森原八鹿さんのレビュー一覧

両手いっぱいの恋 小説

安曇ひかる  森原八鹿 

ぐっとくる作品でした

シングルファザー攻めの歳の差ということで
想像していた通りの部分もありましたが・・・ぐっときました!

シングルファザー専用のシェアハウスにて
攻め様は息子と受け様は父親と住んでいて
受け様は攻め様の息子を弟の様に思い一緒に生活していたわけですが

出会いは受け様が中学3年からで長いスパンの片思いから始まるのですが
これがまた けっこうなすれ違いだし
お互いの勘違いもあり、気持ち…

8

泣きっ面にキス 小説

野原滋  森原八鹿 

挿絵が……

三十路半ばの屁理屈男が、一回り以上年下の、のんびり美大生に骨抜きにされていく話です。
攻がべろっべろに甘やかしまくるんですが、受にも一応過去のトラウマ的なものもあって、ただののんびりさんとは違います。
絵を描き始めると、取り憑かれたようになって日常生活もままならなくなってしまう受を、甲斐甲斐しく餌付けする攻が、なんとまぁ……にやにや、という感じ。

内容も野原さんらしく、お涙頂戴がしっかり…

2

執着社長の初恋 小説

吉田ナツ  森原八鹿 

「社長」じゃなくても良いかも…

吉田ナツさんの新作、
アマアマな表紙に腰が引けて、しばらく遠巻きに様子を伺っていましたが、
読ませて頂ける機会に恵まれ…夢中になって数時間で完読しました!

面白かった~(≧∇≦)!
タイトルから、クールなスーパー攻め様を想像していましたが、
実際にはハートフルな同級生もので、いい意味で裏切られました。

しがない立体造形作家の香西(受け)は、
ボケ発言連発の、ほんわか天然チャン…

7

執着社長の初恋 小説

吉田ナツ  森原八鹿 

キュンキュン☆スイートラブ

表紙から漂う雰囲気を決して裏切らない優しさに満ち溢れたスイートラブに
気付けばすっかり魅了されて、ひたすらキュンキュンしっ放しでした。
コミカル調な作品ではありますが、要所要所に盛り込まれた可憐な恋の甘酸っぱさやもどかしさ、降り積もっていくような愛情の深さを感じてキュンとしたり癒されたり、恋の素晴らしさがとてもよく伝わってくる作品です。
そんな魅力的なストーリーを更に彩っていく個性豊かな登場…

7

恋の使者はかぐや皇子さま 小説

chi-co  森原八鹿 

まさしくBL版かぐや姫そのままでした。

新刊チェックでBL版かぐや姫がどんな作品になっているのか気になり、
特典ペーパー付きということで、いつものお店で予約し購入しました。

攻めの竹内くんと、成長した受けの皇子の身長差が気になりました。
190センチ超えの竹内くんと160センチの皇子が並んだ姿が
挿絵でも無かったということもあり、あまり想像できませんでした。

竹内くんの、皇子への保護者としての愛情はとても伝わってきまし…

0

執着社長の初恋 小説

吉田ナツ  森原八鹿 

甘やかしたい男

吉田ナツさん、お久しぶりです!!
切ない系をお書きになったらきゅんきゅん間違いなし!と思っていたら
今回は冒頭からコミカルで楽しかったです☆

香西は売れない立体造形作家で、
一般人には理解しがたい作品ばかり作っています。
クソ暑いさなか、鉄を溶接する様はたぶんかなり異質かと…w
でも、見た目はとても中性的で綺麗な男で、
小学校から付き合いのある道本が惚れ続けているのです。
道本…

7

不機嫌なデンティスト 小説

いおかいつき  森原八鹿 

副作用の建設的対処法

ヤクザの組長候補×美人歯科医。
といっても、攻めの赤目は気さくな兄ちゃんでまずヤクザには見えない。
なにかと派手になりそうなヤクザ絡みの話をさらりと抑えてある。

この話については蒼が持っている特殊能力を使った後の副作用絡みで何か事件があるのか、知らないうちに赤目に惹かれていっている様子を追うのか、何を一番に期待して読めばいいのかってのが掴めないまま読み進めていた。
終盤に一気に萌え展開…

1

銀の魔物の契り 小説

初津輪  森原八鹿 

魔物臭さが薄いです

魔物と人間との異種族ラブで雰囲気的には中華王朝系な気がしました。
まるで桃源郷のような山で暮らす魔物は人間と同じように田畑を耕し穏やかに暮らし
その山の主が魔物で受けになる銀芳。

銀芳は父親を人間に殺され母親も後を追うように亡くなり若くして山の主になっている。
たまに人間が山に入り込み作物を盗む時に銀芳の叔父は人間の生気を吸い付くし
殺してしまうが、銀芳は魔物人間の区別なく殺生をする…

3

泣きっ面にキス 小説

野原滋  森原八鹿 

諒一の描き方にちょっと不満

野原さんの初読み作品でした。

受けの翠は幼い頃に両親と妹を事故でなくし、姉とふたり暮らしの美大生。
その事故で心に傷を抱えているのですが、誰にも打ち明けられず苦しんでいます。

攻めの諒一は翠の姉の婚約者の兄。
こちらも兄弟ふたりで、弟をまるで父親のように見守ってきた独身のリーマン。
体面を重んじ融通のきかない性格のため、親戚の手前上、式は盛大にさせたいと考える頑固者。

翠が…

5

彼は彼の唇に抗えない 小説

義月粧子  森原八鹿 

過去と仕事と恋愛のバランスがよかった作品

義月さんらしい、逆境に耐え頑張る主人公、過去のこだわりとすれ違い、ちょっと酷い攻め、そんなものがお仕事ガッツリの中に展開されるいいお話だったように思います。
今回は、主人公と共に一緒に切なく辛くなったり、頑張れって思ったり、結構感情移入しちゃいました。

中堅の広告代理店に勤める瑞季が参加した大手企業のコンペで再会したのは高校時代の部活の先輩で、自分を可愛がってくれて慕っていたものの、周囲か…

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