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火崎勇 亜樹良のりかず
雀影
本編シリーズ&スピンアウトシリーズ終了後のご褒美ストーリー集。 如月の従兄登場編と、尾崎の学生時代の友人登場編の2編収録。 どちらも、多少のハラハラはあるものの、ちゃんと落ち着くところに落ち着く「末永く幸せに暮らしましたとさ」を補強するストーリーです。 このシリーズを通して、幼児の強烈な体験のせいで、感情の一部を欠落させたままだった如月が、尾崎と出会い、いろいろな感情を獲得してきたわけですが…
亜樹良のりかず
マキヲ
ネタバレ
亜樹良のりかずさんの作品集です。美丈夫なイイ男達が沢山で、エロスなシーンは少ないですが一つ一つがエロさ滴る読み応えで見入ってしまいました笑 表題作はお得意の(?)極道モノですがそこまでタフな作品ではなくさらっと読めます。…訂正。表題作だけでなく全体の半分ほどが極道絡みですね!でも色んなお話が読めて楽しいですよ。 個人的には、空き巣に入った先で家主にメロメロにされちゃう泥棒さんのお話「s…
本編が結構ハードだっただけに、こちらのペーパーはお口直しのライトテイスト。 頼まれて他の店に手伝いに行くという設定は、本編と同じようではありますが、実はそのお店は…。 そこでの仕事も、ただのバーテンではなく、ちゃんと衣装に着替えての…。 如月の、人に対しての感情は、まだ壊れたままといえるのですが、ただ尾崎にだけは、いろいろな感情を覚えるようになってきていて、手伝いの姿を見られたくない、見られ…
シリーズ1巻からここまで読んできて、ここで初めて「神」評価。 正直言って、3巻までは、感情の壊れた男とヤクザの同棲物語って設定のありがちなエピソードっていう感想だったけど、そんな定番エピソードを消化してきてのこの第4巻は、如月のトラウマの元凶とガッツリと取り組みます。 ストーリー全体が、如月が自分の感情と闘う話なので、結構重くて辛いですが、こうやって如月が自分で自分の心の問題に決着をつけられた…
しいな貴生 亜樹良のりかず
すぐる(受)視点の本編はじっくりねっとり、西嶋(攻)視点の後日談はあっさり、という二部構成になっています。西嶋は少し執着キャラが入っているのですが、ちゃんと両思いになるまではすぐるを追い詰めるようなことはせず「恋の駆け引き」といえる範疇だったので、嫌な奴という感じはしませんでした。 受が長年片想いしていた同級生・河野がまたイイ奴なのですが、自分に対するすぐるの想いには気づかないのに、すぐるに…
bonny
大学生の深沢霜が十歳の時に母親が起こした車の事故。同乗していた彼は、頭に受けた衝撃の後遺症から身体の痛覚を失った。不動産会社を経営する父親と美貌の母親。経済的に恵まれた家庭に育ち、将来も安泰だった霜だが、事故以来家族間に暗雲が立ち込める。 スレていた高校生の頃、霜は「イデア」という不良グループに所属し、リーダーの阿川と共に中心的役割を果たしていた。阿川のお気に入りとなっていたラーメン店「松林…
あすか 亜樹良のりかず
宮原きの子
読むまでそんなに気にしてませんでした。 けど、読み出したら爆笑するしかなかったです。 ヤクザなのにこの顔でなぜ猫耳なのか。 言葉使いも乱暴なのに頭には猫耳。 ミスマッチ過ぎて笑うしかなかったです。 猫耳ね、先生に生えてくれたら良かったのにね。 先生はエロかったけど、攻めがヤクザでこの顔に猫耳なので真面目に読めなかったです。 そこが残念です。 真面目に…
坂井朱生 亜樹良のりかず
M+M
表題作とショートの2作品が収録されています。 「鍵のかかる部屋」は美聖(受け)の視点、「告白」は棚橋(攻め)の視点による後日談です。 美聖、棚橋、柊は仲の良い大学生です。 美聖は棚橋に片思いをしているのですが、棚橋はそれを知らないまま柊を好きだと相談しています。 柊に恋人ができた夜、美聖は棚橋を慰めるという名目で抱いてもらいます。それだけだと思っていたのに、翌日棚橋は美聖に「しばら…
鳩村衣杏 亜樹良のりかず
leeとsoup
新刊が出る度に何かと気になる鳩村さんです。この作家さんの、タイトルの付け方が好き。 幼い頃は神童と言われていた有翔(今は実家の書道教室で教える日々)ですが、途中まで彼の魅力をいまいち掴みそこねていた私です。 有翔(受)に惚れている昇(攻)が「お前にふさわしい男になるために、起業した」とまで言わしめる彼の魅力とは・・・大丈夫でした。しっかり見つける事が出来ました! ある日、不登校の少年…
表題作とショートの2作品が収録されています。 どちらも久原(受け)の視点でストーリーは進みます。 久原は霊媒体質であることを利用して、友人の船戸の仕事を手伝って失せ物探しをしています。 霊に憑かれた後は、身体が冷えて凍えてしまうので、温めるために船戸とセックスをしているのですが、船戸を好きな久原はそんな関係に疲れ始めています。 そんなときに、会社の同期である宮部に「付き合ってほしい」と…