平眞ミツナガさんのレビュー一覧

まほろばの日々 コミック

平眞ミツナガ 

微妙なニュアンスがうまい

平眞先生やっぱり漫画がうまいです。演出もうまい。今時のBL漫画的面白さとはちょっと違うかも知れませんが、しっかり面白い!
ちょっと不思議な作品、ファンタジー系の2作品が収録されています。

◾︎綺譚、花の怪
◾︎芦屋(友人) 長谷川幸也(主役) おじさん
ファンタジーと恋の混ぜ方がうまい!
特に好きなのは、芦屋と幸也を無理にくっ付けなかったところと、おじさんと幸也を無理に恋愛にしなかっ…

1

つまらない二宮さん コミック

平眞ミツナガ 

漫画がうまい

◾︎仙波春彦(年上)×高間雪人(高校生〜/バイト先の先輩)
先に同時収録作が入ってます。
絵も丁寧でテンポも良くて読みやすい!ストーリーはよくある感じでも、漫画的コマ運びとか構図がお上手なので。7年前の作品ですけど、古さは感じなかった。今流行りの絵柄ではないかも知れませんが。そして"平凡受け"というやつも最近は下火なのかな。

◾︎佐田(大学生)×二宮(塾講師)
そし…

1

僕にも恋がやってきました!? コミック

平眞ミツナガ 

常識的で深い内容だけど、ちゃんとキュンキュン

ちるちるでは高い評価が少なくて意外でした。

大人×子供(高校生)って、難しいですよね。
BLの世界だしガッツリいっちゃえって思うんですが、
やはり今作のように大人の側がちゃんと思慮深いのも素敵。
手を出して欲しそうにしてる受けに対して攻めが言う、
手を出さない理由に、ハッとさせられました。すごくいい。
要約すると、
「いつか君が大人になって、物事が色々分かるようになったとき、

3

まほろばの日々 コミック

平眞ミツナガ 

思念の残滓という贈り物

死んだ自覚を持てない死者の生前の想いや、形を持たない思念体の想いを、想い人に届けるまで、がテーマの小作品。
どれも想い人の幸せを強く願っていて、純愛。
幸せとは?を考えさせられるお話。

讀み始め、どうしてすれ違っているのか不自然でしたが、
死者が想いを伝えたくてウロチョロ纏わっているだけだった、と納得。

そろそろお彼岸だから、ちょうどいい作品でした。
こんな風に言い残したことを…

1

義弟に秘密がありまして コミック

平眞ミツナガ 

コミカルな感じで兄のツッコミが楽しい

最初は、兄のショーゴが義理の弟になるかもしれないハルヤに酒の勢いでHされちゃうので、エロい感じかシリアスかと思いましたが、意外とコミカルな感じで、ショーゴのツッコミというか、一人であれこれ考えてもだえて叫んで突っ込んでるのが結構おもしろかったです。

ハルヤ、名前なんだっけで調べてみて、そういやほとんど名前呼ばれてないなと思いました。お互い、お前とかあんたばかりで。

真面目に考えると、体…

1

僕にも恋がやってきました!? コミック

平眞ミツナガ 

節度ある交際がいいと思います!

おうちにいるので
好きな作家様
好きな作品を読み返そう!

「兄貴が~」のスピンオフ
弟の恋がメインのお話

見かけが小粒で可愛らしくて
高校生になっても少年みたいな弟と
(精神的にはほぼオカンw)
少年を見ているのが好きな作家先生の秘書の
(危ないヒトではありませんw)前向きな恋のお話。

大人の方が色々考えちゃって悩んで離れようとしますが
子供の方が恋にたいして真っ…

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兄貴が恋を拾ってきました コミック

平眞ミツナガ 

優しいラブコメBL

おうちにいるので
好きな作家様
好きな作品を読み返そう!

てな事で再々読(多分三回以上読んでる)

ほわほわで生活能力がない兄と
しっかり者で真面目な弟の二人の生活に
突然、兄が拾ってきた男が乱入!

兄弟の葛藤やら
恋愛の駆け引きやら
家族との関係性やら
文章にすると重めに感じますが
なんのことはない、甘々で優しくて可愛い
ラブコメBLとなっております♥

あ…

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きょうもたのしくいきましょう コミック

平眞ミツナガ 

一緒にいて楽ってイイネ

スクールカーストで『中』のポジションに身を置き処世術でうまく立ち回ってきた佐野が、クラスで一匹狼の高田に”助言”をするも要らぬ世話扱いされる。

感謝されると思い込んでた佐野は納得いかないし、自分が重要視してる立ち回りを高田が不要とするのが理解できないのがアホ可愛かったです。
計算した友人たちへの態度もそれが普通と熟してきた佐野が、高田と関わっていくうちに”高田といるのは楽”と感じ、今までの…

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きょうもたのしくいきましょう コミック

平眞ミツナガ 

学校という箱庭の中で

思春期特有の痛々しさを描いた心情描写がメインなのでLoveや甘さ薄め。
自分たちの考えを言葉にして相手に語るのでセリフ多め。
頭でっかちと多感がぶつかりあってスラスラとは読めなかったけど面白かった。
帯の煽りが巧いです、印象的なフレーズが多くて、好奇心そそられました。

高校生の佐野有紀は八方美人に振る舞うことでスクールカースト「上寄りの中」に属す高校生活を楽しめている、と信じています。…

3

きょうもたのしくいきましょう コミック

平眞ミツナガ 

攻めに嫌悪感

終盤まで攻めの佐野の思考が気持ち悪くてしょうがありませんでした。夏木があれほど性根を分かっていながら、佐野をそんなに好きだったか疑問です。自分がどう思われているか知ってて、体の関係を持って虚しくならなかったんでしょうか?

反対に高田は至極真っ当な感覚の持ち主でした。なので何で佐野を好きになるのかが、夏木以上に理解出来ませんでした。
伝えたい事や言いたい事は分かるんですが、残念ながら描き切れ…

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