亜樹良のりかずさんのレビュー一覧

堕つればもろとも 小説

宮緒葵  亜樹良のりかず 

それは邪道だと思う

成り上がり者が、決して手の届かない存在を求めるお話。
手を触れることさえおこがましい尊い存在を、それでも「どうせ嫌われてるのなら……」と攻めが貶めて汚す(無理矢理ヤッちゃう)ところが最大の萌えどころ。
身分差設定が存分に生かされてます。
なので、二人は気持ちの上ですれ違い続けて、逃げようとした受けが攻めを殺してしまうところまではパーフェクトだったと思うのです。
「姫(受け)は自分を殺そうと…

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メガネと運び屋 小説

火崎勇  亜樹良のりかず 

攻め視点で進みます。

火崎さんは2冊目です。

随分と簡素な文章です。飾りっけナシ、ティスイズアペン並の文章でガシガシ進んでいきます。
心情を綴るというよりも、実際の行動を端的に描いている感じです。ここまで簡素を貫くのもすごいなと思いますが、情感や余韻みたいなものはあまり感じられず、少し物足りない気分にもなります。情緒や叙情的な文章が好みの人には、対極に近いものではないでしょうか。

文章の性質上、展開も速く…

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幸せな大事変「妖精王の求愛 ―銀の妖精は愛を知る―」番外編 グッズ

700年生きてきても予想外過ぎた出来事

本品は
『妖精王の求愛 ―銀の妖精は愛を知る─』の
コミコミスタジオ特典小冊子になります。

妖精王ディートハルトが
生涯で一番驚いた出来事になります。

妖精は聖樹から生まれます。

愛し合い生涯の伴侶と認め合った2人が
お互いの子供を欲しいと
同じくらいの強い思いで願うと
聖樹に果子が実をつけるのです。

妖精王には聖樹を観に行かずとも
聖樹に実が付くとすぐに

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妖精王の求愛 ―銀の妖精は愛を知る― 小説

飯田実樹  亜樹良のりかず 

天然か・・・!!

「妖精王の護り手」のスピンオフになります。

前作でやたら目立っていた妖精王・ディートハルトと、その副官・ラーシュが今回の主役です。事ある毎に副官を口説く妖精王に、その真面目さで口説かれてる事自体に気付いてない、お堅くて鈍い副官と言うのが、前作での二人です。

内容ですが、尊敬するディートハルトのもとで、日々仕事に励む副官のラーシュ。そんなある日、ディートハルトから「私と性交してみないかい…

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淫魔にもできる簡単なお仕事です 小説

鹿嶋アクタ  亜樹良のりかず 

キャラ設定の勝利

電子書籍で読了。挿絵有り。

実は、関連作の『魔王様、弱くてニューゲーム』は私に合っていなかったんですよ。ゲーマーじゃないせいかもしれないんですが……
これは面白かった!
理人のキャラが最高です。『人好きのする淫魔(おまけにお人好し)』なんて、愛する以外どうしようもないじゃないですか。
対する瀬能も、途中まで「これ、カップリング可能なのかしら?」と思っていたんですけれど、ちゃんと『仕込み…

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もしも願いが叶うなら「妖精王の護り手 ─眠れる后と真実の愛─」番外編 グッズ

ラブラブ新婚生活♡

本品は
『妖精王の護り手 ─眠れる后と真実の愛─』の
アニメイト限定特典ペーパーです。

本編後、港町パルヴィーゴ領での
2人の後日談になります。

メルビィがレオと共に
妖精の国を追放されて移り住んだのは
港町パルヴィーゴ領でした。

そして1年の月日が流れた今では
2人ともすっかり町に馴染んでいました。

漁師として働くレオは
夜明け前に出港して昼に戻るため

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月明かりの下で「妖精王の護り手 ─眠れる后と真実の愛─」番外編 グッズ

ルカの祭事を待つ間に

本品は
『妖精王の護り手 ─眠れる后と真実の愛─』の
コミコミスタジオ特典小冊子になります。

本編でメルヴィの姉を助けるために
滞在したセーデル国王都でのお話です。

攫われたメルヴィの姉を追って
メルヴィとレオはセーデル国の王都
ルカまでやってきました。

そこで姉と同様
攫われた娘達を助けたい人達に出会い
彼らの協力を取り付けます。

生贄として捧げられる日ま…

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魔王様、 弱くてニューゲーム 小説

鹿嶋アクタ  亜樹良のりかず 

ひたすらコミカル

面白いです。これだけちゃんと喜劇にできるのだからなかなかの強者とお見受けします。文章が軽妙であれよという間に読み終わってしまいました。

魔王というとおどろおどろしいですが、そこはコミカル、勇者の鼻にもかかりません。しかも思考が乙女で、かわいそうにすらなってきます。

一方、勇者は中学生かっっていう程Hのことしか考えて無くて、きれいでかわいい魔王様としたいばっかり。

ゲス勇者とかわい…

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淫魔にもできる簡単なお仕事です 小説

鹿嶋アクタ  亜樹良のりかず 

これ最高に面白い

久しぶりに大ヒット。非常に面白かったです。

アクタさんの作品はとにかくコミカルテイストで楽しい。外でうっかり読むと吹き出したとき恥ずかしいので注意!

こちらは、モテ俳優だがその正体はあまり強くない淫魔と、その堅物マネージャーとの恋の話(愛かも)。
とにかくお馬鹿なんだが人がよくて憎めない理人。しかし愛を知って強くなるところがいい。

理人は淫魔だけにモテモテですが、なぜかいつも寸…

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妖精王の護り手 ─眠れる后と真実の愛─ 小説

飯田実樹  亜樹良のりかず 

読みやすいし分かりやすい世界観

人間とエルフの間に生まれたハーフエルフでありながら、妖精王を守る最強の四人のうちの一人として活躍しているレオ=エリークは、妖精王から『迷いエルフ』の捜索を命じられます。
『迷いエルフ』とは、本来はエルフですが間違って人間として生まれ、本人も周囲もエルフと気付かないまま暮らしていますが、実は強力な魔力を持つ存在とのこと。
レオは『迷いエルフ』と思われる娘の情報を得るのですが、彼女は既に人買いに攫…

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