葵居ゆゆさんのレビュー一覧

やがて恋を知る 小説

葵居ゆゆ  秀良子 

これは、よくある三角関係じゃない

三角関係ものは数多ありますが、この作品、王道展開と逆行しています。

本当に最後まで、どっちとくっつくのか分からないです。義兄になりそうだな…いややっぱり志賀か…という予想を5周くらいして。
辛い場面もありますが、ずっとそわそわしていられるので一気に読み進めることができました。

あと、よく三角関係ものは「○○とくっついてほしい!」と情が湧いてしまってそれなのにもう一方の攻めとくっついち…

10

したたる恋の足跡 小説

葵居ゆゆ  ビリー・バリバリー 

世界を旅する青年

ビリーバリバリー先生の表紙につられて買ったこの作品。
買ってから間があきましたが、ふと少年ものが読みたくなりました。
ちなみに葵居ゆゆ先生は初読みです。
いや、前に一冊買ったはずなんですが、読んだ覚えがない…。
未読&行方不明☆申し訳ないです!

オーストラリア、スペイン、フランス、アメリカ、イギリス、日本…。
他にも立ち寄った国は数知れず。
血のつながらない二人が、世界を駆け巡る…

5

したたる恋の足跡 小説

葵居ゆゆ  ビリー・バリバリー 

無国籍風ロードムービー

舞台が海外中心で
時間軸も現在と過去を行き来するため
外国のミニシアター系ロードムービーのような
ノスタルジックな雰囲気が漂う作品です。

特定のコミュニティに止まらない二人は
自由であると同時にどこか寂しげで、
そんな二人だから、互いを大切に想い合う姿が
よりひたむきで切ない。


攻めの澄見は海外を飛び回るライター。
受けの千空は母親に人身売買させられそうに
なってい…

11

したたる恋の足跡 小説

葵居ゆゆ  ビリー・バリバリー 

心情を壮大なスケールで

澄見と訪れた国、そこで知り合った友人達、千空の現在と記憶のフィルムを通じて鮮やかに切なく描かれるロードムービーを彷彿させる物語。
どこか無機質で自由な空気は美しく透明感あって、今度はセンチメンタルな面も顔を出す…様々な感覚を同時に刺激されるような素敵な作品でした。
しかしながら、スケールは大きいし核心を故意に避けまくってるところがあったように思えて、独白的な文体や何となく入り込めないような会話…

9

好きって言うから聞いていて 小説

葵居ゆゆ  小鳩めばる 

イヤラシイ系男子が実はイヤシ系男子であった!

やー、初読み作家さんでこんなにドキドキさせられるとはついてました。
葵居ゆゆさんは、初読みです。
表紙でずっと気になっておりました。
ピンクでほわほわしていて可愛いです。
そして中身はもっと可愛いんです、あらすじだけ読むとそうは思えませんけどね。
時々フルールさんはこういう可愛い当たりに出会えるので、要チェックです。

********************
受けの達季は、人づき…

2

やがて恋を知る 小説

葵居ゆゆ  秀良子 

報われる幸せ。

小説のBLは葵居ゆゆ先生がお初でした。
初なのに道具有り、突き離し有りでかなり動揺しましたが、
杉沼が報われてくれて、ほんと嬉しかったです。
最終的に恋人が2人いる、3Pになりはしますが、杉沼が幸せならいいです。
ずっと苦しそうでしたからね… いろいろな面で。

最中でも自分ではなく違う誰かを思っていたとしても、感じてくれるなら…
みたいな史賀の健気さに心揺さぶられますよね。

2

囚われ王子は蜜夜に濡れる 小説

葵居ゆゆ  Ciel 

これは申し訳ないですが・・・

分類はアラブ系になるのでしょうか、舞台が中東ですがアラブだと気がつかないです。
Cielさんの描く衣装を見てアラブものだと認識したくらいですのでアラブ嫌いだと
思う方でも読めると思います、ただし陵辱系が得意であればです。

陵辱系と言ってもそのお相手が攻めになる人物によるものとは違いまるっきり第三者で
しかも複数に政治の道具として弄ばれる展開です。
その前に攻めになるヴィルトから貢物と…

9

やがて恋を知る 小説

葵居ゆゆ  秀良子 

いいなぁ。

私も、あらすじを読んで即買いしました。
冒頭から結構そそられましたww

安曇×杉沼よりは、安曇×史賀の方が読み応えがあったし、コインランドリーでヤるのはめっちゃいいですね♡♡

0

やがて恋を知る 小説

葵居ゆゆ  秀良子 

墜ちる愛

見た目は淑女で中身は娼婦というのが好きなので、
ぱっと見は地味で清潔そうだというのに、
抱かれるとどこまでも快楽を追う淫らな安曇はかなりツボ。
しかも、自分がどれだけ愛されてるか気づかなくて、
自分なんてそれほどの存在でないと思ってる辺りツボ過ぎ。

そんな安曇は浮気がバレて妻の兄であり大学の先輩の、
杉沼に週に1度お仕置きとして抱かれに通う。
ちょっとキレイなイメージあったのです…

3

やがて恋を知る 小説

葵居ゆゆ  秀良子 

ダメな人たち

あらすじを読んで購入しました。
愛し愛されることに臆病な受け。
そんな受けを愛する2人の攻め。

いつもなら好きな要素なんです。
でも今回は何度もイラっとしました。
受けである安曇がどうにも好きになれませんでした。
自分の欲望を満たすだけの身勝手な人、にしか思えなくて。
BL作品なのにゲイで悩む安曇よりも、妻である杉沼の妹に同情してしまいました。

読み手によって評価が分かれる…

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