尾上与一さんのレビュー一覧

HOLLY MIX 小説

安芸まくら  尾上与一  木原音瀬  さとみちる  

十亀の幸せを求めて

小冊子のリバーズエンドからキャッスルマンゴー、そして小説リバーズエンドとずっと十亀が幸せになりますように!と思いながら読み続けてきて、
小説リバーズエンドの書き下ろしで納得はしたものの、今回end rollでやっともう十亀は幸せだ!と喜べました(笑)
意識して幸せな結末を掴みにいくって大事なことなので。
万ありがとうありがとう!素敵眼鏡男子!!

他の作品も読んでない話も読んでみたいなっ…

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アヴァロンの東 ~奇跡の泉・金~ 小説

尾上与一  央川みはら 

読んで世界に浸ってほしい

デビュー作の「二月病」以来、お互いを唯一無二として求め合うBLの根本的な関係性を書き続けて下さる作家さんだと思います。
「アヴァロンの東」もまた、生死を賭けたギリギリの設定が、しかしこじつけではなく豊かで美しく、「凄いものを読んだー!」という骨太な満足感を与えてくれる稀有な物語でした。
本当に多くの方に読んで頂きたいです!

2

Paradoxical Rose:逆説的な薔薇 小説

尾上与一 

マイルドな味わい

さよならトロイメライの番外編同人誌。
トロイメライの薄い本も結構増えてきましたが、今回のお話は比較的痛み成分が少なく甘みが強くて3時のおやつのようでした。

表題作は悲惨な事件から回復し、漸く執事修行を経て鉄真の仕事に同行できるようになった弓削が、商談先で粗相をしてしまうという話でした。
鉄真のことしか目に入らない弓削らしい行動というか、噂の台詞が読めて大満足です。
にやにやが止まらない…

1

ルドヴィカの騎士 ~奇跡の泉・銀~ 小説

尾上与一  央川みはら 

疎い!疎すぎる!!

BL史上最上級の、疎いというか、ネンネというか、純粋培養マティアス様(笑)
お話はとってもシリアスで切ないのですが、あまりにもの性的なことを知らなさすぎるのと、お寝坊なのが、笑いを誘います。
レーヴェ、苦労するね。いや、それも彼にとっては幸せなんでしょうが。
まっすぐにマティアス様に忠誠と愛情を注ぐ、レーヴェが好きです!可愛いです!もちろん、マティアス様も可愛いのですが、文句のつけどころの無…

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アヴァロンの東 ~奇跡の泉・金~ 小説

尾上与一  央川みはら 

命がけの恋

命がけの危機が来た時、奇跡の泉で瀕死から助かるんだろうな・・・と、ぼんやり考えて読み始めていたら、とんでもない!そんなに甘くはなかったです!

尾上先生のお話は、生と死の狭間で、どちらに転ぶかわからない。そのギリギリのところを、どう生きていくか。ヨシュカがせっかく助かったのに、どう考えても裏切りそうなアヒムにジリジリと心が削られる感じでした。普通のBLに無いような緊張感がいいです。

そし…

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さよならトロイメライ 小説

尾上与一  笠井あゆみ 

執事

最近あまいBL多すぎるよな。
たまには昔みたいに手ひどいヤツが読みたいとおもっていた昨今。
久ぶのハードコアでした( ノД`)シクシク…甘いのが読みたい
完全に読み手を選びます。

成熟前にオッサンの手籠にされるとか。
薬をもられて手籠めにされるとか。
あれやこれやなプレイとか。
精神的にアイタタタな展開が待っておりますので
ダメな方はご注意くださいませ。

お話しは、貧乏故…

3

恋愛を進めるにあたって 小説

尾上与一 

「初恋をやりなおすにあたって」の同人誌

大好きだった商業誌「初恋をやりなおすにあたって」の同人誌!これ、商業誌本編がお好きだった方にはぜひぜひぜひお読みいただきたいと思う1冊です。通販(コミコミ、アニメイト、フロマージュと先生は呟いておられました)しておられると思うので、見かけられましたら迷うことなくgetしてくださいませ。ああ、先生有難うございます!とガチで思ったので神です。

以下7編+あとがき+おまけ。おまけ以外は二段組。2,…

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ルドヴィカの騎士 ~奇跡の泉・銀~ 小説

尾上与一  央川みはら 

好みの主従過ぎてもう

奇跡の泉シリーズ第二弾。
同時発売で先に金の方を読んだんですが、そっちはいまいち響かなかった。
表紙の感じからして銀であるこっちの方が絶対に自分好みだろうなぁとは思ってたんですが、直感は正しい!
好み過ぎて倒れそうな話になってました。

こちらは前作の受であるヨシュカのお兄ちゃん、マティアスのお話です。
世界観は前作で頭に入っているので、導入部分からすんなりと入ることができました。

1

天球儀の海 小説

尾上与一   

まさか

まさかこんなことをされるなんて!
一生忘れられないような出来事がありました。
小説としても大変おもしろかったです。
攻めの執着が意外とすごい。
幼少期に助けてもらったから憧れたみたいなきっかけだと言っていますが、別に彼にだけ助けられたわけじゃないので、単純に一目惚れとかそういうものだったんだと思いました。
手の甲のホクロ、そんなに気に入られてたんだな…
攻めのお父さんが普通にいい人で良…

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初恋をやりなおすにあたって 小説

尾上与一  木下けい子 

読み応えがすごくあった

プロ将士って過酷なんですね。
将士って頭が壮絶に良い人、というイメージしかなかった私だけど、受けの命を削るかのように将棋を指す姿は壮絶で圧倒されました。

「初恋」という言葉から、何となく甘酸っぱいものを想像していたのだけど、思っていたよりも壮絶な覚悟が込められた「初恋」だったなぁ……というのが読後の印象。

初恋の思い出そのものは、小学生時代ということもあり実にたわいのないエピソードな…

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