花小蒔朔衣さんのレビュー一覧

近すぎて、遠い 小説

椎崎夕  花小蒔朔衣 

過保護攻め

主人公の和は、事故で脚を悪くした上、姉の旦那と揉め事を起こし、今は遠縁の理史に引き取られて一緒に暮らしています。
一回りも歳が違う歳の差もの。
体にハンデがある事もあって、理史が和を過剰に甘やかしています。
受けが年上の攻めに甘やかされるお話が大好きな自分にはこの設定だけで十分楽しめました。

ただ、確かにいい歳の男に対してちょっと過剰には見えます。
和は小さいころから理史が好きですが…

3

お兄ちゃんのお嫁入り 小説

間之あまの  花小蒔朔衣 

男前兄貴と甘いお菓子

間之先生の作品らしく安定の甘々ですが、今作は攻めが王子様キャラじゃなく、男臭い格好良さを兼ね備えていて面白かったです。
個人的には最近の作品の中では一番の攻めキャラ。
いつもは「こんなヤツいないよー」と突き放して見るところもあるけれど、この作品の八束に限って言えば、現実にこんな男いて欲しいと思わず嘆息しました。

彼の格好良さを挙げると・・
◆190近い長身・男前。なのに、ダークスーツが…

5

近すぎて、届かない 小説

椎崎夕  花小蒔朔衣 

おもしろかったです

椎崎夕さんの本は、なぜか他のBLと違って読むのに時間がかかります。萌え以外の要素が多いからでしょうか。

前作は、ほんと膝が痛そうで!!! 今回は、その膝を抱えつつどう働くかってことで悩んでいます。まぁ、実際夫婦で働いてて、ヨメは夫の権力を笠に着て働かないっていうのもあるよなぁーと思いました。そうはなりたくないのよね、和くんは。

個人的には進藤さんが好きでした。攻の理史はあんまり好きじゃ…

5

狼さんはリミット寸前 小説

神香うらら  花小蒔朔衣 

狼さんとうさぎさん

これはイイ!萌えました!!いやぁ…むっつりスケベって素晴らしいですね。死語だけど。これは是非とも続編を読んでみたいです。花小蒔朔衣さんのイラストもキュートでした。

主人公の雄大は弁護士で、仕事に誠実に取り組む好青年です。もちろん彼が狼さんなわけですが、狼さんは八年ぶりに再会した初恋の相手・歩(うさぎさん)の事が好き過ぎて、妄想と苦い思い出とドリームと自慰で暴発しそうになったり悶々としたり鼻の…

4

近すぎて、届かない 小説

椎崎夕  花小蒔朔衣 

正直、冷たい気分に……

序盤で、随分と説明調だなぁ……と思っていたところ
「近すぎて、遠い」の続編だとのこと。
といことで、説明されているので前作を読んでいなくても
内容は分かると思います。

受の和(なぎ)は事故の後遺症で片足が不自由。
不幸な経緯もあって、又従兄の理史と同居するようになり
そして二人は恋人同士に……というところまでが前作。

本作ではすでに両思いになっているところから話が始まるが

4

近すぎて、届かない 小説

椎崎夕  花小蒔朔衣 

甘やかされて羨ましいけどね

「近すぎて、遠い」の続編です。
前作で、しっかりと恋人同士になった二人の1年後のお話です。

又従兄弟で、恋人の理史(攻)の会社でバイトをしている和(受)は、新店舗で、バイトをすることになるが、和と理史との今迄の関係を理解していないスタッフや、新店長の進藤にも、和が理史の特別扱いで、甘やかされていると言われ…というお話です。

和の事を嫌うスタッフから教えられた事を鵜呑みにした進藤は、始…

8

湯の町茜谷便り 小説

砂原糖子  花小蒔朔衣 

温泉へ行きたくな~る

温泉に行きたい季節になりましたね。
表紙の二人みたいに、足湯で良いからゆっくり入りたくなります。

出版社の取材で茜谷を訪れている穂積は、実は人見知りなので取材がちょっと下手。
色々過去があるようで、とてもナイーブな青年です。
そして、ちょっと変わった初恋をずっと引きずっています。
茜谷の取材を歓迎して穂積を無料で宿泊させてくれている、あけ川荘の女将である朱川。
もちろんこのお話はB…

5

近すぎて、届かない 小説

椎崎夕  花小蒔朔衣 

続編もダウナーな展開

「近すぎて、遠い」の続編。
シリアスな展開を経てラブラブ甘々に終わった前巻ですが、今回は今回でなかなか重たい展開でした。

又従兄弟の理史(攻め)と前巻で恋人になった、大学生の和(受け)。
理史の経営するダイニングバーでバイトする和ですが、新店舗の店長の頼みで、しばらく彼の店を手伝うことに。
そこで他の従業員に嫌がらせを受け…という展開。

以前にもまして和を甘やかす理史のデレっぷり…

9

王様と幸福の青い鳥 小説

六青みつみ  花小蒔朔衣 

涙無くては読めません。

健気受けが好きだという訳ではないのですが、またまた六青みつみさんの書かれる健気な主人公に私の涙腺が緩みっ放しになってしまいました。

始めのうちは、イリリア(受)のあまりにも頭の緩い子供子供した様子が話を盛り下げて入り込めなかったのですが、
自分の命を助けてくれた王様の為だけに、自分の存在がただの利用価値がある為の演技による優しさだとしても
一途に自分の命に代えてレグリウス(攻)を守ろうと…

4

花婿さん、お借りします 小説

和泉桂  花小蒔朔衣 

どこで萌えればいいのやら

最近スランプで、本が売れていない純文学作家の受けは、担当編集から「BL小説を書くように」と通告される。BLなんて書けない、と泣きつくも聞き入れてもらえず、仕方なく友人が社長を務める人材派遣会社から花婿をレンタルし、執筆の参考にすることに。しかしその話が担当編集に伝わり、花婿との生活を10日間密着で撮影し、ネット配信することになってしまい…。

面白そうな設定だと思ったのですが、なんか受け攻め2…

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