稲荷家房之介さんのレビュー一覧

DAWN CHORUS コミック

稲荷家房之介 

白銀の中で

続きが待たれる「百日の薔薇」のコピー本。
広げると一枚の絵になる厚紙の表に挟まれた、綴じてない16ページ。
耳のある方です……w

冬の休暇に帰省するように言われながら、気がのらないタキ。
そんな彼に「じゃあ自主訓練にしちゃおう」と、スキーに誘うハンス。
一足先に行って山小屋の仕度をしているというハンスの
クラウスとタキ。

まずは食料を調達と、市場ではしゃぐタキが可愛い。
そ…

4

Lups et Flos コミック

稲荷家房之介 

狼と花

出る出ると言って出ない3巻が待ち遠しい、「百日の薔薇」。
来春3,4巻まとめて出るという情報に、本当に出るんでしょうねぇ?と
ハラハラしながら、楽しみでドキドキ……
これは、耳のない方の同人誌です。

タキの騎士になるべく、タキと共に彼の祖国の土を踏んだクラウス。
そこで待っていた日々は……
ストーリーらしいストーリーもないのだが、見所はタキの衣冠束帯姿。
ええ、美しいですよ?

12

空の涙、獣の蜜 小説

六青みつみ  稲荷家房之介 

民話調なストーリーは買えるが…。

人身御供、二匹の虎系動物といったアイテム、
なにやら龍神伝説と歌舞伎・能の「石橋(しゃっきょう)物」を彷彿とさせます。
天上から二匹の神獣がおりてきて、牡丹にたわむれながら踊り狂う、ってのが
いわゆる石橋物。連獅子とか鏡獅子とか言われるのもその一種であります。

そんなわけで、自分的にはツボ設定であったのだが、
毎度、この作者さんのエロシーンって、どうも萎えるんだよなぁ。
場数は多い…

3

青水無月 小説

水原とほる  稲荷家房之介 

壊れていくとはこういう事か・・・

無理やりの近親相姦から始まる関係・・・。

DVが多々あり、輪姦あり、ピアスあり・・・ガチ兄弟だからこそのこれが二人で壊れて落ちていくということなんですね!!

頬を打たれたり、踏みつけられたり、達也の友人たちにレイプされたり、ゴルフボール入れられたり、もう睦実が可哀相でした。DV怖い・・・(;;)

それでも二人だけの『兄弟』だからこその睦実の達也を思う気持ち。歪んでるけど兄弟じゃな…

3

プラクティス 小説

ひちわゆか  稲荷家房之介 

ひたすら甘々でエロでラブコメ。です。

「面倒なストーリーとかすっ飛ばして、ひたすら甘々な二人のエロが読みたい!」
って方にはたいへんオススメです。

過去の相手にトラウマがあって性方面に頑なになってる、生真面目な受。
そんな受をメロメロに甘やかして溶かしていく、ワンコでちょっとSな攻。

と、設定はわりあい好みだし、濡れ場は可愛くて濃いめ。羞恥攻めです。

ただ正直、ストーリーはあって無きが如し。
ひちわゆかさんらし…

3

金曜日の凶夢 小説

夜光花  稲荷家房之介 

未来少年、変人に恋する

一言で言うならタイトルのような話です。タイムリープシリーズは水曜日と火曜日も読んでいてこれで全巻読破できましたが、私はこれが一番好きです。最初は紀ノ川の変人ぶりがコメディータッチですごく笑えたんですが、終盤は受けが健気で可哀想でひたすら泣けました。受けの良麻の方が攻めの紀ノ川先生を好きすぎるんですね。でも紀ノ川先生は変人だからなかなか良麻が報われないのです。

両想いっぽくなってからも紀ノ川先…

1

蝶宮殿の伽人 小説

沙野風結子  稲荷家房之介 

生きる指針

新書が発売され、5年後に大幅改稿しての文庫化再販に書下ろしをプラスしたお話。
全体的に前書よりも深みが出ているような印象を受けました。
それに受けである望みの重要度が大きくなっているように感じます。

それは単なる王家兄弟の王位継承問題だけでは無くて、その後の国作りまで望の
責任の重さがより一層解るある意味怖さを感じさせます。
日本で大学生だった頃に中東から来た留学生と通訳が縁で親しく…

3

蝶宮殿の伽人 小説

沙野風結子  稲荷家房之介 

作者さんらしいユニークなアラブもの

08年にアルルノベルスから出た作者さん初アラブの新装版だそうです。
表紙が新しく稲荷屋イラスト描き下ろしで、少女を少年にしたり主人公の過去を変えたりなどの改稿と、短編【蝶宮殿の魔人】が入っています。
自分、アラブ苦手なのですが確かにお約束の様な傲慢強引俺様・媚薬等もたくさん盛り込まれています。
背景をかなり踏み込んだものにしているところが作者さんらしいオリジナルアラブになっているのではないの…

4

銀のため息、黒の憂鬱 「空の涙、獣の蜜」番外編小冊子 グッズ

カイナ切ない、でも黛嵐もっと切ない。

本編小説で、珀焔がカイナに対して暴言を吐いたことをソラが気にして「カイナにちゃんと謝るまで、許しません」と珀焔に言ったことからストーリーは始まります。

それぞれの目線からのお話が順番に綴られていきます。

まずは珀焔。
ソラに、カイナに謝ることを約束したので何とかカイナの下まで行くのですが、黛嵐にカイナをまた傷つけるかもしれないと近づけさせてもらえなかったり、二人が取り込み中だったりし…

2

覇帝激愛 小説

遠野春日  稲荷家房之介 

予想以上でした

オレ様で強引で受けへの執着がすごい攻めのお話が読みたいと思っていた時に、やはり王朝モノがいいだろうと思って読んでみた作品です。
稲荷家さんの挿絵というのもあり、それも楽しみでしたが、表紙はもうものすごく美しくて、中の挿絵も細かく大満足な作品でした。こういう時代物の絵は稲荷家さんほんとに素晴らしいです。

さて、お話についてですが、上記に上げたような攻め様の条件はもちろん、それにまだ嫉妬深くて…

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