ヤマダサクラコさんのレビュー一覧

ライク・ファーザー・ライク・サン 小説

英田サキ  ヤマダサクラコ 

親友の父親に恋する高校生の切ないお話

あとがきによると本書のタイトルは『この親にしてこの子あり』という意味だそうです。
近親ものは苦手なのですが、そうじゃないということなので、お互い父子のように思っていた相手を徐々に親子の情ではなく恋愛感情で愛してしまう葛藤なのかな、などと想像して読み始めました。

おバカな息子 昴(攻めの実子)がバカすぎて違う方向だけど一生懸命親友(受け)の志麻のことを考えていて、精一杯の友情で大好きだという…

1

大人は愛を語れない 小説

崎谷はるひ  ヤマダサクラコ 

いろいろありすぎて消化不良

シリーズものですが、他の作品は未読。
作品ごとにメインカプが違うので、未読でも問題なかったです。
現在→10年前(回想)→現在
と時間軸が変わります。行ったり来たりはないので、
読みずらさは特にありません。

攻様・宮本は世捨て人みたいな印象。
35歳で枯れすぎでしょう?ってくらいです。
その分、受様・直海がぎらぎらしてますが。
それぞれに過去や悩みがあるのですが、
特に直海の…

1

メランコリック・リビドー 小説

砂原糖子  ヤマダサクラコ 

あれー…?

「センチメンタル・セクスアリス」に登場したカメラマン・日和佐を主人公にしたスピンオフ作品です。「センチメンタル・セクスアリス」がとても好きで砂原糖子さんも好きな作家さんの一人なので期待して読んだのですが…あれー??萌えどころがイマイチ分かりませんでした。

印象として、千夏史の亡くなった兄・由多夏と日和佐との過去の恋愛のほうが重く(むしろ、こっちを読んでみたい)、いま現在の千夏史の感情はかなり…

2

初恋捜査(難航中) 小説

李丘那岐  ヤマダサクラコ 

本当に幸せになってほしい

神です
前作未読です。本当に楽しめました。
詳細は、前レビュアー様の通りです。

もう本当に二人で幸せになってほしいと思わせる一冊でした。
事件で最後までハラハラさせられ、
過去編で楽しみながらハラハラし、
攻めの人生観と覚悟みたいなのが次第に明らかになりハラハラし、
そしておっとこまえな受けの現在を打破する思いと行動にワクワクさせられました。

ええ、二人には本当に幸せになっ…

7

夜情にゆだねて 小説

秀香穂里  ヤマダサクラコ 

イメージと違ったけど

タイトル(のフォント)と表紙絵のイメージから、元極道の板前×薄幸の美人若旦那の情念たっぷりのお話だと勝手に思っていましたが全然ちがいました(笑)。実際は、しっかり者の男前な料理長×根は真面目で色っぽい美人若旦那のお話で、重い雰囲気のない読みやすい作品でした。ヤマダサクラコさんの絵が好きというのもありますが、お湯に浸かる遼路のイラストがとても可愛くて何度か見返しました。

期間限定で実家の旅館の…

2

初恋捜査(難航中) 小説

李丘那岐  ヤマダサクラコ 

ラスト2枚の挿絵に萌えたぎりました

30歳パティシエ×30歳警視庁キャリア警視。

高校生時代の受けが知り合い、心を預けた同い年の攻めは、高校卒業と時を同じくして受けの前から姿を消した。
当時から目指していた夢を叶え、警視庁のキャリアになった受けが、ある日大好きなスイーツ目当てにカフェに行くと、なんとそこで攻めがパティシエとして働いていた。12年ぶりの再会に、昔姿を消された痛みを胸に抱えながらも喜ぶ受け。そんなとき、管内で起き…

12

初恋捜査(難航中) 小説

李丘那岐  ヤマダサクラコ 

初恋こじらせ系

関連作「ロクデナシには惚れません」未読ですが、特に問題なく、この作品だけで楽しめます。

飄々と世渡りしているようなエリート警視、若い警察キャリアの高木想。
仕事現場での彼のクールな顔の裏にあるのは、、、。

若い頃一緒に過ごしたやんちゃ仲間との日々から、くすぶり続ける恋の傷。
まだ恋がどんな物かもわかっていなかった高校生時代。
恋を認めたら友人でいられないと思っていたのに、思いがあ…

6

極道の犬 小説

秋山みち花  ヤマダサクラコ 

「萌え」ではなく「萎え」

あれれ?なんだろう?この感じ?

大好物の極道物。
設定もろもろ好みなのに、まったく萌えませんでした。
まさか、自分がこの設定で「しゅみじゃない」をつけるとは、ショックでした。

受が気持ちを隠して攻を犬にしているのも、攻が切ない想いを隠してひたすら犬でいようとするのも、組のいざこざも、同級生同士の三角関係と見せかけるのも、受の復活劇も、タイトルも…
どれも良いのになぁ。

一部…

2

初恋捜査(難航中) 小説

李丘那岐  ヤマダサクラコ 

受けのギャップが神

李丘那岐さんの新刊+ヤマダサクラコさんのカッコいい表紙にテンションが上がり、発売を楽しみにしておりました。
既刊「ロクデナシには惚れません」のスピンオフです。

あらすじ:
警視の高木(受け・30歳)は、洋菓子店オーナー殺人事件の捜査で、高校時代の同級生でパティシエの緑野(攻め・30歳)を事情聴取することに。
12年前高木を一度だけ抱いて姿を消した緑野は、何かを隠している様子で……

14

恋には金がいるらしい 小説

玄上八絹  ヤマダサクラコ 

ネタバレありご注意

逃がし屋×運び屋。受けは親はなく、病気の妹を抱え、将来的に妹の臓器移植費用を稼ぐため医者になるべく医大に通っている大学生。攻めにも金の要る切実な事情があるので、双方が金を必要としているカップルです。
受けは諸事情から攻めに身体を売る羽目になるのですが、攻めに「経験は?」と聞かれて「ないような、あるような」と答えます。実際やってみたらうしろが柔らかかったため、攻めには経験済み認定されます。でも本当…

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