森原八鹿さんのレビュー一覧

孤高の陛下の至宝の寵姫 小説

貫井ひつじ  森原八鹿 

不器用な愛情に萌えまくりですよ!

心に傷を抱えた孤独な王と、兄に疎まれ未来の無い檻同然の後宮に放り込まれた青年。
そんな二人が偶然出逢い、傷を癒して幸せを掴む。
そんな、とても優しいお話でした。

ただこれ、タイトルや表紙から甘くて可愛いお話を想像すると、結構シリアス寄りと言うか、重めなんですよね。
それなりに甘いシーンもあったりするんですけど、なんせ物静かな主人公が思い悩むと言う部分が多くて。
途中で、読み進めるのに…

6

執着社長の初恋 小説

吉田ナツ  森原八鹿 

いいお話。とても好き。

この作者様の描かれる攻めいいんですよね。
道本が報われて本当に良かった。
二人とも本当に可愛くてマンギョウも可愛くて幸せな気持ちになりました。

香西は一緒にいられるのが当たり前過ぎて意識してなかっただけなのか。
特別過ぎてだったのか?ちょーっと鈍すぎやしませんか?
と思いながら読んできて最後にマンギョウの命名秘話でなるほどとは思った。

二人の関係性やお互いの心情がとても丁寧に描…

1

臆病モデルと愛されトリマー 小説

星野伶  森原八鹿 

猫が可愛い話

星野先生の本は、読んでいても途中でつかえてしまって読みにくかったのですが、こちらの作品はするっと引っかかるところなく読むことができました。
モデルとトリマーが猫カフェで出会うとろから話は始まります。
モデル恵人は金髪長身のあきらかにイケメンなのに、トリマーの大智くんは容姿になびきません。ポイントが高いです。
猫にしか興味がない大智くんが、話が進むにつれて恵人に魅かれていきます。
恵人は大智…

2

氷狼帝と約束の花嫁 小説

秋山みち花  森原八鹿 

中華ファンタジー

中華風な昔話です。
大小の国が群雄割拠している時代。
大陸でも3番目の国土をもつ陶国の30番目の皇子である朱琰里(受け)は、化物と評判の青国皇帝・晧月(攻め)の正妃として嫁ぐように命じられます。何度も人質として様々な国に派遣されてきた琰里は病気で伏せっている母親の薬をネタに青国の内情を探ってくるようにという密命を受け、輿入れすることになります。
びくびくしながら輿入れしますが、青国は国土が豊…

1

皇帝陛下のかりそめの愛妻 小説

塩山オーロラ  森原八鹿 

キーワードは、もふもふ、一目惚れ、妊娠

人と獣人が暮らす世界。

主人公は、自分の血を交えずに相手の種族の純潔の子を生むことができる特殊な一族の中でも時別な生まれのユハです。

お相手は、バルド皇国皇帝 テオバルド。

ユハは、純血しか皇帝になれない国の血族が最期の一人の種族になってしまった為、皇帝に純血の子をもたらすために子を産む胎として貸し出されることになることから物語は始まります。

他に何も力のない一族の生きるた…

3

氷狼帝と約束の花嫁 小説

秋山みち花  森原八鹿 

綺羅綺羅しい

秋山先生の中華風もふもふ。
衣装や色彩などキラキラしい記述が素敵だったのともっふもふでしたので萌にしました。「本編220P弱+あとがき」です。性格はなよなよしてないですが、受けさんのビジュアルがとても女性っぽいのでお知らせしておきます。

大陸の北方にある陶という国の30番目の王子である琰里(えんり)。訳あって乳母と二人ひっそりと暮らしていたのですが、乳母が亡くなったため、唯一の連絡先へ送ら…

0

氷狼帝と約束の花嫁 小説

秋山みち花  森原八鹿 

素直に乗っかっちゃって楽しんで!!

こちら、「溺愛花嫁物語」となってる通り、超甘々です。
不憫で健気な主人公が攻めと出会って幸せになると言う、私の中で黄金のパターンになります。
二人はある齟齬を抱えておりまして、じれったいんですけど!
めっちゃジレジレさせられるんですけど!!
完全に作者さんの思惑通りですが、これは単純に乗っかった方が楽しく読める話だと思うんですよね。
そんなワケで、ぜひ素直に乗っかってストーリーを楽しんで…

6

オメガの血縁 小説

秀香穂里  森原八鹿 

切なさと薄暗さの二乗

秀香穂里先生によるオメガバース作品。
そして、ガチ兄弟ものでもあります。
オメガとして生まれてしまった哀しみと、実の弟に焦がれるという禁忌展開が、これでもか!と主人公の不憫さを際立たせます。
そして、冒頭から2人の発情中のオメガが捕えられていて、まず1人がアルファの男に犯されているシーンから始まります…

主人公は、大企業の秘書課に勤める澤野秋生。25才、オメガ。
元々アルファ家庭の長…

3

皇帝陛下のかりそめの愛妻 小説

塩山オーロラ  森原八鹿 

借り腹

読後、いの一番に思ったのは「ちょっと前にやたらホットだった話題ではなかろうか?」ということ。
これ、結構なネタバレになりそうなので、ブランクを取りますね。









……例の『生産性発言』を連想してしまったんです。
いや、書かれていた時はもっと前だと思いますので、わざわざそうされた訳ではないはずなんですよ。こういうのをシンクロシニティって言うんでしょうか。

今…

5

皇帝陛下のかりそめの愛妻 小説

塩山オーロラ  森原八鹿 

期待を超えています

『狐王と花咲ける恋妻』がデビュー作とのことで、まずそちらを読みましたが
いきおいがあって、新鮮な感じがとてもよいものでした

そして本作、ほぼ同じ構造ですが
上記デビュー作でいくつかあった瑕疵をきれいにして、テーマを深めた感じ
どちらも主役は受けさんですが、子どものころから抱えていたつらさが昇華され
生まれ変わったようになって幸せに暮らしてゆくまでの
筋も挿話も、印象的で、心に響きま…

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