ゆき林檎さんのレビュー一覧

玉響 コミック

ゆき林檎 

手元に置いておきたい一冊

絵の雰囲気、表紙や帯のデザインに惹かれて購入しましたが、とてもよかったです。展開は王道と言ってしまえば王道ですが、無理のないストーリーと起承転結がしっかりとそろったよいものだったと思います。一冊で一つの話なので、展開が早いということもなく、二人の心情の変化をしっかりと味わえます。この作品は、他のものに比べてセリフのないコマ、絵のみで心情の変化を表す箇所が多かったように思います。モノローグなどで書か…

2

玉響 コミック

ゆき林檎 

玉響

後半、おもわず「「ナンデヤネン!」」と叫んでしまう。
もこデス(ノД`)・゜・。
展開は、まぁベタっちゃベタ。
この作家さんの感想書いてるときは、毎回そういってる気がしますが・・。

お話は大正時代。雰囲気あってすごくヨイ。
というか、この漫画雰囲気系と私は思って読んでるんだけどどうなのでしょ。
すれ違ってすれ違って、すれ違った末に~というお話ですね←ワカリニクイ
好きなのに結局何…

6

玉響 コミック

ゆき林檎 

玉響マジック、最強。

時は大正、全寮制の旧制高校に通う麻倉(受け 表紙左)と立花(攻め 表紙右)の、恋を貫いた生涯を描いた作品です。
時代物といっても堅苦しさはなく、カプ2人も、今どき風の細身で甘いマスク。
受けの麻倉は、ハーフという設定です。
この時代ならではのレトロモダンな雰囲気も出てるし、旧制高校の自由な気風も(モブながら褌姿も)ちらーりながら描写されていて、いい感じに大正浪漫が味わえます。

ただ、こ…

16

玉響 コミック

ゆき林檎 

神!

久々に、身震いしました。
とても素敵な物語に、絵がハマってて、こう言うのが読みたかった!と鳥肌。
クライマックスの一夜の表現がとても素敵で、苦しい恋慕の箍が一気に外れて、
報われた感に包まれて幸せでした~
なんなら、3巻くらいの内容でも良かったのになぁ、、、
もっと読んでいたいふたりでした。

4

玉響 コミック

ゆき林檎 

ノスタルジックな感傷に浸れる奇跡の作品

 表紙の薄い緑の儚さと、旧制高校生の恋という萌えポイントマックスな裏表紙の解説に、惹かれて手に取ったのですが、めちゃくちゃはまってしまいました。

 主人公麻倉の純情で清廉な性格も、立花の社交的で誰にでも優しい性格もツボにはまり、この時代物としては珍しく、ほのぼのとした清涼感で終わっているのも嬉しかったです。物語の小道具でラムネとラムネ玉(ビー玉)が出てきますが、これがうまく使われていて、読ん…

2

玉響 コミック

ゆき林檎 

帯がいいよね

この本1冊全部で1つのストーリー。
絵の端正な雰囲気と大正時代設定のストーリーは相性がとてもいい。
学生寮や遊廓のエピソードもこの時代設定だからこそ、他の時代や、ましてや現代を舞台にしたら、なかなかこんなには二人の関係を描けない。
いろいろな物に縛られた不自由な時代にあって、一時の自由を謳歌する学生時代。

お話に登場するキャラが絞ってあるところがいい。
お話に関わるのは立花と朝倉、朝…

3

玉響 出版社特製描き下ろしペーパー グッズ

なにがあったの?

ネタバレ有です。



麻倉は、立花と松本の打ち合わせにお茶をもってきます。
松本「麻倉 その手首どうした?」
麻倉「えっあ… いや…ちょっと」
松本「てっきり立花に何かされたのかと思ったよ」
麻倉「ー…あ」
松本「最悪だ」
立花「何でだ?」
松本「お前のせいで麻倉がどんどん変な道に…」
立花「…別に強要してないぞ 麻倉だって」
松本「黙れ変態野郎」

激しくやったわ…

1

玉響 出版社特製描き下ろしペーパー グッズ

テキトウな描線、ちょっとコミカル

いたずら描きのような、あっさりというか
肩の力の抜けた線で描かれたペーパー。
(いや、これ違う漫画かと思いましたよ、絵があまりに違って……)

本編の最後に加えられた『餞』のエピソードのその後。

SMチックなことを致して、手首に跡がついた麻倉……
打ち合わせに訪れた松本(かつての同級生にて、今編集さん)に
どうしたのか?と問われて、狼狽える麻倉……

ああ、最悪だ〜
僕の大…

1

玉響 コミック

ゆき林檎 

うつくしい音色の物語……

舞台は大正末〜、純粋な恋を貫いた二人の物語。

旧制高校、ハーフの華族の御曹司、幼馴染みとの許されざる恋、
大震災、別離、再会……
ラムネのビー玉のイメージも美しく、
主役二人の表情が切なく、
かそけき音がどこかから聞こえてくるような
好みの世界観の、雰囲気のある作品になっている。


ただ、神評価にできなかった惜しい点が二つ。
1つは、この生涯の恋を書くには、ちょっと書き足…

9

玉響 コミック

ゆき林檎 

玉響のように


まず、表紙の淡い色使いと、儚さを感じる絵、そしてタイトルに惹かれました。
読んでみると、絵は美しく、登場人物の憂いを帯びた顔に心を奪われました。
間の取り方が上手で、空気を感じるような、そんな気がしました。
すれ違い、ゆっくりと重なった心がまたすれ違う。
ふたりは本当に幸せになれるのか・・・
そんな気持ちで読んでいました。
立花に思いを寄せる女性、菊乃さんが登場するのですが、
菊…

4
PAGE TOP