牧さんのレビュー一覧

天球儀の海 小説

尾上与一   

良すぎて言葉にならない…

「蒼穹のローレライ」で泣きすぎて、なかなか手が付けられなかったのだが、「碧のかたみ」も出ちゃったし…と思って恐々読む。

冒頭で、もうたまらなく好きなやつ…!と。
妄愛とでも言いましょうか。受けの盲信的な愛情。好きです。
ところが。読み進めているうちに、あれ?なに?めちゃくちゃ苦しい。。
とにかく、会話が無い。から、攻めの考えを押し計るしか無い。
これが、また、私好きなパターンで。いつ…

0

碧のかたみ 小説

尾上与一   

南国の空の美しさ

ラバウルの五連星とも称されるエースパイロットの琴平恒が厚谷六郎とペアを組み複座の戦闘機月光で活躍する様が描かれる本作。
キャラ文庫で復刊されてからのシリーズ3冊目。(元はこれが2冊目)
「天球儀の海」の主役である琴平希のすぐ上の兄なので、希の話題はちらちら出てきますし、ラバウル航空隊の話なので「蒼穹のローレライ」の秋山整備員が出てきます。シリーズものはこの重なっている部分が楽しくもあります。

5

碧のかたみ 小説

尾上与一   

「最後まで、お前とペアだ」

1945シリーズ、復刻の第3弾。
月光ペア、表紙の笑顔が眩しい。
六郎がラバウルに着任してすぐに喧嘩をしていた恒に遭遇し、後にペアとして月光のパイロットになることに。
とにかく飛行機が大好きな恒が守りたいのは内地にいる家族。
1番になりたかった恒を1番にした六郎。恒のペアという言葉に込められる強い想い、初めに出てくる鷲の番の描写からのペア、番のようなものっていう表現が本当に好きです。
後…

2

碧のかたみ 小説

尾上与一   

読むのが怖かった

花火職人の家の息子(六郎)と琴平家の三男(恒)
シリーズ新装版3巻。恒は2巻の主人公(希)の兄。


本のあらすじや帯に書かれてあること以外前情報なく読んだ。
『蒼穹のローレライ』『天球儀の海』既読。
以下既刊の内容にも触れる部分がある。



まず、『天球儀の海』で琴平家に恒の戦死通知が届くことは確定事項なので、読み始めるのをちょっと躊躇った。
主人公たちが複座の戦闘機の搭…

7

『碧のかたみ』コミコミ有償特典アクリルコースター グッズ

特典込みで全て集めたいシリーズ

こちらの「1945」シリーズはどうしても特典グッズ込みで全て揃えたくて、コミコミさんで毎回購入しています。

今回もこちらの丸型コースター込みで注文。小説本、小冊子、コースターとイラストカードを並べて写真を撮ったりして、余韻に浸っています。

カバーイラストのコースターなんですが、牧先生の六郎&恒が本当に本編を読んでいて思い描く彼らそのもの!・:*+.
くりくりっと目が大きくて、…

0

『碧のかたみ』1945シリーズコミコミスタジオ限定連作SSフェア「とりのはなし3 琴平恒」 グッズ

がんばれ浜津少佐!(。-∀-)

「碧のかたみ」コミコミさん小冊子のこちら。

シリアスなシーンも多かった本編とは異なり、思わずクスクス笑ってしまう、悩める中間管理職・浜津少佐視点のSSでした。

前任の沢口中佐が内地へ帰る前、こっそりと浜津に「よろしく頼む」と言い残した3組のペア。胸を張って「任せてください!」と返した浜津だけれど、蓋を開けてみれば
3組全て問題児ペアでーー

というお話です。

本編でも喧嘩シ…

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碧のかたみ 小説

尾上与一   

降り注ぐ二人の花火。空に輝く”ペア”

「神」以外評価の付けようがない、という気持ち……読後の今、本当に胸がいっぱいです。

前作「天球儀の海」の希(ユキ)のお兄ちゃん・琴平恒(わたる)のお話。ストーリー自体は攻めの六郎視点で進みます。

素晴らしい作品だと分かって/知ってはいても、戦争ものは読むのにやっぱり少し勇気が必要で、グズグズしていました;
よし!と決心して昨日の夜から読み始め……そこからはもう、止まらなかったです。

4

『碧のかたみ』1945シリーズコミコミスタジオ限定連作SSフェア「とりのはなし3 琴平恒」 グッズ

ツライネ、中間管理職

ラバウル基地の浜津林治郎少佐視点のお話でなんともコミカルで面白かったです。
尊敬する上司、浜口中佐が本国移動になり3組のペアを目に掛けて欲しいと個人的なお願いをされた浜津少佐。優秀な3組を自分に預けてくれるって事は、自分の出世の融通してくれてるのかと喜んだのも束の間、何かと問題ある3組で毎日頭を悩ませてるってお話でした。

碧のかたみの月光ペア、まだ刊行されていない作品の主人公達である艦爆ペ…

0

碧のかたみ 小説

尾上与一   

何度も泣かされた

新書版未読。キャラ文庫からシリーズ刊行されてから読み始めました。3作目のコチラは前作天球儀の海の希くんのお兄さん、恒と相棒の六郎のお話です。またまた南の最前線でのお話なのでしんどそうだなと思ってたら1番青春してました。

最初の頃は日本イケイケの時期なので食料潤沢でみんなの心の余裕もあってなんだか男子校のわちゃわちゃにも似た日常なのですよ。
優秀で周りから一目を置かれている恒が気に入らない斉…

4

碧のかたみ 小説

尾上与一   

ペア

先生買い。良かった。しんどいし泣くけど、良かった。神一択。戦争辛いの大丈夫な方はもちろん、そうではない方も戦争の欠片ぐらいは体感できるはずなので是非!沢山の方に読んでいただきたい。今までの3冊の中で一番好き。本編290頁+後日談4編+牧先生によるコミック数頁と挿絵+あとがき。攻め受けのペアだからこその味わいがサイコーに好き。

最前線のラバウルに配属された六郎。着任早々、航空隊員たちの喧嘩に遭…

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