花小蒔朔衣さんのレビュー一覧

ダメ博士とそばかすくん 小説

間之あまの  花小蒔朔衣 

ダメ博士のダメ人間ぶりが笑える


「おとなりの野獣さん」のスピンオフ。
「お兄ちゃんのお嫁入」から続くシリーズ6冊目。とはいえ、お話自体はこれ単体で十分読めます。
「おとなりの野獣さん」のカップルが少し登場するので、後からでも読むと楽しいと思います。

大学生の実里(受け)は図らずも事故に巻き込んでしまい利き腕を捻挫してしまった同じ大学の准教授で天文物理学者・千堂(攻め)を手伝うため千堂の家に泊まり込みでヘルパーをする…

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ダメ博士とそばかすくん 小説

間之あまの  花小蒔朔衣 

書名通りの「ダメ博士」

書名にも「ダメ博士」とあるように攻めの千堂が本当にダメ人間すぎる!そのダメ人間に対して、決して相手をバカにする訳でも無く諭すように育て上げていく実里は好印象です。はっきりとした物言いが、相手の為になる事なので不快になる事もないです。

千堂も最初は実里に対して「便利」など機械に対しての扱いのような言葉を発していたけど、一緒にいるうちに感謝の言葉を言うようになるし、実里に自分の手伝いのせいで徹夜…

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ダメ博士とそばかすくん 小説

間之あまの  花小蒔朔衣 

間之先生のお話で一番笑った

表紙で「これは わんこだ」と思いましたが案の定わんこでした。
受けさんは、野獣さんに登場してお爺ちゃんと漫才してましたが
今回は攻め受けの掛け合いで、とても面白かったです。
今まで読んだ間之先生のお話の中で一番笑いました。
なんだけど、途中で読み疲れてしまって、後半はやや失速。
前半神+後半萌 で萌2という印象です。
本編300Pほど+攻め視点のショート11Pほど
(ショートに花小蒔…

5

ダメ博士とそばかすくん 小説

間之あまの  花小蒔朔衣 

バラ売り不可‼

甘さに定評のある間之先生ですが、今回もめちゃくちゃ甘かったです。ただし、今回はカラッとした明るい甘さ。いつもが洋菓子系の濃厚な甘さなら、今回はフルーツのような爽やかで太陽の匂いがしそうな感じでしょうか。なんと言うか、元気の出るビタミンBL?
駄目だ。上手い事言おうと思ったのに、全然上手くいかず・・・(;^_^A
とにかく、すごくすごく良かったです。個人的に、間之作品の中で1、2位を争う程好みで…

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花丸漫画 高倉さんのお気に入り コミック

花小蒔朔衣 

ほわほわ天然系の二人

小説の挿絵でいつも拝見している大好きな先生。
ウェブ・マガジン花丸漫画に少しずつコミックを描かれていて
今(6)まで来ました。
表紙の二人の雰囲気のまんま、くすくす ほのぼの やんわり甘いお話です。
色艶部分は少ないので、そういうのを求めている時は別の機会にどうぞ。

お話は、攻めの勤めるギャラリーにある画家の絵を求めにきた受けに
出会うところから始まります。
二人とも社会人5年目…

1

お兄ちゃんのお嫁入り 小説

間之あまの  花小蒔朔衣 

愛でたくなる三兄弟

一連のシリーズに所々登場する八束三兄弟。
今作はその三兄弟の長男・理緒のお話です。

子供達に占有屋させるわ子供放置するわ、理緒達の父ちゃんのダメっぷりは呆れるしかないんですが、あれで元エリートだ…と…!?
ダメ父に振り回されながらも、妹弟を守ろうとする理緒が健気すぎでした(;ω;)

ダメ父と対照的に、攻めの八束は神ですか?と問いたくなるような良い男です。
ある意味被害者なのに、理…

2

愛とは美味なるものである 小説

野原滋  花小蒔朔衣 

独りぼっちの切なさが身にしみた

電子書籍で読了。挿絵なし。表紙イラストはとても綺麗なので残念。

前半は、神職(もどき?なのかな)の伶くんが覚悟を決める前に召喚してしまった『淫魔をかたる魔王』との、田舎暮らしほのぼのストーリーなのですが、途中からお話は大展開いたします。
確かにね。「学校にも行かず神社で一人暮らす18歳って、なんか事情があるよね」とは思いましたが、そんな事情があったのか……

この伶くんの孤独に思いを馳…

2

愛とは美味なるものである 小説

野原滋  花小蒔朔衣 

色々いて色々あるから人間は面白い~

どうしようかなとぐだぐだ悩んでいたら、他のレビューアの方が書かれた
「よかろう」に大爆笑したので購入~ 
傍若無人な魔王様がとっても可愛く嬉しかったです。
書き下ろし250Pほどの本編のみでショートなし。
(ショートほしい・・電子も買おうかな)
地雷はあまり思いつかず、登場人物もとっても少ないです。
ほぼ攻め受け二人のみといっていいのでは。
(一応悪党はいるけど、出番が少ない)

1

愛とは美味なるものである 小説

野原滋  花小蒔朔衣 

ほのぼの

"淫魔"とあったのでエロエロか…?と思って読んだらそんなことはなく
はじめにちょろっとお触り程度で、本番は最後に1回。
魔王と世捨て人が人間らしくなっていくお話でした。

基本的にコミカルなトーンで所々クスッとさせられました。
思わずツッコんだのが、伶が生き絶えそうな場面。
マオの発言に驚いた伶の、"伶は死ぬのも忘れて目を見開いた"という描写。

6

愛とは美味なるものである 小説

野原滋  花小蒔朔衣 

淫魔の正体は魔王様でした

訳あって1人神社で暮らしている18歳の受け。ある日、宝物庫で淫魔を封じているという壺を見つけます。淫魔というなまめかしい響きに受けが心ウキウキしていると、突然封印が解けてしまいました。でも中から出てきたのは不遜な褐色肌の男で…という話。


妖艶なお姉さんが出てくるかと思ったら、出てきた魔物は傲岸不遜。それもそのはず、受けが封印を解いてしまったのは淫魔ではなく魔王様でした。
魔王は封印が解…

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