斎賀時人さんのレビュー一覧

毒を喰らわば皿まで 小説

十河  斎賀時人 

面白い悪漢小説

小説投稿サイトって凄いなぁ。
この間読んだのは『ほら話』で今回は『ピカレスク』だ、百花繚乱。

主人公は『気がついたら前世で良く知っているゲーム世界の悪役になっていた』のですけれど、こういう場合、得てして前世のキャラクターである凡人に戻ってあたふたすることが多いと思うんです。
でもこのお話は違うのね。
別に現代日本っぽい前世でも悪人だったわけじゃないんですが、動じず、記憶にあるゲーム攻略…

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毒を喰らわば皿まで 小説

十河  斎賀時人 

マジでこれは面白い

ムーンライトで知って読んでいたのですが書籍の方も購入しました。

マジで面白いです。
BLの異世界転生モノでここまで重厚なストーリーなかなか読めないです。
物語の運びに全て納得できます。
残酷ですし主人公に慈悲はないですが、彼の感情にも納得がいきますしそこがむしろ魅力というか…その暗い魅力にずぶずぶ攻めと共にハマっていくので、攻めにも感情移入できます…。
カップリングもいくつか出てくる…

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毒を喰らわば皿まで 小説

十河  斎賀時人 

刺さる人にはぶっ刺さる

今までで1番性癖にぶっ刺さりました
よくある悪役転生更生ものとは違い、転生しても主人公が最後まで悪役を貫徹している所が素晴らしい。定番物にマンネリを感じている方にピッタリかも?
ストーリーもテンポがよく、無駄な所がなく飽きさせない。また文体も美しく、引き込まれます。逆に言えばかなり詰め込まれているので追いつくのに少し大変かもしれません。
結構ストーリー重視かな?でもBL要素が浮いているという…

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恋と気づいたときから 小説

今井茶環  斎賀時人 

心の機微に疎い美しい人を心配する想い人

7年越しに意思疎通できた恋。ヒロインが鈍感すぎて、面白い。
千尋は無口で無愛想、色気がある美人、でも自分の魅力に無関心。
寿鷹は人懐こくて気さくな人気者 実家はヤクザで組の後継者 

卒業式の日、いきなり藤堂寿鷹から別れを告げられる壬生千尋。
「もう会わない じゃあな元気で」
心の機微に疎い千尋が、別れて7年目に「もう会わない」と言った想い人の真意を知る。でも機微に鈍感な性格は治らない…

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恋と気づいたときから 小説

今井茶環  斎賀時人 

ガックリ

表紙イラストが好みで、こちらを読みたくて前もって過去作品を読んでみましたが、その作品ではキャラ萌えできず合わないのかな?と挫けそうになりました。作家様の最新作(現時点)なのでちょっと期待して読んでみた結果、やっぱり合わないと思いました。すみません。

ヤクザものです。裏社会系も好きなジャンルなのですが、凄惨さや不穏なトーンはあまり強くないです。

受けの身に危険が及んでも絶対に大丈夫だろう…

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西荻窪・深山古書店の奇書 小説

穂村すずめ  斎賀時人 

ともだちを作るまでの(BLと言うより児童文学っぽい)

初読み作家さん。これが商業初作品なのかしら?
タイトルと扉絵に惹かれて(だって西荻の古書店だよ、帽子に和装に白髪だよ)購入。

いや「面白かったか?」と聞かれれば面白かったんですけれどもね。
ただ、これがいわゆる「BLなのか?」と聞かれれば「そうだよん」とは言いづらいんですよ。それは『エロなし』&『攻め受けなし』だからというだけじゃないと思うのですね。

穂村さんは著者紹介の部分に「メ…

2

恋と気づいたときから 小説

今井茶環  斎賀時人 

受け様が可愛かったです

こちらの作家様、初読みです。
わりにスラスラ読めました。
表紙が好みだったので手に取りました。

主人公の千尋は念願叶ってバーを経営しています。開店前に店の入り口にゴミをぶちまけられるという嫌がらせにあっています。それだけに収まらず、ガラの悪いチンピラに店に来られて更なる嫌がらせをされているところを、攻めの寿鷹に助けられます。実はこの二人、全寮制の高校の同級生で同室で、セフレでもあった。

4

蛍の恋 小説

柚槙ゆみ  斎賀時人 

受けがとにかく嫌いだ!

うん、受けが嫌です。
すごく自分勝手なんです。


片想いの親友善吉に玉砕覚悟で告白した蛍。
案の定振られてしまった蛍でしたが、善吉との関係は揺るぎません。
ある日、路地裏で揉めているところを大学生の宮原に助けられてーー…

蛍は善吉への告白の際、ほんの少しの期待を抱いています。
結局振られてしまうのですが、善吉は親友のままでいたいといいます。
うーん……これって、善吉もいい人…

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