村佳苗 

少々個性的

全体の流れは王道で、秘書ものや敵対同士が惹かれていくといった定番設定。シリアスとコミカルの丁度狭間といった印象の作品でした。

この作家さんは初めて読みましたが、流れは王道なのに、展開の仕方が斜め上というか一癖あって個性的。その個性が読者を選ぶかもしれません。
二人が惹かれあう所以は納得できるだけのバックグラウンドがあるけれど、設定がやや浮ついて落とし込めきれてないような印象です。全体的に、…

1

探偵はバーで恋に堕ちる 小説

小中大豆  幸村佳苗 

もう一押し感。

さらっと読めました。最初のエピソードの前半、去勢を張った探偵くんが美貌のマスターへの想いを必死に隠しながらトラブルに巻き込まれていくあたりまでは面白かった。
しかし、トラブルの解決はあっけないし、誤解が解けて互いに本気で好き合っていた……と確認しあってからの流れは台詞で説明しすぎのように思えてちょっと興醒めかな。身体をつなげながらクサイこと言いすぎるのは野暮と言うか。

同時収録エピソードは…

2

忠犬秘書は敵に飼われる 小説

不住水まうす  幸村佳苗 

きゅうりとメロン

現在、新規開拓中で、これまで読んだことがない作家さんを試してみようと思っているんですが、これは無理でした。

これは秘書もの、下克上ものは好きだし、表紙がきれいだったので手に取りました。
ですが、冒頭から説明が長いし、文章が繁雑で目が滑る。
設定も盛り込みすぎで、くどいし、整理されていないような気がしました。
主人公にも、まるで興味が持てない・・・・・・登場人物も多いので、混乱しました。…

0

探偵はバーで恋に堕ちる 小説

小中大豆  幸村佳苗 

ダメツボ連発

すみません。
まったく全然、ちっとも趣味じゃありませんでした。

初めて読む作家さんで、表紙がきれいだったので手に取りました。
ですが、冒頭で、ちょっと思っていたのと違うような、と気がついて、どうやら表紙から考えていた受け攻めが逆であることがわかって、さらに探偵というか、刑事とかヤクザがからんでくる裏社会ものだとわかって、ダメつぼ連発で玉砕。
一応、最初の話は読みましたが、同時収録の話は…

2

被虐の蛇 小説

鬼塚ツヤコ  幸村佳苗 

3人が心から結ばれる日は来るのだろうか。

若干ネタバレ入ります。

ヤクザ×弁護士×調査員の3Pモノ。
出自、幼少期の経験により、物事に対して打算的に考え、金になると判断すれば知り合いの身体や自分の身体さえも差し出すひどく打算的な受け黒江に、会う度に「タイプだ」「ヤリたい」などちょっかいを出してくるヤクザの組長、研城と、高校からの付き合いで黒江に対し世話を焼きたがる八束のW攻めです。

研城は初対面から黒江を口説き愛を囁くのです…

5

ヘプタゴンは微笑む 小説

水原とほる  幸村佳苗 

シリーズ化しないのかな

理詰めで事件を追うアクションサスペンスかな。
なんとなく勝手にオカルティックミステリーとかもっとファンタジー設定かと思っていたのですが、全くそんなことはなく、地道な努力で問題に対処するお話でした。
主人公の七生は大学の講師をしながらある秘密組織の一員となっていて、その組織の仕事として公安警察官の鬼防と共にある宗教団体の調査をすることになるのですが…。
「ヘプタゴン」七角形が持つ意味が重要なモ…

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