牧さんのレビュー一覧

謹製ヘルブック 小説

尾上与一   

”人生”という航空機に乗るペアとして

はーーー...言葉にならないぐらい心に響く、素晴らしい一冊でした...

500P超えのボリューム、さすがに”一気に駆け抜ける”ということは
できませんでしたが、お迎えしてから毎日少しずつ読み進め、
藤十郎×伊魚の日常の日々を噛み締めました。

もともと同人誌にあったお話をこうして一冊にまとめて
出してくださったことに、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
(関係ないけれど...同…

6

謹製ヘルブック 小説

尾上与一   

No Title

1945シリーズの番外編集です。

このシリーズが大好きなこともあって、うれしい一冊でした。

故郷から逃れた訳アリの搭乗員・谷藤十郎と、孤高の偵察員・緒方伊魚とのお話です。この作家さんの作品である『彩雲の城』で、「彗星」の操縦員をしていたふたりが、戦後、どうなったのかを描いていて、おもしろいとおもいながら、よみすすめることができました。

戦争に関するお話ということで、個人的に、「夏…

4

謹製ヘルブック 小説

尾上与一   

戦後の2人の生活が!

『彩雲の城』の2人の終戦後と、戦時中の小話がたのしめます。

伊魚視点の番外編?では、伊魚の不器用さが愛おしく、読んでいてキュンキュンします!!

可愛らしい伊魚の姿をたくさん楽しむことができました!

そして、藤十郎の漢らしさに胸のときめきが止まりません!

ひとつひとつのお話が短いので空き時間に読みやすいですが、濃厚接触のシーンの挿絵があるので、出先で読む際はお気をつけ下さい。…

4

郵便飛行機より愛を込めて 小説

尾上与一   

「碧のかたみ」「天球儀の海」がお好きな方は是非

1945シリーズの番外編集。なんと26本ものSS・短編収録で、牧先生のイラストのみならずマンガも読めてしまう、超お得な一冊。
2013年から2018年にかけての同人誌や特典ペーパー等をまとめた大変貴重な作品集です。
本当に本当に発行ありがとうございます。堪能しました!
「碧のかたみ」「天球儀の海」がお好きな方は是非是非是非に読んでいただきたいです。
収録のほとんどが六郎×恒のお話です。資紀…

2

『郵便飛行機より愛を込めて』コミコミスタジオ限定 連作SSフェア小冊子「桜とかき餅あられ」 グッズ

兄弟愛と、”ペア”の愛。桜咲く季節、小倉での4人

「郵便飛行機より愛を込めて」コミコミさん特典小冊子のこちら。

本編での恒・希の再会でも歓喜、涙、涙。。となりましたが、
小倉での最終日のエピソードのこちらも、グッと胸にくるお話でした。
お話は六郎視点、途中一部希視点が入ります。

三日間の小倉滞在最終日。
恒が”お土産に希が「旨い」と言っていたかき餅が食べたい”と言い出し、
4人はかき餅屋へ向かいます。

かき餅なんて、関東…

0

郵便飛行機より愛を込めて 小説

尾上与一   

口絵の幸福そうな4人の姿に、胸いっぱいに...

はー…「神」以外ちょっと付けようがないな…と心から思える、
珠玉の短編集でした。。
読み終えた直後の今も、呆けています。

コミコミさんで小冊子&アクリルコースター付きで購入、
分厚い本を(395P)毎日少しずつ少しずつ読み進めました。

まず、本編の前の口絵イラストだけでも価値がある…と思えるぐらい、
牧先生のイラストが素晴らしくて。

六郎に抱き上げられ、今まさに紙…

2

郵便飛行機より愛を込めて 小説

尾上与一   

No Title

旧版もよんでいますが、新装版がでたということで、よんでみました。
以前から、大好きな作家さんの作品です。
今回、新装版がでることで、また多くのひとたちによんでもらいたいと思いました。

1945シリーズに登場する人々の後日談や、番外編などが収録されていて、本編ではわからなかったこともくわしく書かれていて、たのしめる一冊になっているとおもいます。

とくに、終戦直前、撃墜され米軍の捕虜と…

2

郵便飛行機より愛を込めて 小説

尾上与一   

切なく愛おしい彼らとの再会

新装版 発売おめでとうございます。

まずは、今回の新装版の表紙をSNSで拝見した途端に旧版を読んだ日の想いや1945シリーズ作品への想いが一気に胸に込み上げてきました。
桜咲く中4人が揃い、恒と希が並ぶ絵はこの本の中に収められている数々のエピソードを思い起こさせました。

旧版からの作品や特典ペーパー、同人誌などの作品をぎゅぎゅっと収めた今回の本は、シリーズのファンの方々が絶対読みべき…

4

郵便飛行機より愛を込めて 小説

尾上与一   

空の男たちの今と明日を生きる物語

『碧のかたみ』の六郎と恒、『天球儀の海』の資紀と希。
それぞれの作品の後日談であったり、本編のストーリーを補完するような内容になっていたりと、この番外編集において琴平兄弟を取り巻く世界観がより一層強化されたように思います。

この作品の旨味は何といっても、二つの作品の橋渡し的な役割を果たしていることでしょう。
個々別の作品であったときは、恒は六郎と、希は資紀と。各々の出会いを起点とし、惹か…

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蒼穹のローレライ 小説

尾上与一   

1945年シリーズ

1945年シリーズを最近知り、2作目にこちらを選びました
戦地での、お互いなくてはならない唯一無二の、刹那的な関係性は、男女では成り立たない、BLならではの貴重で尊いテーマだと思う
話題作からの拝借だけど、魂の片割れ ってこんな感じなんだろうなあ

戦記物としても興味深い描写がたくさんあった
とくに零戦の細かい調整具合なんかは机上の空論ではなく、当時、現地で携わった人じゃないと分かり得な…

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