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千地イチ 奈良千春
青海
ネタバレ
カラフルで心躍るような楽しげで優しい表紙絵。 色とりどりの花と星。武の作品はきっとこんな色彩溢れる優しい絵なのでしょう。 『色の無い世界』で生きてきた慎吾が初めて極彩色を見た時の衝撃は、 きっと想像を絶するものだったに違いありません。 ――身も心も、すべをて奪われてしまったと思った ――瞬きや呼吸の仕方も忘れてしまった 『運命』と思ってしまうのは、確かに当然だと思います。 武は、…
まん丸ッ
「あとがき」にあるように、小菅のダメっぷりに嫌悪感を通り越して、可愛らしく思えてきました。 反面、不器用なハコイチにはもう親心の様なものすら感じ、応援したくなります。 個人的に小菅×ハコイチ=受×攻 と考えていたのですが、真逆だったので驚きました。
marun
もう一言素敵です!感動です!タイトルの奇跡の言葉がこれほど心に響くなんて 本当に惹かれる作品で読み終えた後も永遠にこの奇跡が続く事を願うばかりです。 色の無い世界、それはきっと味気ない世界なのでしょう、そんな日々が ある一瞬から色鮮やかな極彩色の世界に踏み込んでしまったら、誰だってその色が 欲しいと思ってしまうだろうと思わせる。 生まれつき目が悪く色を視る事が出来ない、まるで神様の悪…
ぺり犬
すごかった、圧倒された。 でもBLとしてちゃんと萌える。 千地さんのキャラ(脇役も含め)は生きている。 傷や歪なとこを抱えている部分の描写が上手く、上滑りな記号じゃなく血が通ってる感じ。 そして恋愛も含めて色々考え葛藤して成長するところを描く。 だから恋が成就するってとこが自分や相手の世界や価値観を受け入れて前に進む力強さみたいなものを感じる。 今回はアーティスト同士だったから余計…
Krovopizza
前作『雨の下の君に捧ぐ』でも思いましたが、 この作家さんの大人のほろ苦青春物語はかなりツボ! 今回は、23歳の新人歌手×31歳の絵画講師で 二人の歌声と絵が星のようにキラキラした魅力をもって互いに訴えかけ、 それぞれの鬱屈した世界を変えていく様が感動的。 例によって年下ワンコ攻ですが、 今回は背負うものの重さから、若いのに達観せざるをえない悲しい若者。 奈良さんの描く眩しすぎる表…
茶鬼
すごく素敵なお話でした! 途中で目の奥がツーンとしてきちゃって。。。 病設定というのはいつも書くことですがズルイって思ってしまうのですが、それが故に相手が彼の必要とする存在になるという意味でとても重要な役割を担っていました。 この主人公となる二人の結びつきが一冊の中で紡がれていく様がラストの感動へ昇っていくストーリーと気持ちの変遷の仕方といい、登場人物の役割といい、モチーフといい、 全てが…
M
美大生の小菅純太は、大学を二年留年し、プロを目指しているわけでもないけれどベーシストとしてライブをし、ギャンブルにはまり借金をし、卒業も就職も見込みのないまま日々をただだらだらしながら生きていた。 そんな時、大学の先輩の紹介で向かった新しいアルバイト先で、少し変わった男と出会う。 彼は、誰とも口をきかず目も合わせないが、とてもきれいな男だった。 小菅は一瞬にして、この波古一貴(通称:ハコイチ…
千地イチ 國沢智
高評価に戸惑いながらも読み終えた作品、内容的にどこが悪いというところもなく 主人公のどこか大人になり切れないながらもみんなに可愛がられるタイプの攻め様が 美容師としても視野を広げながら成長していくストーリーなのですが、 個人的な趣味の問題でさほどのめりこめなかったなと思った作品。 素直でワンコで大人になり切れていない美容師の攻め様が日々その日暮らしのように 毎日楽しければいいなんて仕…
既出作2作が、なんとなく青春群像作品という雰囲気を感じていたのですが 今回も若者の気持ちやあり方、それを表す主人公の描写がとてもリアルに身近に感じて どっぷりと共感してしまい、逐一主人公達の気持ちにうんうん、わかるわかる!とうなずいておりました。 ふたを開けると今回もワンコ!? しかし中々に受け攻め逆転な匂いもあり、リバの可能性もとても大なカプ。 とってもいい感じのお話に、読み終えたあと…
攻め受けの事前情報がないまま読んだ方が面白いかも? 身長差的にもパワーバランス的にもどっちに転んでもおかしくなく、最後までドキドキしながら読める、隠れ「攻×攻」作品でした♪ 高校時代同じバスケ部で、一度だけキスしたことのある先輩後輩が美容師として再会し、一緒に働くことに。 地味だった高校時代とは別人のように垢抜け、現在はカリスマ美容師の先輩・橋下すばる。そんな先輩の店に異動になった美容師…