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52/52(合計:519件)
ヤマシタトモコ
藤棚
キャラクター達の会話が絶妙!センスあるな~と思いました。 濡れ場で突如、甘い雰囲気にならないところも楽しくて、面白かったです。 初受けにオロオロで喋りまくるオヤジと、それにイラつく恋する若い男(笑) あと舞台となる居酒屋「くいもの処明楽」がいい雰囲気で。 マンガを読んだ後に、飲みに行きたくなります。
かおる
な香りがします。 ヤマシタさんは、後ろから語りかける、モノローグが得意ですね。 聞いていようが、見ていようがまったくかまわない。でも一人語りするというのが楽しいです。
よう
映画「恋愛小説家」では、ゲイの画家が登場しますが……、 その人のセリフで、「ストレートなら人生は楽?」ってのがあります。 この作品を読んでいてそれを思い出しました。 もちろん答えはノーだと思います。 ゲイだとかストレートだとかが、 幸せ不幸せ、それそのものに直接影響するわけではないと思います。 だけどやはり、身内が、となると話は変わります。 偏見とかそういうことではなくて…
久江羽
短編集です。シリアスなものから変な笑いが止まらないものまで、バランスよく?入っています。 表題作!最高!ドM・見津田万歳!ツボがそことは気がつかなかった。 ゲイでもSでもないのにその上を行く王子様・蓮水万歳! 後半数ページのたたみかける様な展開が清々しい。あらすじを書くほど長い話しじゃないので、実際に読んで楽しむべきだと思います。描き下ろし「薔薇の瞳は盲目」では3ページしかないのに、二人…
がばちょ
ヤマシタさんは、せつない、打開できない閉塞感を表現されるのが とてもうまい方です。 表題作は、ラストでぼやかしていますが、前のページで終わってもよかったのでは と思います。ほとんどBLじゃない作品も入っています。 ヤマシタさんの漫画は考えさせられるものが多いですね。 もはや漫画の純文学です。 BLそのものより、文学の表現をBLを借りて、行っているという印象です。
木原音瀬 ヤマシタトモコ
十架
好きと告白して相手も合意して晴れて恋人同士。そこから始まる物語。 好きという気持ちだけじゃ、いつか満ち足りなくなって相手は居なくなってしまうかもしれないという不安から起こる葛藤がリアルで良い。 …モモが可愛い。ロンちゃんカッコいい。 私はロンちゃんと感情がダブりっ放し。危なっかしいぜモモ……。母親の気分でモモを心配しましたよ、めちゃくちゃ年上なのに(笑) 木原先生が書く女性が好きなんです…
話の展開も、終わり方もすごく好きでした! ヤマシタトモコさんといえば、「くいもの処明楽」を読んだときは、前評判を聞いて期待しすぎてしまったのもあったのですが、正直あんまり、普通?かなって感じでした。 だけどこれはツボにきましたねー。 切ないストーリーだけど、こういう切なさは好き。 微妙にうまく説明しづらいんですが、ドロドロ痛い切なさじゃなくて日常をちゃんと描いた淡々とした切なさって感じでし…
ここに集められた作品は、昨今のBLとちょっとちがう文脈で描かれています。 男×男ファンタジーの要素を取っ払った、萌えの要素をあまり含まない一般人向けの内容です。 全編を通してリアルな世界に近づいているというか、BL的なご都合主義のラストはありません。むしろはっきりしないで終わる文学作品的要素があります。 痛い系というより苦い系。私はこの作品、よいと思います。 決して最後はハッピーというわけ…
もと
タイトルの作品は3話あったんですが、せつない、ああ、せつないよ!って感じでしたね。 コレを含め、ハッピーエンドでなければ!というタイプの人には薦めづらい感じのラインナップ。 短編集なんで、色んなテイストが入っててそれはお得なんですが、微妙に傾向がばらばらで、唯一共通してるのが「エロ少なめ(~標準)」「イラッとくるくらいに切ない」って所ですからね・・・。 表題作の主人公は政客には3人です。…