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2/3(合計:29件)
名取いさと
悠暁
ネタバレ
年の差、先生×生徒の設定が好みではないので最初は趣味じゃないなあ、と思いながら読んでいました。ところがFlutter of Butterflies 3話以降、松浦の境遇や牧の本性が明らかになり、ストーリーに引き込まれていきました。 作品全体を一貫するほの暗さに対して、浜部の一見場違いなアホっぽさ、そして随所で常識人ぶりを発揮していいとこを持っていく真澄。非常にうまくバランスが取れているので「重い…
AshNY
大好きな作品です。 ただこの作家さんのを読みたいなぁという動機だけで手に取りまして、 読み始めは、正直絵が好みじゃないなぁ〜、可愛い子♪って感じの高邦が好きになれないかもって思いましたが、 全然そんな事ありませんでした。 大学の先輩後輩の間柄の2人。 先輩である高邦は根が素直で、自分の気持ちがストレートに外に出せる人。ノンケです。 一方後輩である岳はゲイを自覚してるし、自分の気持ち…
bonny
高校の剣道部を舞台にした『日陰蝶』の続編。顧問の牧を慕う松浦が、望み通り彼に抱いてもらうところから物語が始まります。 松浦には身体だけの関係を強要され続けている永田という男がいる。実は永田と牧はただならぬ関係にある二人だった…。 前作で、目隠しをされた松浦と永田との行為を牧が側で見ているだけという倒錯的なシーンがあるのですが、永田と牧の関係が明らかにされることによってその意味が生きてき…
『日陰蝶』には『ひらひらおちる』という続編があり、併せて読まないと不完全燃焼で終わってしまいます。トーンはシリアス目で重たく感じる場面もありますが、全体を通して読むと作家さまの同性愛への深い洞察と、登場人物それぞれの巧みな心理描写に唸らされることしきりでした。 舞台は高校の弱小剣道部。強豪校から転入して来た松浦に、顧問の牧が目を掛ける所から物語は始まる。松浦は牧に師として、また男としての憧れ…
雀影
これだけの厚さ(約230P)、一つのカップルのお話なのでじっくり。 最初のエピソード「迷道ウォーカー」で高邦がいきなりの地雷キャラ発動したので、どうしたもんかなと思いつつ読み進めた。 まあ、その後、なんやかんやとあって、ちゃんと気持ちを確かめ合って、お付き合いするようになって(「呼ばれた迷路のまんなかで」)からの「つないだ両手がはなれたら」、 ここで、また、違うタイプの地雷ツボキャラ登場、、…
タイトル、当然といえば当然なんですが、、、 この本が出てから、続編の「ひらひらおちる」が出るまで約1年半。 なんとなく、この「日陰蝶」は読んであると思いこんで「ひらひら~」を読んだが、「……あれ?」 結局、あらためて購入して読んでみたら、やっぱり読んだ記憶がない。 家の中、探してもないわけだ。 で、この2冊を通してあらためて読み直すと、ちゃんと意味が通じた。 牧と永田、永田と松浦、そし…
前作「日陰蝶」の続きで、結末。 この「ひらひら~」のあらすじを読んだ感じ、「日陰蝶」の方も多分読んだような気がしてとりあえず購入。 結果、前作を既読かどうか、かなり微妙。 この本、完全に「日陰蝶」の続きの内容なので、ちゃんと「日陰蝶」を読み返してから、その続きとして読まないと内容が掴みきれない。 しかし、いきなりこれから読んでも、「日陰蝶」で描かれているはずの松浦と永田、そして牧との関…
弥夜
結構ドロドロな三角関係なお話でした。「日陰蝶」の時は こんなふうになるとは思わなかったですが満足な展開でした。 個人的に永田に求められて先生がバックバージン許す、という 展開に自分でもビックリするくらい萌えたんです(笑) 松浦を守る為にという交渉に最初「えぇ⁉牧先生…受け⁉」 となったんですが…結果、これがなかなかよかった! (先生いい顔するな)とか(受け、合ってるんじゃない?…
東雲月虹
『日陰蝶』の続きが読めるなんて…!!! 私にとって前作がとても衝撃的だったので 本当に嬉しいです!!!! 表紙が作中のワンシーンというのも珍しくて 松浦の涙が哀しみだけではない美しさがあるのです。 松浦が牧先生の部屋へ訪れた後からのすぐの続きで 先生は言葉とは裏腹に優しく抱いてくれます……。 ますます先生を好きになってしまった松浦がいじらしくて 可愛いと思ってしまいながらも …
だらむし
表紙に描かれた、くたびれたおじさまとキツネっぽさのある男の子ふたりの図からただならぬイケナイ雰囲気を嗅ぎ取りました。 また帯に書かれている「超不道徳的群像劇」の一文にも惹かれたのです。群像劇も好きですし、このいかにもイケナイ関係漂うふたりに『超不道徳』とは! たやすく乱れるようには見えないけれど、不道徳とは!! と心が爛々いたしました。 …が。ただイケナイだけのそんな甘っちょろい世界じゃあ…