Sakura0904
◆おとなの事情(表題作)
硬派に見える先輩と、ワンコっぽい後輩の物語。ワンコ攻めとしては割と王道な展開だったかなと思いますが、霧島が元々振り回されていた男性から要に好意が移るまでがあまりにあっさりしていて、そこだけ少し引っかかりました。短編ですからそこにページ数を割けないのは分かるのですが、淡々としているようで情の深い人に見えたので、もっと引きずりそうに感じたんです。鴨川先生は長編の方が本領発…
綺麗だけれどそんなに重くないタッチなのに、ストーリーはまるで小説のようというか、展開や台詞回しが非常に練られているなぁと感じました。めちゃくちゃシリアスで切ないというわけでもなく、どちらかというと淡々と進んでいく感じ。でも、その軽い雰囲気の中に、登場人物達の繊細な心情が丁寧に織り込んであって思わず引き込まれ、すいすい読んでしまいました。
楓にベタ惚れされている幼馴染の大和は、年上らしくか…