ヤマシタトモコさんのレビュー一覧

ストロボスコープ コミック

ヤマシタトモコ 

エッセイで爆萌え!

『なにがでるかな 辞書 アン ルーレット』
私、こういうエッセイ大好きです。
作家の萌えと自分の萌えが一致した時、ものすごくわくわくして嬉しいから。
私だけじゃなかったのね~って見事に共感し、ふむふむと頷くことができて
「ヤマシタトモコ先生~!これからもついて行くわ~!」
と力強く、来年への新たなBL目標が生まれました。
今、私生きていて何事にも萌えられる人生は幸せなんですよね!
生…

3

ストロボスコープ コミック

ヤマシタトモコ 

内容的には

それなりに充実しているけど、
やっぱり、コミック作品が半分しかないとなると、「神」にはし辛いよね。

メインの作品はリブレ出版の「泣けるBL」に掲載された『ストロボスイッチ』
次いで祥伝社「on BLUE」に掲載された、商業デビュー前の同人誌再録作品「Devil's thoroughbred」。
ほとんどこの2作品のためのコミックスといって差し支えないけど、それじゃあ幾ら何でも…

5

悲しみの涙はいらない 小説

水原とほる  ヤマシタトモコ 

切なさがじわじわと

初めに読んだ水原本はピンとこなかったんですが、この作品は好きでした。

普通に高校・大学行って、普通に教師になって、人並みの生活を送りたいと願っていた遥は母親からは捨てられ、義理の父からは性的虐待。そんな生活の中で全てを諦めてしまった遥の目の前に現れたのは義理の父の借金取り、金融会社を営む国枝であった。
最初は売春をさせられ義父の借金を払うことを命じられますが、ある事件が起きたとき国枝に「ど…

0

ジュテーム、カフェ・ノワール コミック

ヤマシタトモコ 

心はひとつ

この本を読んでふと思い出した。
ヤマシタトモコさんの描く男性の中でも、私は「キツネ目」と「サラサラ黒髪ロング」の男に惹かれる傾向がある。
リアルの世界ではそれは全く自分の好みの真逆なのに…不思議な魅力だなぁと。

表題作の他、【ラ・カンパネラ】【こいのじゅもんは】【サタデー、ボーイ、フェノミナン】【魔法使いの弟子】【cu,clau,come 食・喰・噛】【ワンス アポン ア タイム トーキ…

2

イルミナシオン コミック

ヤマシタトモコ 

ちぎれた指は愛情

「…おっとよく分からんな。あと何回か読もう」と、ヤマシタトモコさんファンの私は時折こういう感覚に陥ります。
ヤマシタトモコさんの世界観に入れず、縁に立たされている感じで読み終わってしまうのです。
こちらの作品も例外ではありませんでしたので、あぁ読もうと思いついては手を付けて読んでいました。

やっぱり、昔の画風が好きだ。
発表年を見ると、デビュー作(と思われる)の【神の名は夜】が2005…

1

タッチ・ミー・アゲイン コミック

ヤマシタトモコ 

息がとまりそう

特別物凄く前に感じる画風だなぁと思ったら、表題作は2006年!
6年前の作品となったらやはり違いますよね。

この頃のヤマシタトモコさんの雰囲気や男性の表情が大好きです。
こう、カゲのあるような、絶対的暗さがある感じがして、救いようのない何かを抱えているような空気すら感じます。

表題作の他、【息をとめて、】【へヴィ・シュガーの嫌がらせ】【Candied Lemon Peel】【nuo…

2

薔薇の瞳は爆弾 コミック

ヤマシタトモコ 

各々の解釈

ヤマシタトモコさんの短編集。
外国系の物があまり得意ではない(答えは単純、カタカナのお名前がいつもすんなり読めない阿呆脳だから・笑)んですが、しょっぱなからアラブ的?な物が。
表題作の他、【the turquoise morning】【さようならのお時間です。】【ラブる。】【浮気者!】【嗚呼ボーイフレンド】【絶望の庭】の6作。
更にヤマシタさんありがとう的な描き下ろし、【薔薇の瞳は盲目】【欲…

1
非BL作品

MO’SOME STING 非BL コミック

ヤマシタトモコ 

死を望む事は悪なのか?

どいつもこいつも、相手を想っては一方通行で、絶望的に交わる事がない。
しかし生きることとは、とどのつまり愛である、と説かれた気持ちだけが残る。

BLジャンルだけれど、あらかさまに体を重ねるシーンは1つもない。
ホモです、バイです、ホリました、ハメ撮りしました。言葉だけで説明したり、そんな1カットがある位。

私は単純に、出てくる人間の苗字にアソビがあるのが好きだ。
今作は正にそうで…

3

恋の心に黒い羽 コミック

ヤマシタトモコ 

歪み純粋な愛

私のBLイメージ払拭キッカケを与えてくれた作品の内の1つ。
(3つありますが、全てヤマシタさん作品です)

雑誌掲載作6本+描き下ろし4本からなるこちら。
特に私が好きなのは、表題作の【恋の心に黒い羽】と【FOOL 4 YOU】。
他の作品は、物によっては「BL?」と思うような作品もありますが、ヤマシタさんはこういう独特な雰囲気を描かれるイメージが有ります。
好きな人は嵌るけど、嵌らな…

1

くいもの処 明楽 コミック

ヤマシタトモコ 

やるとかやらねーとか

私がこちらのジャンルの漫画で初めて読んだ記念すべき作品。
初めは電子書籍で読みましたが、ずっと忘れられなかった。
その頃は嫌悪感しかなかったこのジャンルに対し、何かが流れ落ちたかのようにすっと受け入れられたんですよね。作風のお蔭だと思いますが。


馬鹿で馬鹿で阿呆で馬鹿で、無駄に歳喰ったような考えなしの32歳店長・明楽。
頭良くて顔も良くて要領もいいけど明楽の明るさを羨ましがっている…

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