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尾上与一 央川みはら
ぱるりろん
ネタバレ
「アヴァロンの東」と同時に刊行された本書。前作は個人的に少し好みから外れていたので、あまり期待せずに(すみません)読んでみたのですが、こちらはとても良かったです。 前作のメインの二人イグナーツとヨシュカも登場します。ヨシュカの兄、マティアスの物語です。 マティアスは、泉を守ってきたハイメロート家の嫡男で、司祭で、奇跡持ちと言われる特別な力を持っています。 彼がまだ子供の頃、教会巡行をしている…
尾上与一 asaemaru
メジロ
天球儀の海の対となる物語。読む順としては絶対に 天球儀の海 → 葉隠否定論 の順で読んでもらいたい。 資紀の深い愛に涙腺が緩んで緩んで。バスタオル持って読むべきでした。 この物語を含めて天球儀の海は完結すると思います。 平和への願いを切実に込めた物語なので、広く読まれてほしい。商業化されてほしい。 恥ずかしながら『葉隠』を知らなかったために読む前はタイトルの意味が分からなかったので…
尾上先生の作品は1945シリーズしか読んだことがなかったので、他のも、と手を伸ばした次第です。 本書「アヴァロンの東」と「ルドヴィカの騎士」は2冊同時刊行だったようで、一つのシリーズになっているとのこと。 架空の王国の史劇でした。魔女や奇跡の泉などが登場し死者が生き返ったりもしますが、ファンタジーと言うにはもう少し骨太な印象を受けます。 王政の両輪であるはずの王家と教会が対立し、王家に仕える…
尾上与一 牧
ななつの
戦闘機の操縦士と偵察員。戦時中のお話で、命をかけて空を飛ぶ2人のお話です。 花火師の息子の六郎。操縦士として英雄であり有名人な恒。 命令によって新しい特別な機体に乗るペアとなった六郎と恒。おおらかで懐の大きな六郎が、短気で喧嘩っ早いが操縦士としての才能がある恒に振り回されながらも絆を深めていく様子が丁寧で、本当に読んでよかった! 操縦士と偵察員って、2人で空を飛び、互いに命を預けている特…
aaaiiiai
まわりに舐められているから褒美の品が千歳に届くまでに盗まれて本来より少ない事に本編で怒っていたカズイ。実行に移すの巻。 まず、カズイの方が先に届いて千歳のが後で届いている時点でタイムラグがあっておかしい。しかも、役職も、実績も上の千歳の方が少ない物資ってのももちろん。 突き止めてやる!と持ってきた隊員と共に遡っていくんだけど、こんなに伝達ゲームみたいにするかね?って程たくさんの人が抜き…
面白コメディっぽいところから始まって、クライマックスで泣かされ最後清々しく晴れやかな気分にさせてくれるお話でシリーズ第一期完結に相応しかったです。 1945シリーズどれも違ったペアの違ったお話で面白いです。今回の2人は前作のSSでチョロっと話題に出ていた問題児のいるペアだったのでどんな話か気になってました。 航空機に乗るのが必然な部隊にいるのに乗りたくないと駄々こねる少尉ってどんなの?…
1945シリーズの同人誌。 タイトルにもあるように「天球儀の海」の番外編です。 「天球儀の海」は希の視点で全編綴られていますが、本書は資紀の側から描かれています。 2024年3月改訂版を読みました。 A5版2段組で、小さい文字でびっしり、190ページの本です。何万字なのでしょう。 もうこのまま文庫で発行できてしまう大作です。 表題作の「葉隠否定論」のほか、巻末に「ひかるきずあと。」とい…
かいわれだいこん
高いところが苦手で怖がりな千歳とペアになってしまったカズイ。 居場所がなくて愛されたいのに、欲しない。そんな千歳に精一杯向き合うカズイ。 神様から欲しかったものは全てカズイがくれた。ずっとカズイの無事を祈り続け、絶対堕ちないと強い決意を持つ千歳は弱虫なんかじゃないんですよね。 月光ペアとの絡みも微笑ましいです。 ただの「千歳」として過ごす日々が幸せでありますように。
尾上与一
1945シリーズの同人誌。 奥付を見ると何回も何回も再版されていたことが分かります。 一番最後は2024年改訂版となっているので、復刊を契機に作っていただけてとてもありがたいです。 後から知った私のような者でもこうして手に入れることができて嬉しいです。 「面影」三上×塁 「城戸とヘルブック(web再録)」三上×塁 「搭乗員覚え書き」恒、塁、千歳、斎藤、谷、秋山 それぞれのSS 「…
近江谷 よこやま 尾上与一 牧
ちろこ
原作の小説は既読です。 読み終わったあとの後ろのページにコミカライズ決定とのお知らせがあって、「碧のかたみ」のコミカライズ版が出ることは知っていたのですが、まさか全面フルカラーとは思いませんでビックリしました。 この戦争の描写をカラーで表現するとなるとすごく大変な労だと思いますが、でもこの作品をカラーでコミカライズしたことにはおそらく意味があると思います。 ラバウルはパプアニューギニアの…