ゆき林檎さんのレビュー一覧

マジックメールチョコレート コミック

ゆき林檎 

ゆき林檎さん見本帳

『玉響』読了後、読んでみようと思いながらそのままになっていたが
巷はValentine’s Dayで盛り上がっているので、
そうだ!と手に取りました。

なんといっても表紙が可愛い!
(裏表紙とつながっているので、広げてみましょう。)
中身も可愛いけれど、絵が表紙のクオリティに比べて
気になるといえば気になる部分もあるが、
抜くところと書き込むところがもう一息整理されると、魅力的な…

3

玉響 コミック

ゆき林檎 

匂いたつようなあでやかさ

漫画というものの本質はプロットだけではないのだなぁと思うのです。小説の本質がそうでないように。プロットに一ひねりも二ひねりもあり読者に息もつかせぬような優れた大衆小説家も、何の変哲もない文章、そしてストーリー進行の中から美が薫りたつような小説家もいる。漫画家もしかり。
ゆき先生は、少なくとも最近の傾向としては後者のほうの方向性に向かっていらっしゃるのかな、と思いました。そして実際、特に目新しい設…

8

玉響 コミック

ゆき林檎 

シンボル《ビー玉》の使い方が上手い

惜しい!
『ストーム』『旧制高校』『学生帽』『書生姿』『文豪』
ノスタルジックで硝子のように美しい――そんな大好きな大正浪漫なのに、主人公がウジウジした潔癖な乙女で好きになれない

後半はちょっと昼ドラっぽい
これこのまま別れて終わった方が神だったかも
少なくとも、他の男に酌をしながら稼いだ金で養ってくれた菊さんになんかフォローほしかったな
当然裏では菊さんに仕送りしてあげてるんだろ…

4

或る日 コミック

ゆき林檎 

「玉響」〜中略の中身〜

途中端折られた感が、とても惜しかった本編。
その合間を埋めるような素晴らしい同人誌だった。

薄い一冊に詰まった、立花の思い、麻倉の思い、
そして麻倉の父の思い、松本の思い……

実は体の弱い腹違いの兄がいました、設定は
ご都合主義でしかも説明調と思わなくもないのだけれど、
それでもそういう何かがないと物語はつながらない。

手を重ねながら語られる、可愛い初めての出会い、
そ…

5

玉響 コミック

ゆき林檎 

ひどく繊細なきらめきを帯びた作品

ドラマCD化されるということで、キャストさん買いでCDを買おうとおもっているので、予習のために買ってみました。

道を別った幼馴染が再開し、また違う道を行き、末にまためぐり合う物語。
再会に動揺するなんて、小さい時にも、名をつけてしまうには淡い想いがあったのでなかろうか。いろいろもだもだしてしまいました。
時代、家柄、時機…。
自分の意思・思惑の届かない力が働いて、なかなか思う通りに行き…

2

初恋は群青に溶ける コミック

ゆき林檎 

胸がキュゥンとしてしまう

どうしようもないこの空気感が好き*ノД`*)・゚・。
影をしょってて、他を寄せ付けない雰囲気が印象的な受。
クラスには一度も顔を出さない。
そんな受にであった攻との日常。
少しずつ近づいて、少しずつ雰囲気が和らいで。
そして少しずつ暴かれる過去。
抵抗しないのをいいことに集団で性的暴行・・・
攻の視点から見る受が好き。ちょっとずつ交わす言葉が増えて
照れたり微笑んだり。そら吸い寄せ…

2

玉響 コミック

ゆき林檎 

切なくそして、美しい

まず表紙がとてもきれいで書店ですぐ手にとりました(笑)
この作品でゆき林檎さんを知るきっかけになりました。
大正という時代設定も雰囲気も何もかもドストライクでした!
この時代では恋も自由にできなかったのだと改めて思いました。
「今でも好きだ」という想いが実を結び、またただのハッピーエンドではなく、立花・麻倉と結ばれることがなかった女性たちの想いも考えさせられる作品でした。
誰かが幸せにな…

1

玉響 コミック

ゆき林檎 

美しい話だが…

舞台は大正時代。全寮制の高校に通うことになった主人公・麻倉は幼馴染の立花と再会し、「俺はあの頃お前が好きだったんだ」という立花の告白で徐々に関係が変わっていくが、直後に起きた震災により想いが通じ合う前に離れ離れになってしまうというお話。

ゆき林檎さんの絵が美しく、なかなか成就されない儚いストーリーと非常にマッチしていてうっとりします。
エロに関しては終盤に入るまでほとんどありません。初めて…

6

玉響 コミック

ゆき林檎 

久しぶりに



久しぶりにBLで泣きました(笑)
電子書籍のサンプルで、絵が好みだったので購入。気に入って紙でも購入しました。


ラムネのビー玉が出てくる度、頭の中で映像化されるような美しく繊細な描写が素敵です。あらすじは既に多くの方が書かれているので省略しますが、切ないです。けど、ハッピーエンド。主役二人も自分の思いを何度も押し殺してきたし、女性を含め皆がハッピーエンドで終われたかといえばそう…

3

初恋は群青に溶ける コミック

ゆき林檎 

「こんな気持ち 空に溶けて消えてしまえ」

同級生に性的暴行を受けて留年した吉岡と、その事実を知りながら惹かれていくケンゴ。
いけないと分かっていながら気持ちが押さえられないはがゆさと葛藤が画面全体の爽やかさと相まって胸に響きました。
安藤の酷さはケンゴじゃなくても許せなくてやるせない。それでもいかにも好青年な球児のケンゴが吉岡に恋をして初々しく一生懸命に気持ちを伝えて上書きしようと歩み寄る姿にきゅんとさせられました。
同居する社会人…

3
PAGE TOP