稲荷家房之介さんのレビュー一覧

不在証明~アリバイ~ 小説

愁堂れな  稲荷家房之介 

サスペンスモノ。

 刑事の秋吉満は、警視庁捜査一課から突然、西多摩署への異動を命じられた。
 まさにそれは左遷としかいえないもので、身に覚えのない秋吉は疑問に思うが、そもそも出世にはそんなに興味がないため、新しい職場でも周囲に合わせてやっていけばいいか、と思っていたのだが。
 どうにもこうにも壁がある。
 当初は、所轄にありがちな本庁嫌いに対するものかと考えたのだけれど、それにしては壁が厚すぎる。

 そ…

1

ルッケンヴァルデの部屋で~断章~ コミック

稲荷家房之介 

絵だけで泣かせる

『百日の薔薇』の耳のない方のw番外編。
たった8ページの小冊子です。

雨音の響く中、窓から垣間見える寝台の上
クラウスとタキが裸で横たわっている。

ただそれだけで、セリフも殆どなく、ストーリーらしいストーリーもない。
グレーの紙に鉛筆書きの美しい絵(表紙はタキの軍服姿ですよ♪)、
垣間見える過去と心情。
まるで一編の詩のように、切なく心に迫ります。

しかし、稲荷家先生っ…

1

兎島 ~黒と白のうさぎ~ 小説

西野花  稲荷家房之介 

めずらしい設定

西野先生らしいお話でした。
筋書きは他の方々が書いて下さっているので、省かせてもらいます。

表紙を見たときは3Pなのかなぁ~と思ったのですがちょっと違いましたね。
表紙にあるように触手が出てきて、これと受けさん二人(白兎・黒兎)という、私としては初めて読んだプレイがありました。

淫夢なのか実際にしていたのか、あやふやになっていく白兎の感じがよかったです。
最後の種明かしで道郎がな…

3

兎島 ~黒と白のうさぎ~ 小説

西野花  稲荷家房之介 

淫乱祭り開催

この手のエロを書かせると何処までもエロ道走っているような作品に仕上げる作家さん。
多情多淫の神なんてものが出てくるファンタジー、小さな島が舞台の話なのですが、
神が残したと言われる触手での受け様同士の絡みがあれば、複数相手のプレイあり、
玩具があるかと思えば、主人公がフタナリ、それも突然変異で後発的にフタナリに
変化するメタモルフォーゼ、多情多淫の神である、肉の器であることを生まれた時から…

5

兎島 ~黒と白のうさぎ~ 小説

西野花  稲荷家房之介 

黒と白は表裏一体

この表紙が出たときから、魅了されておりました。稲荷屋さんのモフモフ絵ってとっても魅力的ですもんね♪
表紙絵の一番上の黒髪長髪の人、、、よく見ると髪に混じって垂れ耳が!?あまり作中イラストにも登場してはくれないですが、描写通りの絵だったと思います☆
だけど・・・モフモフ度はすごーく薄いです(ショボン、、)
モフモフの3Pなのかな?
読んでいくと、いい意味で裏切られます。
でも、ノーマルな…

3

青水無月 小説

水原とほる  稲荷家房之介 

ガチ兄弟

ものすごく イタイ作品。
親近相姦。
弟×兄。
レイプ・輪姦・DV・ち●こピアス
なんでもこーーーい!!なんでもこーーーい!!
読んでいて精神的に麻痺してきます。
オカシクナッテイルハズ。
多少イタイ場面があっても慣れていく自分が 一番怖いです。
心臓に毛が モジャモジャと生えている事だろう。
ブラコンの弟が兄を好きすぎて 違う世界にイッチャッテいる話。
かわいいお兄ちゃんはと…

4

したたかに愛を奪え 小説

藤森ちひろ  稲荷家房之介 

数頁しかない挿絵でみごとな濃厚を表現している。

ストーリーはいかにも王道~!!!
むしろちょっと流されすぎなんじゃないのーーーーーーー!?
っといいたくなるほど、ヤ○ザ×借金苦の少年。

両親を亡くし、多額の借金だけが残った主人公。
そのお葬式にお呼びでない強面のお客が・・・
両親が借金をしていたヤ○ザだった!
返済不可能な金額の代わりに、体を強要される日々。
最初は情けなさとやるせなさ・・・さまざまな思いで泣きじゃくるが・・・…

2

火曜日の狂夢 小説

夜光花  稲荷家房之介 

ドジっこ細野がきになってwww

タイムワープものの連作は1作目より2作目とSF具合が増して行きましたが、とうとう真打(w)主人公たちがタイムワープしてそこでの世界で生活するお話になりました。
冒頭、主人公であるバイオリニストの充が人とぶつかりそれから共演者の大智と練習をした帰り事故に遭い、気がつくとまたその練習の場面に戻っていてと、それを数回繰り返すシーンに、ある時間操作モノのハリウッド映画を思い出しましたw
そして、スリッ…

6

火曜日の狂夢 小説

夜光花  稲荷家房之介 

俺たち平成生まれだからな

評価にかなり迷いました。「神」か「萌×2」かで。

攻めも受けも新キャラなので、「水曜日~」「金曜日~」が未読だったとしても、いきなりこの話から読んでも全く問題はありません。
しかし未読の人がこの話を読んでから前二作を読むとショックを受けるかも。
(カプ的な意味で。この話だけ読むと紀ノ川と新城がカプだと思われてもおかしくない。)

話自体は悪人不在、ムカつく展開の無い安心して読める話で…

7

火曜日の狂夢 小説

夜光花  稲荷家房之介 

時代を超えて愛に目覚める

関連シリーズ3作目で、既刊2作のスピンオフ的なストーリーの今作品も
SFチックな流れでありながら、音楽家としても恋愛的な意味でも楽しめる作品でした。
この手のSFファンタジーは結構好きなので違和感なく楽しめましたね。

ある、一定の時間を延々と繰り返し何度も死の恐怖に怯え疲弊していく受け様。
同じバイオリニストで学生時代からの親友でもある攻め様は受け様に絶賛片思い中。
受け様はそんな攻…

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