コウキ。さんのレビュー一覧

恋に啼く彩り 小説

五百香ノエル  コウキ。 

いっぷう変わったお味。

 初めに言います。エロ多いです。分量的には標準よりかなり多めだと思います。ただその中身はかなり偏っていて、主人公が相手に抱いてる感情別に分けるとー
憎い:どうでもいい:情はある:大好きが7:2:0.9:0.1ってとこでしょうか。圧倒的に不本意な行為の方が多く、中でも最も手ひどく彼をいたぶった老人の粘着質な嗜虐癖については、微に入り細にうがち、繰り返し描写されていて醜悪をきわめます。くれぐれも苦手…

3

恋ごころの住み処 コミコミスタジオ特典ペーパー グッズ

ラブホって・・・

B5サイズ、片面に描き下ろし漫画と、作者手書きメッセージが印刷されています。

以下、内容になります。


漫画の上部に、フクロウの嵯峨野さんの背に、二頭身バージョンの空と烏丸さんが乗っているミニイラスト有。

空と烏丸さんはラブホテルに興味あり。
空:正直行きたい。性的な意味で・・・
烏丸さん:正直建てたい。職業的な意味で・・・

・・・という事で2人でいくつか行ってみるこ…

2

しなやかに愛を誓え 小説

今城けい  コウキ。 

SP訓練に励むノラ猫

年上紳士×施設育ちの野良猫という組み合わせ。
組み合わせがすごく好みで、それだけで結構楽しめたお話でした。

表紙を見てもしかして女装ものなのかと思っていたのですが、施設を出てからずっとふらふらとその日暮らしの主人公・利翔は、佐光に出会うまで女性の家を渡り歩き、着るものがなく泊めてもらっていた女性の靴や下着を着用しています。
怪我をした利翔を拾い家に連れ帰った佐光は、利翔を自分の仕事の補佐…

1

弟と僕の十年片恋 小説

黒枝りぃ  コウキ。 

正直

長いのに、ずっと起承転結の起のみでつづいているような内容です。 
小説と言うよりも淡々と起きていることを書いているような話で、正直全く話に入り込めませんでした。
しかも設定はいろいろ複雑なのにどれも理由付けが深くされておらずストーリーに活かしきれていないです。
面倒な設定とかあえて説明はぶいてごまかした?と思うような場面もちらほら。
最後まで読み進めるのが正直苦痛でした。

3

恋ごころの住み処 コミック

コウキ。 

二人と一羽が織り成す恋物語

高校生×建築士それぞれの居場所を見付ける恋物語。
切なさベースのお話でしたが、そこまで重たい焦燥感や悲壮感のようなものは感じませんでした。
根底にどのようなカタチであっても愛が存在するからです。
ただ悄々とした雰囲気が漂っているので軽い疲労感が生じました。
悪い意味の疲労ではなくズシリと物語が入り込んでくる感じでしょうか。
親戚の間を点々としてきた周囲に馴染めないちょっと大人びた高校生、…

5

泣きメン コミック

コウキ。 

涙は、男だったら許される!

BLコミックの中で、
さもモテそうな女の子が泣いてても、
「メソメソ泣いて、男の気を引こうとしてんじゃねーよ!ゴラァ!」
みたいな気持ちになりますが、
男が泣いてるとなんか
「こんなに可愛いのか……」、
と思った一冊になりました。

依怙贔屓かなぁ……でへへ。

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女優チセのマネージャーをしているタツミ(受け)。
「男なんだから泣い…

1

僧職高校男子寮 コミック

コウキ。 

お寺の子供たちの友情と恋

煩悩多き、高校生たちの友情や恋を描いた作品です。恋愛だけでなく、友情面でもキュンとなるし、仏教のことやお寺のことも分かるので勉強になって面白いです。

主人公の一茶は、言いたいことも言えずに悩んできました。今回も、突然の母親の再婚と決められた自分の将来について何も言えずに、勧められるまま仏教系高校の男子寮に編入してきます。

嫌々やって来たのに、そこには自分を受け入れてくれる仲間たちがいて…

3

彼岸の赤 小説

尾上与一  コウキ。 

エロい可愛い

尾上さんの作品の中で一番読みやすい作品の様に感じました。

セックスシーンは他の尾上さんの作品と比べても多く、描写も丁寧でエロかったです。しかし、エロいだけではなく、2人のやり取りもほのぼのとしていて、どちらかというと甘いお話です。
恋愛を主軸とした話の展開で本当にBLらしい作品の様に感じました。

しかし、テーマ性のある伏線は健在で、人によっては少し重く感じられるかもしれませんが、スト…

3

ぼくのスター 小説

一穂ミチ  コウキ。 

ライトな一穂さんも好し。

ドルオタ描写がリアルだ。兄妹の関係性や、いじめとは決めづらい微妙な嫌がらせ。一穂さんは設定が徹底してていつも感心します。なぜか実在の役者さんで航輝をイメージしてしまい、たまたまその方がドラマに出ているのを見てドキドキしてしまうという勘違い恋愛現象を何十年かぶりに味わうことができました。BL・・・なのか?と疑わしいラインだったり、ちょっと主人公に都合良すぎる展開かなあ、なんて思うけど、面白かったから…

1

ぼくのスター 小説

一穂ミチ  コウキ。 

BLにはあらず、かと

 一穂作品を読むたび思う。うまいなあ。緻密な構成。最新の注意を払って選び抜かれた言葉の数々。それだけ思うさま味わって満足してればいいのに、と自分でも思う。BL的な萌えは、ほかで求めればよいのだから、と。

 本作もそれが端的に表れてました。なんといっても主人公の侑史(受け)はアイドルオタクのひきこもり。いまどきの若者としてはそこらじゅうリアルにいそうですが、同性と愛し合わねばならない茨の道から…

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