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5/5(合計:46件)
崎谷はるひ 鰍ヨウ
もこもこ
ネタバレ
エブリディ・マジックという言葉をこの作品を読んで初めてしりました。 言葉と「ちょっとふしぎ」という意味、ちょっとふしぎ・・・教訓めいた意味もあるそうですが、日常に起こるちょっとふしぎ、気が付いていないけれど色々あるのかもしれない。 ひょっとしたら見落としているものがあるのでは?と考えました。 受けが恋愛に向かう気持ちが面白かったです。 事細かに書かれてはおりませんが、一年を通してのふた…
kirara
こういう『等身大キャラクターの地味な日常』はすごく好きなんですよ。それだけでもよかったです。確かに、この上なくじれったいんですが、ゆっくり心情を追っているので、分厚さのわりに飽きることもなく読めました。結構好きですね。 私は、特に受が恋に悩んで、いろいろぐるぐるしてストーリーが進まない(結果長くなる)のは一向に構わないんです。ただ、問題はその中身。 大学(演劇部)関係の描写が多過ぎて、ちょ…
rhodorite
ゆっくり穏やかな感じで進んでいく恋でした。大きなモチーフが演劇ってところがとことん崎谷さんらしいなぁ。他作品で見知った名前がばんばん出てきて、本当に崎谷作品全体がリンクしているんだなと感じました。バルザックの「人間喜劇」とか、ゾラの「ルーゴン・マッカール叢書」みたい。そういう「繋がっている」感じは結構好きです。 鎌倉を舞台にスローペースで進んでいくこのお話、お菓子や料理やアンティークや高価なテー…
marun
とにかく・・・長い。そして面倒なくらいじれったくて話が進まないお話。 だからと言って内容がお粗末な訳でもなく、主人公の受け様の感情や戸惑いを 丁寧に描写してる作品でもあるし、相手役のちょっと不思議系の攻め様の つかみどころの無いような個性的な雰囲気手伝ってゆっくり心が成長していくような ストーリー展開の作品になっているようでした。 出会いから1年間の二人の関係と、受け様の大学サークル…
あむり
突然王子が出てくる訳でもないし、ドラマチックなお話ではありません。 でも、その日常の中で、身近に感じられる恋であったことで、 より、じっくり読むことができました。 大学生の三矢は、演劇サークルに入ったところ、 同じ男に告白され、お泊りの旅行へ行こうとしたところ、 実は、それは騙されていて、本当に三矢がホモで、 旅行にひょこひょこ来るか?という賭けをされ、 騙されていました。 で…
茶鬼
久々のシリーズ続編でない書下ろし新刊は、あとがき込みで何と!382Pの超ぶあつい本。 一体どんな大きなトラブルめいた事件があって、どんな出来事が二人の間にあるのかと思いましたら・・・・ それはそれは実に、日常の何でもない風景。 気持ちを上手く表現できなくて悶々とする主人公の演劇サークル活動が中心で、 彼の気持ちがはっきりするまで、一見天然とも思われる根気強さで彼を温かく見守り続ける恋人。 …