暮田マキネさんのレビュー一覧

還らずの夏 コミック

暮田マキネ 

ほの暗い

ハピエンなのかそうじゃないのか、短編集で鬱々としてるのに不思議とじわじわ。
台詞が印象的で、ほの暗い雰囲気に惹きこまれました。
あとがきの「性欲の強い地味受け最高ですね」には完全同意です!

ファザーファッカーの前日譚が読めたのが良かったです。
英文と日本語訳が微妙に違うの苦い…
本編のやりきれない切なさは悶えたけども、本編最後の赤ちゃんの頃の足のエピソード…赤ちゃんの指ってめちゃくち…

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シュガーベイブ コミック

暮田マキネ 

すべてスッキリ!とはいかない

表紙だけ見たらショタ。
でも中身はかなり深刻なトラウマを抱える男子高校生の話です。

暮田先生の作品の中で、唯一この本だけ初読から一度も読み返していませんでした。
トラウマを正面からシリアスに捉えるのではなくて、支えてくれる愉快な兄貴的存在のみなさまに囲まれつつ、小学校時代の唯一の友人とのおかしな再会もありつつ、というコメディタッチで描いているので、焦点がどこに当たっているのか曖昧な感じが…

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ファザー・ファッカー コミック

暮田マキネ 

All or nothingな究極の選択的愛

最初に読んだときは明(めい)にイライラして、ちゃんとすべてを読み取れませんでした。
その次に読んだときに辛うじて評価だけ入れたようです。
でも今回読み返したら、「神」なんだよなあ。
どうして評価だけ入れるなんて、中途半端なことをしたんだろう、過去の自分。

生まれる前に亡くなった生物学上の父であるマコト。
ひとりで子供を産む心細さから、マコトの親友だった明と結婚したサエ。
片思いのま…

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還らずの夏 コミック

暮田マキネ 

あとがきの後で、さらにやられる

暮田先生の作品は、レビューが書けないものが多くて…。
受け取るものが多すぎるとしばらく惚けてしまって、落ち着くまでに時間がものすごかかる。
そこからこころに残ったものを文字にする作業が困難で。
この作品もレビューが書けるまでに何年かかって、何度読み返したか分かりません。

【還らずの夏】 神
ずっと一緒にいられると思っていた夏の日。
幼馴染の奈津と陽(はる)は、お互いに想い合って、そ…

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カバークラック コミック

暮田マキネ 

手フェチ

表題作は、ちょっと仕事に行き詰まっているネイリストの蒔田さんと、かわいい社会人の紺野さんのカップル。
蒔田にとっては、純粋で健気な紺野が癒し。紺野は手フェチで、綺麗な蒔田の手指が大好き。
というピッタリなカップルでした。

蒔田のお仕事賀どう変わっていくのかも描いてほしかったなあ。

他に、爽やかすぎる高校生ものの短編があって、これはなかなかよかったです。
相手を好きなのにひた隠しに…

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還らずの夏 コミック

暮田マキネ 

儚くも美しい短編集

表題作の『還らずの夏』
線香花火のような儚くも美しい悲恋。

「終わらないで」と線香花火の灯りに願うように
彼らもまた2人の時間を終わらせたくないと願う。

儚く灯りが落ちた余韻は切なくて胸をしめつける。
裏表紙のデザインとカバー下を眺めた時、そう感じた。

物心つく前からずっと二人一緒。
この先もずっと、こんな日々が続くと信じていた。

最愛な恋人・田富 奈津を事故で失う…

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ロッカバイディア コミック

暮田マキネ 

共依存いいなぁ

受け攻め共に依存してます
受けのトラウマは可哀想でしたけど本当にいい両親がいてよかった
それでもなかなか心の闇は消えなくて不安定のまま
攻めはそれでも絶対離れないし諦めない
いいですねぇ執着
守ってあげたいってゆう感情がいつから変わったんでしょう
そこがなんとなく気になってます
恋と過保護って別物のように思ってるので
長い時を過ごしていくうちにそれが恋心になったのかな、多分そうなん…

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ロッカバイディア コミック

暮田マキネ 

幼馴染み最高。

ぶっきらぼうだけど頼りがいのあるイケメン幼馴染み×訳ありの過去を持つ綺麗系幼馴染みのお話です。

ずっと読みたいと思っていた作品でした。読んでみたら何度も周回しました。
まず作画が素敵です。小さい頃を振り返るシーンの二人は「え。かわいっ」と言わずにはいられませんし、高校生の二人は私が大好きな雰囲気(攻めはどっしり構えたセクシー男前&髪長め。受けは黒髪無自覚綺麗系)で目線や表情がとても…

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還らずの夏 コミック

暮田マキネ 

耽美的な描写の物悲しい作品

この作品集以前は、可愛い系だったので、大人の耽美風の作品にチャレンジしてみたのだと思う。
読み返すと、自分自身の廻りで亡くした人の思い出と重なって来る。誰かの命日に読むと、ず~んと重くなります。

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還らずの夏(死に別れ)
 陽にしか見えない若草。
二人で事故に遭って、若草だけで帰らぬ人となってしまった。生き残った事を責め続けていた陽。

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不機嫌なつぼみ(運命の番と…

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つむぎくんのさきっぽ コミック

暮田マキネ 

舞台設定がすごい

初読みの作家さんです。絵がとてもキレイですね。
煌成はカッコよく紬は可愛く儚げで。

煌成の両親や義兄弟、学校の創業者一族という名家、使用人などなど色んな意味で風呂敷を広げてるお話ですね。

元使用人の孫の紬と煌成は幼い頃に屋敷で出会い、紬は孤独な煌成を守ろうとお母さんになる!と宣言。

そして高校時代の現在へ。
んー、なんというか本音を言えない立場になってしまったのかもしれないけ…

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