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3/3(合計:29件)
椹野道流 夏目くも(くも)
茶鬼
アンティーク雑貨と喫茶のお店『くろねこ屋』 四季を通してのそこの人々の様子を描いた本作は、とんでもない出来事があるわけではないけれど、日々すぎていく日常のあれこれだけで充分に幸せが伝わってくる。 今回も、彼等の気持ちににんまりしてしまった。 一番目をひいたのは、厨房担当のアマリネと副店長のシロタエ。 店長のヒイラギがずっと学生の頃から好きだったのに、まるで顔を合わせればケンケっぽい仲の…
夏目くも(くも) 椹野道流
hiroe
先に小説版の方を読んで、気になって購入。 くろねこ屋とは、オーナーの趣味でやってるような洋館カフェ。 そこに出入りする日比歴神社の宮司・鹿郎×s酒屋の出戻り息子・大介のカップルや、くろねこ屋と地続きのオーナー宅(純日本風家屋)の庭を見学に来た悟史×出入り植木職人の一人・陽平のカップルなど、くろねこ屋を軸に様々な恋模様を描いた連作集。 恋人たちの日々のエピソードも、独特な雰囲気が感じられる…
marun
先に出ていた「くろねこ屋歳時記(クロニクル)」と時間的にも前後してリンクしてる、 コミックスではナズナさんが既にいたような気がするので、こちらの方が話としては 時間的には遡るような流れか、ある一定時間で同軸にシンクロしてるかも知れませんね。 それでも、この1冊で読んでも全然OKな内容だし、先のコミックスを読んでいると ああ、あのカプのことね、なんて思い出したりもします。 テンポも緩や…
葡萄瓜
掲載誌を開かず、一冊にまとまった状態になって 初めて目を通しました。 先に読んだコミック版の事については余り頭に 置かない様にして。 群像劇を紐解きながらジワリと深い所を粘っこく ならない様に淡々と掘り下げてゆく。 作中に『非日常空間の構成分子』なる言い回しが 出てきますが、ややもすれば心理描写にまで その理屈が適用されている作品の空気に、 戸惑う方もいるかも知れません。 …
ネタバレ
やっと椹野さんの小説のほうの『くろねこ屋歳時記』が出ました♪ 普段ユーモアだったりシリアスだったり痛かったりがどちらかというと好きな方なんですが、このゆる~い感じのとてもほのぼのしている『くろねこ屋』の雰囲気も大好きなのです。 それぞれのキャラクターの特徴と関係が魅力的です。 店主のネコヤナギさんがお茶を飲むために開いた、自ら海外で買い付けてくる雑貨と喫茶のお店”くろねこ屋” この小説は、…
牡丹燈篭
小説家の椹野道流先生と漫画家のくも先生のコラボ作品。くも先生作画のコミック「くろねこ屋歳時記」(第1話~第8話)・「How to love」・「引越しました」と、椹野先生筆の小説「おかわりはいかがですか?」が収録されています。 物語の舞台は喫茶店くろねこ屋。お客や庭師、店員など様々な事情でくろねこ屋に集う人々の恋物語が連作形式で描かれます。 第1話~第3話と「How to love」は…
この作品、Cannaが創刊されたとき、一番始めはくろねこ屋店長とヒイラギ君の出会いや周囲の人々の話が椹野さんの小説・くもさんの挿絵で2話ほど掲載されて、それからくもさんの漫画へといったのですよね。 椹野さんの小説も同時発売になればよかったのに、、とちょっとそれが惜しいです。 さて、こちらの漫画はその主人が好きなときにお茶が飲みたいという趣味で開いている喫茶店(?)くろねこ屋に来る客、くろね…
この手の作品にはそんなに極端な好き嫌いはないのではと思わせるような、 のんびり時間が過ぎて行くような雰囲気のある作品でした。 どこかノスタルジーを感じさせるイラストにストーリー構成で、 ドキドキハラハラはしないけれど、読み込むほどにいい味出してると感じます。 くろねこ屋と言う、カフェに通うお客た、出入りの庭師たちの恋物語なのですが、 アップダウンは少ないけれど、素朴な感じで優しさが全…
便宜上前半に登場するカップルに焦点を当てる 情報登録となりましたが、この作品には確認出来る限り 合計で5組のカップルが登場します。 「くろねこ屋」はその彼等の行き交う交差点だと 了解して戴ければよろしいかと。 さてこの中に登場する人々ってのは余りすんなりとした 恋愛はしておられません。基本的に皆さん不器用な人々です。 上手くやってのけている筈の人もどこかでか不器用加減を 露呈…