宮本れんさんのレビュー一覧

二百年の誓い~皇帝は永遠の愛を捧げる~ 小説

宮本れん  タカツキノボル 

一応の決着はついたけど…

宮本先生の作品は大好きなので、ここ最近は欠かさず購入しています。

そしてこちらの作品はタイトルを知った時は、タイムリープかタイムトラベル的な物を想像していました。
だから良い意味では裏切られたんですが、ミハイルと歩の未来がとても心配になったのも確かでページを捲る手が止まりませんでした。

歩だけでなくミハイル視点もあるので、ミハイルが何を考えて歩をどう思っているかは安心して読めました。…

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二百年の誓い~皇帝は永遠の愛を捧げる~ 小説

宮本れん  タカツキノボル 

ロマンス&お仕事

学芸員の主人公と、ロシアの近隣国で東欧ルーシェ(架空の国)の皇帝。現代と歴史的過去の時間軸をどう繋げるのか興味を惹かれ、即予約しました。宮本先生は個人的に安心感があって読みやすく、近年はそそられる設定に釣られる機会が増えてきております笑

今作は一冊に納めてしまうにはとてももったいないと感じるボリューム満点な内容でした。分冊ででもじっくりと読み耽りたかったです。「現代編」と「歴史編」にわけて現…

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二百年の誓い~皇帝は永遠の愛を捧げる~ 小説

宮本れん  タカツキノボル 

スパダリ、なんですが。

宮本さんというとスパダリ×健気受け、のイメージが個人的に強いのですが、今作品の攻めさんもそのイメージを損なうことのないスパダリさん。

が、そこにファンタジー要素が加わることで単なる「スパダリもの」とは一線を画し、一味も二味も趣のある作品となっていたように思います。
ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






主人公はとある美術館でキュレーターとして働く歩。
子どもの…

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アドレアの祝祭 ~聖獣王と幸運の番~ 小説

宮本れん  サマミヤアカザ 

どうした?

いや〜まいった。
空回りしているアンリさんにハラハラではなく明確にイライラしてしまって。
成長過程?というより、無垢な無邪気ちゃんかと思ってたら、ネガティブなうじうじした子だったの?あれ?なんか魅力半減?別人にすり替わった?みたいに感じてしまったのよ。

そしてジークフリートさんのなんかクサいセリフにもぞわぞわしてしまったのよねー。

エッチシーンの描写もなんかムズムズする感じで読み飛…

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銀の祝福が降る夜に 小説

宮本れん  サマミヤアカザ 

随所に違和感

絵師さまファンなのと、お値打ちで購入しました。
人狼と人のハーフの受けと、若き国王のお話しです。
邂逅するしかない2人、ありきたりでの展開ですが、国王が一目惚れして受けを城にご招待。周囲もかわいがって、狼クォーターであることを隠してる意外はハラハラ展開ないです。
わかりやすいです。
受けは狼の血をひいていて、命の危機になると耳やら尻尾やらがでてしまう、という設定です。少し無理のある展開から…

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「アドレアの祝祭 ~聖獣王と幸運の番~」コミコミ特典SS小冊子 グッズ

テオとジークフリートのその後

常にアンリとジークフリートの味方だった西の王子テオと、守護の番のロベルトのお話が入っていました。

ロベルトの火焔龍の名前がルイーダという事が分かりました。そしてテオの穏やかな日常とルイーダとの触れ合いがとても微笑ましいのです。

そしてテオとロベルトは侍従関係だとばかり思っていたのですが、変化が起こりそうな予感を残して終わっていました。


そしてジークフリートとアンリですが、聖獣…

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アドレアの祝祭 ~聖獣王と幸運の番~ 小説

宮本れん  サマミヤアカザ 

もうハラハラさせられたよ!

今回は攻めのジークフリートの他に1国に4人の領地を治める獣人の王子がいるという、かなり登場人物が多く複雑なお話でした。

しかも1人以外は全員が隙あらば王座を狙っているという、何ともきな臭い設定なのです。

そしてアンリがジークフリートに請われて城に登ったものの、身分違いや「幸運の番」であることの重圧から中々自信が持てないのです。

優しいジークフリートは無理強いすること無く「仮の番候…

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「アドレアの祝祭 ~聖獣王と幸運の番~」コミコミ特典SS小冊子 グッズ

仲が良すぎるのも

本品は『アドレアの祝祭~聖獣王と幸運の番~』の
ミコミスタジオ特典小冊子です。

本編後
西の王子達と本編カプの2本の短編が収録されています。

巻頭の「西の王子と守護の番」をご紹介します。

あたたかな子の光を感じながら
窓際で文字を追っている時、テオドールは
心が躍ります。

西のガーディアンにはお小言をもらいかねなくても
父である先代領主に「農民の様なことを」と言わ…

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アドレアの祝祭 ~聖獣王と幸運の番~ 小説

宮本れん  サマミヤアカザ 

5人の王子と宿命の番達

今回はサーベルタイガーの獣人の王太子と
助け合って暮らす小さな集落とその日暮しの村人のお話です。

長く番を得られなかった攻様が受様に出会った事で
国内の権力争いに巻き込まれながらも王となるまで。

受様は貧しく小さな集落で生まれます。
皆が支え合って生きなければ生きていけない環境で
両親が流行病にかかっても医者にかかる金もなく
12の受様にはなす術もありませんでした。

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アドレアの祝祭 ~聖獣王と幸運の番~ 小説

宮本れん  サマミヤアカザ 

萌えないわけではないのですが。

宮本さんて、スパダリ攻め×健気受けを多く書かれる作家さまのイメージが個人的に強いのですが、今作品もそのイメージを損なうことのないお話でした。

作中、見覚えのある国が登場するなと思っていたのですが、『銀の祝福が降る夜に』の舞台と立地的にお隣という繋がり。ストーリー自体は前作未読でも問題なく読めます。






主人公はアンリ。
両親はアンリが12歳の時に亡くなり、その後は姉が…

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