尾上与一さんのレビュー一覧

ルドヴィカの騎士 ~奇跡の泉・銀~ 小説

尾上与一  央川みはら 

主従の純愛と、王国を救う物語

世界観が素晴らしいファンタジーです。読後の満足感、幸せ感に、まだドキドキしています。王国ファンタジーや、騎士の出るファンタジーが好きな方、主従萌えな方に是非とも読んでいただきたいです!


二冊同時発売の、シリーズ二冊目です。私は、今作のみ購入しました(1作目の表紙が不穏すぎて勇気がでなかった)。今作のみでも世界観に入り込めましたし、充分楽しめます。が、やっぱりもう一作も気になってしまうので…

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アヴァロンの東 ~奇跡の泉・金~ 小説

尾上与一  央川みはら 

とても微妙で複雑な気持ちです

『命のやりとりをする場でバディを組む2人の強い愛情』が好きな方にはたまらないお話。『1945シリーズ』がお好きだった方は、きっと大きく心を動かされると思います。

……えっと、ちょっと突き放した書き方になっちゃっていますよね(笑)。
個人的には複雑な読後感なのですよ。
ものすごく「うわっ!これ!」と心を揺り動かされた部分と「?それ、ちょっと酷くない?」となってしまった部分がありまして。

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ルドヴィカの騎士 ~奇跡の泉・銀~ 小説

尾上与一  央川みはら 

お互いに慈しみあう彼らに萌え。

『アヴァロンの東 ~奇跡の泉・金~』と同時発売になった今作品。『アヴァロンの東』の受けさん・ヨシュカの兄であり、次期司祭となるべく教育を受けているマティアスのお話です。

『アヴァロンの騎士』と同シリーズながら、表紙のイメージがガラッと異なります。『アヴァロンの東』が闇なら、『ルドヴィカの騎士』は光、っていう感じ。

読後の感想も、その表紙のイメージを損なうことのない、そんな作品でした。

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アヴァロンの東 ~奇跡の泉・金~ 小説

尾上与一  央川みはら 

魂が震えた

尾上さんと言えば『1945シリーズ』があまりにも有名ですが、その尾上さんが描く新シリーズ、という事で発売を楽しみに待っていました。

『アヴァロンの東~奇跡の泉・金~』と『ルドヴィカの騎士~奇跡の泉・銀~』の2冊が同時発売になりましたが、尾上さんのツイッターによると「金」から読むのがお勧めのようです。という事で、こちらから読んでみました。

なんて言えばいいんだろう。
大げさな言い方かも…

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アヴァロンの東 ~奇跡の泉・金~ 小説

尾上与一  央川みはら 

とても壮大です。そして愛です。めちゃくちゃ感動です。

初読み作家さんになります。
ずっと気になってる作家さんだったのですが、個人的な地雷要素のある作品ばかりだったので、これまで避けて来たんですよね。
が、今回はガッツリどストライクの設定!!

で、初読みの感想ですが、めちゃくちゃ面白い!
とにかく、めちゃくちゃ面白い!!
読み始めたら止まらなくて、もう一気に読了です。

あのですね、とても切ないし痛い作品なんですよ。
どうしようもな…

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ルドヴィカの騎士 ~奇跡の泉・銀~ 小説

尾上与一  央川みはら 

こっちは超甘酸っぱい(* ´ ▽ ` *)

「奇跡の泉」シリーズ2作目です。
「アヴァロンの東」の主人公がヨシュカ。
そのヨシュカの兄・マティアスが今作での主役になります。

で、こちら、とにかく切なかった「アヴァロン~」と比べ、ほのぼの甘々風味が強いのです。
「アヴァロン~」ではボロボロ泣き、こちらでは甘くて可愛いと萌え転がる感じですかね。
2冊同時発売なので、ぜひ一緒のご購入をおすすめします。
いや、「アヴァロン~」が切な…

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天球儀の海 小説

尾上与一   

やっと尾上さんで好きな作品にめぐりあった

この前に読もうとしたのがとんでもない作品だったので、これには非常に癒やされました。
こういうときに読むといいのかな?
これまで尾上作品は私にはNGで、おセンチな感じが合わないな、と思っていたのですが、これはよかったです。涙腺を刺激されました。

「碧のかたみ」と関連する作品ですが独立して読めます。
りりしい坊ちゃん、資紀と、その身代わりとして特攻に行くことになった希の恋。

幼いとき…

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さよならトロイメライ 小説

尾上与一  笠井あゆみ 

読み終えた後も余韻が…壮絶な一商家の物語

尾上与一先生と言えば、1945シリーズの印象が強く、それ以外の本を手に取るのに永らく勇気が入りました。実際に読んで見ると、1945シリーズと同じ熱量で、生半可な気持ちで読める作品でなかったです。尾上作品はじっくり向き合う必要がありますね。

貿易商の宗方家で仕える執事の弓削が主人公の物語ですが、自分の執事に対する認識が甘かったです。映画やアニメ等で分かった気分になっていたんです。この作品…

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碧のかたみ 小説

尾上与一   

戦友もの

最近、以前まとめ買いした蒼竜社のノベルを読んでいます。尾上さんは苦手な作者さんだということは分かっているのですが、前の作品を読んでからしばらく経ち、ほとぼりも冷めたのでまた手にとってみました。

全体に、ラバウルでの戦時下における時代物で、戦友から恋愛に、というお話。受けの琴平が、なかなか懐かない猫がモデルのようで、喧嘩っ早いが仲良くなれば気のいいやつ、というキャラなのですが、弟への愛情表現も…

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二月病 小説

尾上与一  黒沢要 

なんか痛い青春

「彼岸の赤」だったかを読んで、おセンチな感じが苦手だなあと思った印象のままの作家さん。何年か経ったので、まとめ買いしていた積ん読を消化しようと手に取りました。

後書きを読んで気づきましたが、こちらがデビュー作なのですね。やはり、と思うようなところがありました。
基本的には、青春の高校生同士の甘酸っぱい恋が書きたいのだと思うのですが、それを表現するために二人を犯罪に巻き込ませ、何度も同じ説明…

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