稲荷家房之介さんのレビュー一覧

玻璃の花 紅蓮の章 コミック

稲荷家房之介 

『玻璃の花』完結編

『玻璃の花 雪花の章』の続編で完結編。
道満と瑞慧の間に過去何があったのかより深く掘り下げられると共に、晴明との呪詛合戦に終止符が打たれるという内容です。

鬼の血を引く燚(イツ・現在の道満)を拾い育てていたスイ(瑞慧)。
ある日、成長したイツに襲われ、彼と交わってしまいます。
スイは、イツを殺そうとする僧侶たちから彼を庇い、鬼の血を引く陰陽師・道摩法師に彼を託すことに(※一般的には道摩…

11

玻璃の花 雪花の章 コミック

稲荷家房之介 

登場人物全員に深みがあって面白い(紹介つき)

稲荷屋先生の作品はこの『玻璃の花』が初読み。今回漸く手を出した理由としましては、平安時代に貴族と陰陽師と、私の好きな要素がてんこ盛りだったからです(笑)同じく平安おたくの方々には冗長かと思いますが、平安にそこまで詳しくない方々にも是非読んで頂きたいので登場人物の関係性を下にまとめておこうと思います。

*ネタバレも少々含みますので読了後に読まれることをおすすめします

☆三条天皇&…

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玻璃の花 雪花の章 コミック

稲荷家房之介 

難解だが単純に愛、それが稲荷家流

​ 稲荷家先生のひさしぶりのBL新刊、楽しみにしていました。一般紙で描かれていた安倍晴明が主人公の物語は『眠れる刻印~「黎明の花」断章~』という同人誌に収録されていて既読済みです。『玻璃の花』はその続きに当る物語です。

 平安時代が舞台で登場人物も多く、名前も覚えるのも関係性を頭に入れるのも大変で、一見するととても難解です。その上、時間軸や場所があちこちに飛ぶので混乱します。だけどあまりに美…

4

玻璃の花 雪花の章 コミック

稲荷家房之介 

蘆屋道満と年上美僧の運命は

稲荷家さんの久々の新刊は、平安時代の陰陽師もの(下巻は来年1/6発売予定)。
悪役として描かれることの多い蘆屋道満に焦点をあてた作品です。

尚、本書は稲荷家さんが別名義で出された安倍晴明シリーズ(『未明の獣』『黎明の花』)の関連作とのこと。
この2冊は既に絶版ですが、道満の出ているエピソードは同人誌に再録されているそうです。

あらすじ:
外法師の蘆屋道満(攻め)は、右大臣・小野宮…

10

百日の薔薇 コミック

稲荷家房之介 

今からでも遅くない

物凄いものを読んでしまったという感じ。ここ最近読んだ中で一番面白かった。
まず軍モノというのが良い。流行りだけど、漫画だと手を出しづらいジャンルだと思う。知識はもちろん、凝ろうとすると作画が大変なことになるし。しかしこの作者、BL以外の作品でも軍モノを書いていたり、ミリオタなのか、造詣の深さを感じさせる。本作も例に漏れず、BL漫画では珍しくコマの外に戦術などの注釈が付いているほどw
そして作画…

5

仙化恋情 小説

生野稜  稲荷家房之介 

木藤!

千年恋舞から一気読み。
BLとしてではなく、ファンタジーとしての評価
+最後の稲荷家先生のショートに対する評価で、萌2!

忠義なおっさんが好きな方は、
好みでないところもあるかもしれないけど是非2冊よんで、
(読まないと、最後のショートの感動を味わえないじゃん)
当本の最後のショート(たった2pですが)読んでください!
わたしゃ、この最後のページのためだけに、
この本手放せなく…

2

千年恋舞 小説

生野稜  稲荷家房之介 

マモちゃん は やだなあ。

稲荷家先生の挿絵とファンタジーらしいところでGET。
いざ手にしてみると、げ、なんだかショタっぽい  と躊躇。
放置してましたが、そろそろ今年も終わるし、
本棚絶賛整理中 で、いよいよ手に取りました。

ショタだし、受けが甘えてやがる 的な感じがありましたが
(タイトルは、受けさんが幼馴染を呼ぶ時の呼び方。
 お前なあ 15歳だろ、もちょっとなんか違う呼び方しろよ 
 と言いたい気…

0

空の涙、獣の蜜 小説

六青みつみ  稲荷家房之介 

もふもふ、いい!!

不幸なソラは神来山へ人身御供に出されます。
神来山の主は神獣、白虎の珀焔と黒豹の黛嵐。
ソラは贄として、二人に交互に抱かれることになります。

最初は獣姿の珀焔と黛嵐に抱かれるソラ。
契を交わしてからは、人型にもなれるのですが、獣姦も可能なおいしい設定です。
全体的にエロが多めな作品です。複数も、獣姦も、無理矢理の輪姦もあります。
中でも珀焔と黛嵐以外の半獣・胡狼たち数十頭にソラが輪…

8

百日の薔薇 コミック

稲荷家房之介 

ovaもオススメです

OVAから入りました。
とりあえず、軍モノというワードに惹かれる方にはドンピシャではないでしょうか。
世界設定や背景、戦車などかなり丁寧に描かれており見ていて気持ちいいほどです。あ、あと受けの泣き顔に力が入っているような。
ストーリーに関しては一度読んだだけではすべて理解出来ないかもしれませんが、肉球編というかなり肩の力を抜いた巻末おまけ漫画で分かりやすく解説されているので問題ないと思われま…

7

白百合の供物 小説

宮緒葵  稲荷家房之介 

靴下が無くてもいいじゃない…

中世のような世界観の中で対立している王国と帝国が舞台。
幼い頃に離ればなれになったリヒトは帝国軍側で功績をあげ軍人として誇らしく成長した一方で、王国内で権力を握る教会に引き取られたヨエルは美貌を見込まれたせいで性伎を仕込まれた密偵となっていた。
そんな策略と陰謀が渦巻く中での再会劇となる話だ。

プラチナ文庫で宮緒さんといえば変態犬(わんこ)攻めで数冊出ているが、今回の『靴下大好きわんこ』…

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