絢谷りつこさんのレビュー一覧

君の香りに恋をして 小説

絢谷りつこ  祭河ななを 

匂いに敏感な人は結構いるけど…

初読み作家さんです。
ネタバレなしで投稿しますので、細かい所はボカシます。

攻めの祥吾は休みを利用して、鎌倉へ自転車旅行へ出かけた18歳のノンケくん。
最大の特徴は匂いに敏感で、すぐなんでもかんでも誰のことでも嗅ぎたくなってしまうこと。
自分にとっての『良い匂い』に関しては完全に変態…

そして受けの真紀は歳上の20歳。
祥吾の癖を暖かく(?)見守ってくれるようなソフトな人柄だが…

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ココロに咲く花 小説

絢谷りつこ  六芦かえで 

正直者のレベルをかなり超えてます

取りあえず甘い作品、攻め様のオーバーリアクションと外国人顔負けの口説き炸裂、
それを言っているのがホテルのマネージャーでいずれは支配人になる人物だと思うと
微妙な所ですが、ホテルのロビーで花の手入れをしている受け様を見た瞬間に一目ぼれ状態みたいになり、いきなり綺麗だ可憐だと言いながら、下手をすればセクハラと思える行動。

そんな攻め様に圧倒されつつも、苦手意識を持ってしまう受け様は、実は姉…

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花宵坂に恋が舞う 小説

絢谷りつこ  北沢きょう 

もっとストイックさが欲しい

The B-un L-aku、文楽の世界が舞台です。
マンガもBLもここのところジャパネスクブームですが、今度は人形浄瑠璃ですかぁ。
ワタクシ、文楽の素養は全くなく、
三浦しをんさんの小説でほほう〜と思っていた程度ですが、
こういう芸物は好きですので、手にとってみました。

全く知らない世界なのでどの程度リアリティがあるのかは分からないのですが、
文楽の修行、公演や舞台裏などはとても…

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花宵坂に恋が舞う 小説

絢谷りつこ  北沢きょう 

ドキドキの意味を知った時、切ない片思いが始まる

大阪を舞台にした芸と恋のお話なんですが、帯でもはんなりと表現してるが
まさに、ぴったりな表現だと感じる作品でしたね。

大阪が舞台のわりに、人形浄瑠璃の世界の為か、コテコテ大阪弁ではなくて
京都弁に近いはんなりした会話が一見すると芸事も恋を激しさを感じさせることが
少ない感じで穏やかな雰囲気で進んで行くお話でした。
簡単に言えばアップダウンの少ない淡々とした作品。
全体的に主人公であ…

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花宵坂に恋が舞う 小説

絢谷りつこ  北沢きょう 

はんなり

京都が舞台ではないのですが、文楽の世界が舞台。
主人公が健気で思わず感じた言葉が「はんなり」
日本の伝統芸能を舞台にした作品はどうにもこうした、しめやかなというかしっとりした作風のものが多いのですが、これもまたそうでありました。
この世界嫌いじゃないです。文楽は大好きです。
心中モノなんかは大好きで、表情の変わらない人形がまるで生きている人間のようにさえ見える時があります。

三味線と…

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宵山に啼く恋し鳥 小説

絢谷りつこ  金ひかる 

中途半端

 敦彦と親しかった倫太郎にとって,亡くなった「敦彦」が双子であるという事実が彼の死を
 余計に辛く受け入れがたいものにしているのかな.
 亡くなったのが「芳彦」なら倫太郎は悲しむ「敦彦」を慰めるのに集中できただろうから, そっちの
 方がある意味良かったのかもしれない.
 坪倉が旅館に手を出して来たのは,それが敦彦の父が営んでいた旅館だったからなんだろう.
 多分,詳しい動機なんて本人に…

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見つめて、もっと 小説

絢谷りつこ  小嶋ララ子 

びみょ~・・・

正直、読む前はあらすじや表紙イラストから、もっと軽いストーリーかと思っていたら、意外やシリアスでしたね。

ケイ(受)がすごく可愛かったです。ストリップダンサーという設定からイメージしていたちょっとイロモノ的なものとは違っていて、純粋にダンスを磨き、客に魅せることに誇りを持っているんですね。

でも、志木(攻)がね~。街で絡まれているのを助けてもらったという出会いはともかく、ケイの職場…

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見つめて、もっと 小説

絢谷りつこ  小嶋ララ子 

つまんなかった

冒頭から萎えたなァ…
ストリッパーなのに、町でナンパしてきた変態オッサン一人かわせないって何事。普通の女だってかわせるのに、なんで男のくせにかわせない?真夜中の人通りのない場所ならともかく、人通りのある昼間ならシカトして歩いてたらたいがい諦めるぞ。純情という設定だとしても、男だろ!と思いました。
まあこれは、そのオッサンのナンパから助けてくれる攻めと出会うために必要な場面ではあるんですが、ナンダカ…

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見つめて、もっと 小説

絢谷りつこ  小嶋ララ子 

なんかちょっともやもや感がありました。

あらすじの割りには可愛いおはなしでした。もっとぶっ飛んだお話かな?って思っていたのですが、普通でした。
なんか途中もやもやが残る感じの流れでしたね。
キャラの設定は面白いですね。ストリッパーなのに純粋無垢。
そんな所に志木も惹かれたんでしょうね。

ケイは短いスカートを履いて自分が街の中ではどんな視線を浴びるのか?ちょっとは色っぽく見えるのか?を意識しながら歩いていたのですが、それ…

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見つめて、もっと 小説

絢谷りつこ  小嶋ララ子 

乙女男子

あらすじに”純情&童貞ストリッパー”なんて書いていあると、純情で童貞なのに脱ぐのか!?とハァハァしてしまいますが(w)全裸ではありません。パンイチ止まりです。
女装をしたりダンスをしたりポールダンスをしたりと、職場は六本木にあるショーパブをイメージしますねv
女装もあったりするけど、決して二丁目ではないということ(オカマ&ニューハーフのショーパブ)
働いている男性の性志向は触れられていません…

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