稲荷家房之介さんのレビュー一覧

禁忌の報謝 小説

真崎ひかる  稲荷家房之介 

割とあっさり

帯『ここから攫ってしまいたい……』

閉ざされた島の70年に一度の祭、その社を修理にやってきた青年榊[攻]と、宮司の息子尊[受]との島を舞台としたストーリー。

尊はその社の神への生け贄の為に育てられ、秘密の儀式が行われて、それを知った榊は彼を救おうとします。
小さな島での閉鎖的な儀式とあってもっとドロドロした話かと思ってたんですが、意外にドロドロ感は無くて割とあっさり目。
儀式も途中…

1

囚われの愛を殺せ 小説

藤森ちひろ  稲荷家房之介 

藤森さんの作品ではおなじみの九曜会絡みのヤクザものです。

お話は『冷酷な香港マフィアトップと義兄を盲目的に信じるヤクザの凌辱愛』といったところでしょうか。
組で経営しているカジノでのごたごた処理の為に兄とともに渡った香港で、以前パーティで初めて顔を合わしたマフィア・李秀瑛の元を訪れた須王征文。
以前出会った時、征文は秀瑛に対して得体のしれないものを感じていた。
それはあまり良い印象ではなくて、ぞくりと後を引くようなもの。

この、攻めの第一印象…

1

甘美な謀略に堕ちて 小説

高崎ともや  稲荷家房之介 

独占欲っていいよね

攻めが独占欲強いです
社会的地位を奪って自分とこの別荘に監禁
媚薬を使って初夜までがエロエロでよかったです
媚薬飲まされて自慰する受けが素敵

後半はいろいろ予想外で面白かったです

0

悪辣で優しい男 小説

火崎勇  稲荷家房之介 

結構好きです

仕事のためならば枕接待もする攻め
枕接待と知りつつホテル代など受理する経理の受けのお話です

最低な男だと自分でわかっている攻めと
利益のために誰とでも寝るんだから自分とも寝てくれるんだと思い込んでいる受け
攻めは本気だと説得を試みるのですが
受けは「誰にでもいうんでしょ?」と聞く耳をもたず

本気なのにわかってもらえない攻め
本気だと信じられない受け

このすれ違ってる感じ…

2

ガーディアン 守護者の数字 小説

生野稜  稲荷家房之介 

ひたむきな想い


主人公の時生はまさに純粋培養潔癖症の科学者ー帯にあるコトバがぴったり当てはまります.

対する攻めの丈太郎は任務を忠実にこなす護衛.

丈太郎は一見優しげに見えますが扱いにくい時生を手なずける一方でハッキリと
扱いにくくて面倒
と時生のことを語ってます.

最初から時生の美貌に惹かれて気に入るようではリアリティに欠けるから読者としては納得がいくところ

でも感情としては別物で、その言葉を偶然立ち...

2

ビューティフル・プア 小説

榎田尤利  稲荷家房之介 

ほんわりと気持ちがやすらぐ作品

榎田さんの作品は、どうしてこうも後味が良いのか。

金髪王子様の身売りという、とんでもない設定なんだけど
理由づけであるとか、心理描写であるとかが非常に巧みで、
納得させられたり、主人公とともに最後のシーンで
驚愕したり。
しあわせな気持ちにさせてくれる良作でした。

1

プラクティス 小説

ひちわゆか  稲荷家房之介 

基本エロです

この作品の基本はエロ。ひちわさんにしてはちょっと珍しい位のエロ割合でエロです。
出張先の行きずりの出会いから始まります。
芳史[受]は眼鏡美人系のゲイなんですが、かつて付き合った男にマグロと言われ捨てられる様に別れた過去があり、そのせいで自分を不感症だと思い込み以来恋愛から遠ざかっています。
そんな彼が出張先での気の緩みとちょっとした開放感から偶然出会った旅行者澤田[攻]に身を任せるんですが…

4

ザイオンの小枝 コミック

稲荷家房之介 

束縛と解放のまにまに

民族間や宗教間の根深い溝には、
個人の意志では到底抗えないものが確かに存在します。
本作は、史実を含みながらも遠く隔たった虚構のようで、
乱暴に言えばある種ファンタジーともとれるでしょうか。
だからこそ、か細くても道があったことに
少し安堵できる気がします。

育ての親である伯爵を監禁し意のままにしていても、
青年は始終迷いを抱いた苦しげな表情です。
伯爵にしても抵抗と耐え忍ぶ姿…

4

ビューティフル・プア 小説

榎田尤利  稲荷家房之介 

珍しくパッキン受に萌えました~

皆さんそれぞれ多少なりと個人の萌え好みがあると思うのですが、自分の場合基本的に金髪碧眼=攻ってイメージがあるので金髪碧眼しかもお貴族様受となると実はあんま食指が動かないのです。
しかも庶民と貴族だったら基本庶民受派です、結構王道だな!自分!!
そんな苦手意識もありつつ、でも榎田さんだからな~と喰わず嫌いしないで読んでみました~。
わーーおもろかった!やっぱ何でも読んでみるもんですな。

1

百日の薔薇(2) コミック

稲荷家房之介 

その言葉をこの身の刃に代えて

自らタキの刃となり前線に切り込むクラウスと、
絶対的信頼をもって命と言葉を下すタキ。
互いに想い合っているのに愛の言葉は決してなく。
タキを求めて狂わんばかりのクラウスは、
身の穢れが「死」に値すると知り
タキの体には一切触れないと告げます。

絡みあう視線、伸ばした指先、幾度となく思い返す出会いの園。
戦場では、こんなにも言葉にならない想いを交わしているというのに。
伏して手を…

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