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ゆき林檎
恋雫
ネタバレ
ゆき林檎先生はちるちるでもランキング上位にあった、マジックメールチョコレートで知り、細い線と言葉に表さずともキャラクターの表情から伝わってくる心理描写に惚れ込みました。 今回の玉響は、幼馴染に淡い恋心を抱きつつも同性愛に対する世の考え方に苦悩する青年たちのお話でしたが、私が一番魅力を感じたのは、お世話になった女性になんの気持ちも返すことができずに最悪だ、と言いつつも本当に愛する人と生涯を共にした…
ゆり。
絵の雰囲気、表紙や帯のデザインに惹かれて購入しましたが、とてもよかったです。展開は王道と言ってしまえば王道ですが、無理のないストーリーと起承転結がしっかりとそろったよいものだったと思います。一冊で一つの話なので、展開が早いということもなく、二人の心情の変化をしっかりと味わえます。この作品は、他のものに比べてセリフのないコマ、絵のみで心情の変化を表す箇所が多かったように思います。モノローグなどで書か…
もこ
後半、おもわず「「ナンデヤネン!」」と叫んでしまう。 もこデス(ノД`)・゜・。 展開は、まぁベタっちゃベタ。 この作家さんの感想書いてるときは、毎回そういってる気がしますが・・。 お話は大正時代。雰囲気あってすごくヨイ。 というか、この漫画雰囲気系と私は思って読んでるんだけどどうなのでしょ。 すれ違ってすれ違って、すれ違った末に~というお話ですね←ワカリニクイ 好きなのに結局何…
yoshiaki
時は大正、全寮制の旧制高校に通う麻倉(受け 表紙左)と立花(攻め 表紙右)の、恋を貫いた生涯を描いた作品です。 時代物といっても堅苦しさはなく、カプ2人も、今どき風の細身で甘いマスク。 受けの麻倉は、ハーフという設定です。 この時代ならではのレトロモダンな雰囲気も出てるし、旧制高校の自由な気風も(モブながら褌姿も)ちらーりながら描写されていて、いい感じに大正浪漫が味わえます。 ただ、こ…
はうる
久々に、身震いしました。 とても素敵な物語に、絵がハマってて、こう言うのが読みたかった!と鳥肌。 クライマックスの一夜の表現がとても素敵で、苦しい恋慕の箍が一気に外れて、 報われた感に包まれて幸せでした~ なんなら、3巻くらいの内容でも良かったのになぁ、、、 もっと読んでいたいふたりでした。
ももいろさんご
表紙の薄い緑の儚さと、旧制高校生の恋という萌えポイントマックスな裏表紙の解説に、惹かれて手に取ったのですが、めちゃくちゃはまってしまいました。 主人公麻倉の純情で清廉な性格も、立花の社交的で誰にでも優しい性格もツボにはまり、この時代物としては珍しく、ほのぼのとした清涼感で終わっているのも嬉しかったです。物語の小道具でラムネとラムネ玉(ビー玉)が出てきますが、これがうまく使われていて、読ん…
雀影
この本1冊全部で1つのストーリー。 絵の端正な雰囲気と大正時代設定のストーリーは相性がとてもいい。 学生寮や遊廓のエピソードもこの時代設定だからこそ、他の時代や、ましてや現代を舞台にしたら、なかなかこんなには二人の関係を描けない。 いろいろな物に縛られた不自由な時代にあって、一時の自由を謳歌する学生時代。 お話に登場するキャラが絞ってあるところがいい。 お話に関わるのは立花と朝倉、朝…
上条当麻
ネタバレ有です。 麻倉は、立花と松本の打ち合わせにお茶をもってきます。 松本「麻倉 その手首どうした?」 麻倉「えっあ… いや…ちょっと」 松本「てっきり立花に何かされたのかと思ったよ」 麻倉「ー…あ」 松本「最悪だ」 立花「何でだ?」 松本「お前のせいで麻倉がどんどん変な道に…」 立花「…別に強要してないぞ 麻倉だって」 松本「黙れ変態野郎」 激しくやったわ…
snowblack
いたずら描きのような、あっさりというか 肩の力の抜けた線で描かれたペーパー。 (いや、これ違う漫画かと思いましたよ、絵があまりに違って……) 本編の最後に加えられた『餞』のエピソードのその後。 SMチックなことを致して、手首に跡がついた麻倉…… 打ち合わせに訪れた松本(かつての同級生にて、今編集さん)に どうしたのか?と問われて、狼狽える麻倉…… ああ、最悪だ〜 僕の大…
舞台は大正末〜、純粋な恋を貫いた二人の物語。 旧制高校、ハーフの華族の御曹司、幼馴染みとの許されざる恋、 大震災、別離、再会…… ラムネのビー玉のイメージも美しく、 主役二人の表情が切なく、 かそけき音がどこかから聞こえてくるような 好みの世界観の、雰囲気のある作品になっている。 ただ、神評価にできなかった惜しい点が二つ。 1つは、この生涯の恋を書くには、ちょっと書き足…