笹原亜美さんのレビュー一覧

福引で当たったので異世界に移住し、恋をしました ~手を繋いで~ 小説

花柄  笹原亜美 

続きものですのでご注意下さい!

タイトル通りの内容です。 
主人公・シノブの生活環境や日常、心情などが事細かに表されており、そのぶん非常にボリューミーな一冊になっています。

サラッと流されているシノブの両親が奔放すぎて酷い(・・;)
高校卒業と同時に仕送りを切られて生活がままならなくなったシノブは、福引の景品である異世界への移住を決心します。

異世界では何もかもが大きく、18歳のシノブは子どもに間違われてばかり。…

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福引で当たったので異世界に移住し、恋をしました ~手を繋いで~ 小説

花柄  笹原亜美 

異世界での、のんびりほのぼのスローライフです

タイトル通り、福引きで異世界移住権を当てた主人公の、異世界でののんびりほのぼのスローライフです。
今作だけでは完結していないので、ご注意下さい。

まずこちら、異世界へのゲートが発見され、気軽に異世界旅行なんかが楽しまれている時代と言う設定。
で、両親は行方不明、可愛がってくれた祖父母もすでに亡くなり、更に高校卒業後の就職に失敗して、生活に困っているのが主人公・忍。
福引きで「異世界移住…

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双頭の鷹と砂漠の至宝 小説

ふゆの仁子  笹原亜美 

表紙の絵が綺麗

表紙の絵が綺麗で双子のアラブ王との複数ものかな?と思い買いました。

読んでみると、双子ではなく殿下と殿下の影武者という設定で、攻めがお互いを大切に思っているので、攻め2人が一心同体ということでした。

受けは取引先の社長である攻めとすぐに寝てしまう程、尻軽で性に奔放ですが、経験豊富な攻めが一目で気にいるくらいの美人のようです。

至宝というのは受けの名前で、実は受けが特別な生い立ちと…

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双頭の鷹と砂漠の至宝 小説

ふゆの仁子  笹原亜美 

アラブ物BLは"ぶっ飛んでてなんぼ"かな?

「アラブものBL」にリアリティを求めるものではない……のは分かりますが、いろいろ突っ込みたくて仕方なくなる一冊でした。
なんと言いますか、荒唐無稽な展開にするなら、荒唐無稽さを自然に受け入れられるような設定を用意してほしいですね。妙に現実的なサラリーマン設定から始まるもので、不自然なところが目についてしまうように思います。
例えば、いくらパーティーに招かれているとはいえ、仕事で訪れている外国の…

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双頭の鷹と砂漠の至宝 小説

ふゆの仁子  笹原亜美 

アラブの特殊な三角関係モノ

あらすじ:
仕事で中東の小国ヘイダルにやって来た、大手ゼネコン社員・至宝(受け)。
ある夜、ホテルのプールで民族衣装で顔を覆った男と一夜を共にする。
後日、ファティ(攻め)とアリーム(攻め)という二人の王族に出会い…。

まず「至宝」という受けの名前のセンスに驚き。それがそのままタイトルになっているのもコテコテ過ぎてちょっと引いてしまいました(;´д`)

そして、いくらゲイで、酔っ…

6

もうこれ以上、愛せない 小説

牧山とも  笹原亜美 

丁寧敬語攻め

大学生のときに恋人を亡くし、大事な人をつくることに臆病になっている穂波。そのうえ、同性と付き合っていたことがばれて親から勘当されています。

お相手は従兄弟に紹介された有名パティシエの加地。
物腰が柔らかく敬語の攻めです。
この人が穂波に好意があるのはわかりやすいのですが、どうにも前半は亡くした恋人とのエピソードがしっかりしていた分、気持ちをそっちに持って行かれて、加地と穂波の恋愛ものとい…

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カフェと子猫とロマンス 小説

牧山とも  笹原亜美 

溺愛紳士攻め

前作品「もうこれ以上、愛せない」のスピンオフ作品です
これ単品だと前作品カップルがけっこう絡んでくるので
あの2人はなんなんだろう??と気になりますよw

今回の受け様は前作品の攻め様の働いているお店のアルバイト君です
攻め様はそのお店のオーナーさんで前作品にも
かなり登場してくれる方でした

受け様は見た目可愛い系で健気でもありますが
けっこうな所で男らしさも発揮してくれます

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もうこれ以上、愛せない 小説

牧山とも  笹原亜美 

不幸受け

(本編より)
「ずっとそばにいるつもりだったのに、期間限定でごめんな」
この言葉で私、号泣 つД`)

受け様は親からは疎まれ、初めてできた恋人にも先立たれ
自分が愛したり欲した人間は手に入れられないし
今後、自分の手から離れるようならもう耐えられないと
一生独り身で静かに暮らしていましたが、
先立たれた恋人から「幸せになれ」と遺言の様に言われ
それを胸に静かに暮らしている方です…

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もうこれ以上、愛せない 小説

牧山とも  笹原亜美 

死んだら後を追って欲しいっ!!

牧山先生のシリアス作品、たまに忘れていた頃にぽん!って感じで出てきます。
恋人を病気で亡くし、自分の分まで生きて幸せになって欲しいと言い残した元彼。
亡くなる寸前にまた、逢いに来ると言ったのに、果たせなかった約束。
だから、最後に元彼と約束した幸せになる事だけは諦めないで約束を果たせるように
ひたすら生きる受け様。
そして、そんな健気な受け様に対する心無い家族、父親がかなりいっちゃってま…

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もうこれ以上、愛せない 小説

牧山とも  笹原亜美 

愛されることって大切なのです

父親に愛されず、かつて愛した人は病気により他界し、愛し愛される事に怯えきった受けの千明が
攻めの加地や従弟に見守られながら愛する事に前向きになっていくストーリー。

牧山先生の物語はほとんど、受けと攻めの視点が交互に進んでいくイメージがあるんですけど
これは全部受け視点です。
なので加地と結ばれるまでは終始重い雰囲気が漂っています。
家族との不和、恋人との死別、加地に対する恋情への諦観…

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