今井真椎さんのレビュー一覧

そんなに愛情いりません 小説

今井真椎  小椋ムク 

ひたむきで超弩級のワンコ

読むのに気力が必要な本だけど、着地点が非常に良いので報われます。

受けも攻めも育った過程が過酷。
おまけにプロボクサーになる事だけをひたすら目指してきた比嘉(受け)が、志半ばで失明。
「無気力な人間に変わってしまった」とあらすじにあるけど、この無気力期間が三年と長く、またその間の腐りっぷりもなかなかなもの。

途中までは、男前で頼れる先輩!!って感じだったのに、途中の引きこもりニート…

1

告解の死神 小説

今井真椎  雨隠ギド 

『萌』の基準で評価できない作品

うーん……重い。
とんでもなく読みごたえはありますが、鬱要素が散りばめられておりますので、調子がすぐれない時にお読みになるのはお勧めしません。
っていうか、これ『LOVEの話』なんだろうか?
今井さんは御自身のことを『SM作家』と仰っておられますが、すくなくともこの本には『SMというプレイを楽しむ人たち』は登場しません。
ひょっとしたら『恋愛をする人たち』も登場していないかもしれない。

2

執着王と禁じられた愛妾 小説

今井真椎  Ciel 

BL詐欺ですw

受けが女性です笑

2

神々の淫宴 小説

今井真椎  立石涼 

確かに神話って、下品でアンモラルで荒唐無稽だよね

『姐さん』でトンチキと教えていただいたお話、2作目です(第2シーズンなんですけれども 笑)。
これは!
『トンチキ好きの姐様方は読むべし!』の一作ですな。
今井さんのあとがきによれば「最初のシーンを書いたらわりと満足してしまって筆が進まず大変でした」とのことでしたが、読んでいる間は全然そんなこと、感じませんでしたよ。
ノリノリで書いている様に見えます。

太陽神の兄と冥界の王の弟が過剰…

7

愛してるなら、抱かせてくれるよね? 小説

今井真椎  上田にく 

リバってないけどリバの醍醐味が味わえる。

冒頭、いきなり恋人の颯太から別れを切り出されるシーンから始まります。
納得いかない樹が理由を問い詰めると「痔になってもうエッチできない」と。

別れたくない樹が「治療しよう」とか「エッチなしでもいいよ」などなど解決方法を探っていたところ、
「俺たちがエッチできる方法が一つだけあるよ」と颯太が持ちかけてきて……。

というわけで、逆体格差カプの誕生です。
女の子みたい&天使のように愛ら…

2

告解の死神 小説

今井真椎  雨隠ギド 

暗かったけど悪くはなかった、かな。。

刑務所の牧師さんがエロエロで、みたいな設定なのですが、安易なストーリーではなくまあまあ読み応えがありました。

主人公は刑務官。自分をこのような境遇にしたある人物に復讐するために必死の思いで刑務官になった。この辺はややリアリティに欠けます。
勤務先には執念を燃やしてきた人物が収監されており、自分が刑執行人になることを夢見ている。そんなところに、罪人の性のはけ口になっている牧師がいた。
そし…

0

神々の淫宴 小説

今井真椎  立石涼 

神々の戯れは人知を超える

いつもなら手を出さない系統なのですが、
以前ちるちるさんの記事でピックアップされてたのを読んで俄然興味が湧きました。

この表紙でギャグだと書いてあるんですよ?
マジか??と半信半疑で手に取ったら、本気でシリアス調のギャグだったww
めっちゃ面白かったですヾ(*´∀`*)ノ

帯には【兄上の活火山を、メルクの泉で鎮火して】と大きく書いてあり、
下に【空中合体にエレクトと連動する火山…

2

そんなに愛情いりません 小説

今井真椎  小椋ムク 

ネタバレです。

あらすじから痛い作品だとわかっているので一応ハッピーエンドだとも聞いていても長らく積ん読でした。ボクサーが失明する話だなんておそろしい。
でも読んで良かった。
瓜生はバカで一途でイライラしたけどそこに救われたし、比嘉は比嘉でわかりにくく一途なんだよな。
ラストが秀逸。やっぱり数行が良かったのであまり語れないけど。

瓜生は比嘉さんが見えてないのをいいことに多分、いっぱいファンが見ている前…

5

告解の死神 小説

今井真椎  雨隠ギド 

「SMの感動」がありました

どこからどこまでがSMなのかよく分からず、SMものが読みたくて手に取ったわけではないのですが、この作品にはSMの要素が含まれているとは思います。
あとがきを見ますと今井先生は「SM書き」で、「・・・SMの感動とは何ですか?」というメールを担当さんからもらったそうです。このメールは痺れますね。
「告解の死神」の主要登場人物は、刑務官の深沢と教誨師の菅谷、死刑囚の吉田、の三人。深沢の視点で描かれ…

4

神々の淫宴 小説

今井真椎  立石涼 

すごい神々たち…

なんなんだこの作品は? 火山噴火に洪水とか? えっ、新しい島ができる? 神様たちのそんな事情で…。と楽しんで読むことができました。 そして自分の意志とは関係なく兄や弟にながされてる次男かと思いきや、実は最後にそんなオチが待っているなんて。 次男の執着の方が凄かったってことですね。 いやそれにしても一番笑ったのがお餅ですか。 最初からいろいろとぶっ飛んだお話だったけど、後半まさかの餅つきの仕方に脱帽…

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