チョコドーナツさんのレビュー一覧

あさがおは夜から咲く コミック

チョコドーナツ  あらきゆう 

成長痛のような恋

発売日に買ってなかなか読む勇気が出ず(チョコドーナツ先生原作の話はまず泣くため)ようやく読みました。そして泣く。

辛い展開があるわけでもここで泣け!と強要が見られるシーンがあるわけでもないのに、気づけば泣きながら読んでいました。ただそれらは決して「悲しい」だとか「辛い」だとか言う感情ではなく、人の優しさであったり、気付きであったり、そこかしこにある人と人(ここでは主人公と登場人物)との触れ合…

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友人が勇者 コミック

チョコドーナツ 

今までにはなかった視点を得られた

 まさかのRPGに登場するキャラクター達の物語ということで、こんなBL初めて!と驚かされました。なるほど、ゲームオーバー後回復するまでには、実はこんな会話が繰り広げられているのかもしれませんね。二度と生き返れない羊飼いと、死んでは回復してしまう勇者。さらにゲームクリアしてしまえば、もう死ぬこともなくなってしまう。死なねば会えないのに、レベルが上がるほど簡単には死ねなくなる矛盾。常に勇者の生を望もう…

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あさがおは夜から咲く コミック

チョコドーナツ  あらきゆう 

切ないけど幸せ

チョコドーナツ先生のお話が大好きなので、原作を担当しているこちらの作品も手に取ってみました。
画担当の先生はいますが、まさしくチョコドーナツ先生の紡がれる物語でした。

初っ端から攻めが死ぬので、終わりがわかりきっているところは切ないですが、悲恋だけれど幸せな結末だったと感じます。

最初は攻めの未練を消していくために受けが協力していくのですが、未練リストを全て消化しても攻めは成仏せず.…

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あさがおは夜から咲く コミック

チョコドーナツ  あらきゆう 

残らないこと

雑誌の連載情報を見かけて気になっていて、これは最後は悲しいことになるんだろうと思いつつ、もしかして都合よく何かがひっくり返るかも、とほんの少しの期待をしていました。
結果そんなことはなく、ヒデはやっぱり死んでいたし、どうにもなりませんでした。

読み終えた当初は、物語が始まった時からヒデが死んでいるので、蜜月の恋人同士が突然引き裂かれるよりはまだいいかも、と思っていました。
でも、交流のほ…

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あさがおは夜から咲く コミック

チョコドーナツ  あらきゆう 

帯の言葉に救われました

深く深く刺さり号泣しました。

帯(あらすじ)に書いてある
【少年は悲しみを乗り越えて大人になる】
【優しいボーイズラブをあなたに。】
読後の行き場の無い気持ちをこの言葉に救われました。
成長を見守る、優しくて悲しくて前向きなBLだったと思います。

うううううう…でもでも…
やっぱり悲しみが襲ってくるのは否めない…。
でもすっごいイイお話なの。でも悲しい。
ぐううう…。゚(…

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あさがおは夜から咲く コミック

チョコドーナツ  あらきゆう 

何度も読み返したくなる、素晴らしい作品

もうね、本当に泣いた。後半泣きっぱなし。
ありきたりでないお話を描かれるという印象のチョコドーナツ先生ですが、本作もまさに王道からは外れた作品。
だけど、そこに奇をてらう意図は感じなくて、自然にすんなり入ってくるストーリーがとても素敵でした。
作画のあらきゆう先生の絵とも合っていてよかったです。

※死ネタが苦手な方はお気を付け下さい。

〝好きな人が死にました〟の帯から覚悟していた…

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ネコにさよなら コミック

チョコドーナツ 

それぞれのサヨナラのあり方

主な登場人物は、赤井・シロ・シオン
タイトル通り、それぞれのネコとのサヨナラが描かれた作品でした。
BLかといわれたら違うかもしれません…
でも、確かにそれぞれには愛がありました。

仲間のネコたちと別れ、シオンの元に行くことを選んだシロ…
拾ったシロを親に捨てられてしまうシオン…
シオンのために人間になったシロに恋をし、結果的にネコに戻ってしまったシロと一緒に暮らすことにした赤井……

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友人が勇者 コミック

チョコドーナツ 

♯ありそうでなかった…

この恋は、天国でのみ許される…

勇者が恋をしているのは、天国にいる羊飼い。
世界を救うために命をかける勇者は、HPがゼロになると天国で羊飼いとして暮らす友人カイに会いに行けます。
カイの側でのみ癒される勇者だったが、友情はいつのまにか愛情にかわっていました。
復活の呪文が唱えられる瞬間までは、恋する一人の男でも良いですか?

ここは、ゲームの中の世界。
主人公は、RPGの勇者…。…

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友人が勇者 コミック

チョコドーナツ 

でもだいじょうぶ!

せつなくてそこはかとなく可笑しくて、そんでやっぱりせつない。
勇者と、モブのはずの名もない羊飼い。ふたりは容易に結ばれない世界観のなか、予定調和のじれじれがえんえんと続くような気になりますが。
じわじわとものがたりは進んでいて、終わりはちょっと待って、まだこないで・・・

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友人が勇者 コミック

チョコドーナツ 

会うたび心が通じ合う

表紙の幸せそうな笑顔が印象的だったので、ほんわかした癒し系のお話かなと思ったら離別の切ない作品でした。

かと言って私は何故かあまり泣けた感動したという感じがなくてパラパラッと読み進めてしまいました。

良かったところは勇者が体力がなくなって死んでしまった時、回復するまでの少ない時間に積み重ねられていく交流といった今までに読んだことのない設定です。

少しずつ2人の距離が縮まっていく様…

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