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48/54(合計:534件)
一穂ミチ コウキ。
イサヲ
ネタバレ
ドルオタ描写がリアルだ。兄妹の関係性や、いじめとは決めづらい微妙な嫌がらせ。一穂さんは設定が徹底してていつも感心します。なぜか実在の役者さんで航輝をイメージしてしまい、たまたまその方がドラマに出ているのを見てドキドキしてしまうという勘違い恋愛現象を何十年かぶりに味わうことができました。BL・・・なのか?と疑わしいラインだったり、ちょっと主人公に都合良すぎる展開かなあ、なんて思うけど、面白かったから…
雲絶間姫
一穂作品を読むたび思う。うまいなあ。緻密な構成。最新の注意を払って選び抜かれた言葉の数々。それだけ思うさま味わって満足してればいいのに、と自分でも思う。BL的な萌えは、ほかで求めればよいのだから、と。 本作もそれが端的に表れてました。なんといっても主人公の侑史(受け)はアイドルオタクのひきこもり。いまどきの若者としてはそこらじゅうリアルにいそうですが、同性と愛し合わねばならない茨の道から…
五百香ノエル コウキ。
Krovopizza
五百香ノエルさんの作品を読むのは 『優・等・生』以来。 相変わらず受けが痛めつけられる描写に容赦がなく 人間関係のドロドロも健在です。 受けの仁可は、幼少期に両親を亡くし 資産家の峰書院家に引き取られる。 養父に性的虐待の限りを尽くされ 体にいくつもの傷を作りながらも 優秀な成績を修め 私立の進学校→エリート社員に成長。 虐待の影響で男をくわえ込むことが 日常…
コウキ。
こにしそる
男子寮モノ大好きです。 個性的なキャラクターが多くてわいわいしてるのが楽しい。学校だけでなく、生活も共にしている仲間というのは、読んでいるうちにどんどん絆が深まっていくのがわかって引き込まれます。 なので男子寮モノは結構手を出していますが、これは単なる男子寮でなく仏教系高校という個性を足していてそのへんも面白い。 主人公の一茶は、再婚で突如お寺の一家に入ることになり、仏教系の学校に入れら…
siragiku
事故で両親を失った仁可は、暴君の養父に性的虐待と暴力を受けていた。 扱いも 魔法の使えないハリーポッターと使用人に言われるほどだった。 成績の良かった仁可は、義兄夫婦によって学生生活を与えられた。 学生生活が、唯一の仁可の希望だった。 高校で出会った 陽射 にあこがれを持つが、自分の境遇を知られるのを恐れ、惹かれつつも彼と距離を置いていた。 虐待の事実を知りながら 暴君義父に逆ら…
夜月ジン コウキ。
霧島伊都
新刊チェックをした時は、何故か惹かれなくて印象も薄く、 受け流していました。 しかし、いつものお店で特典が付くということで、 あらためて粗筋を読んでみて少し気になったので、新本で購入しました。 攻めと受けのコントラストが絶妙だと思いました。 攻めは明るくて茶目っ気があり、甘え上手で甘えられ上手、 強引に迫ってくることもあれば、強い理性で耐えたり、 受けの窮地を救う男らしさと、…
ニノミィ617
お坊さんになるための仏教のお勉強をする寮生活の高校生たちがいて、なんか、新鮮なお話でした。 そういう高校生は初めてだったので。でも、普通の高校生活を送っています。 他にカップルです!ってキャラをいないので、スキンシップが過度過ぎるかなとは思いましたが…一茶にベッタリな明人は可愛いです。 一茶も明人のお葬式をあげたいとかでお坊さんになることを決めたんですが、個人的には明人のお家に明…
松雪奈々 コウキ。
ウサギの国のシリーズ、もうこれ第三弾だから、ちょっとマンネリかもなあと思いながら読んだけど、いやー全然。 互いの思いを伝えないがゆえの進まない二人という、松雪さんお馴染みのパターン。 今回のキュウリが鳥族とあって、針金に目がないだとか、植わってるネギを見て動揺したり恍惚となったりがおかしかったです。 よくまあこんなこと思いつくもんだなあ(笑) 小説なのに漫画を読んだようなさくさくっぷりがま…
アリスクレヨン
主人公の受けがウサミミ族の国に迷い込んでしまうシリーズ三作目。 たぶん、いきなり本作を読むと意味不明な所もあるので、一作目と二作目は読んでおいた方が絶対に楽しめます。 あらすじは詳しく書かれている方がいらっしゃるので、割愛して感想のみで。 前二冊との大きな差。 それは、ツッコミ役の不在。 今までの作品は、現代日本からウサギの国にまぎれこんでしまった受けが、トンデモ常識…
高律
初めて読む作家さんでした。 画と題名に惹かれて購入。 1冊1つのストーリーでなかなか読みごたえあり 人間らしい、心のあるお話でした。 主人公の二人を含め、登場するのはみんな寺や宗教に関係する人ばかり。 攻めの明人は小さい頃から自然とこの道に進むことを体で感じとって育った人。 それに対し受けの一茶は、突然の母親の再婚により寺の子供になったことで 跡取りと言う重圧に、気持ちの整理がつ…