ヤマシタトモコさんのレビュー一覧

新装版 ジュテーム、カフェ・ノワール コミック

ヤマシタトモコ 

涙の止まるコーヒーです

2009年刊の短編集の新装版。
どの短編も軽いひとひねり、ひとさじの皮肉、ひとつまみの悪意…
この妙味、ご賞味あれ。

「ラ・カンパネラ」
のっけからナナメに構えたヤマシタトモコ節炸裂。カンパネラは鐘のこと。暗くて偏屈な日比谷要(ひびやよう)君の着メロが鐘の音。誰とでも友達になれるタカイチが要を好きになる。
心で鐘が鳴った きみに嫌われたい きみが好きだ
ねえ 鐘鳴った?(要もこれ…

12

YES IT’S ME コミック

ヤマシタトモコ 

合うお話と合わないお話が・・・

ヤマシタトモコ先生の作品を読むのは初めてです。
先にドラマCDを声優さん目当てで聴いていまして、その時に興味を持って原作本も読む事にしました。

ドラマCDに収録されていた「まぶたの裏にて恋は踊りき」と、「YES IT'S ME」「YES IT'S YOU」「YES THAT'S IT」はとても面白かったのですが、他の作品が私には合いませんでした・・・
切なか…

0

悲しみの涙はいらない 小説

水原とほる  ヤマシタトモコ 

辛かったけどそれ以上に温かかった。

1ページ目から暗い雰囲気で、前半は辛かったです。
遥の両親の失敗や無責任さが、何の落ち度もない遥に降りかかりやるせませんでした。
借金の形に国枝に引き取られウリをさせられて、完済までの果てしない未来に絶望する遥。
それでも”普通の生活がしたい”という思いが遥を支えます。
国枝は、挫けない遥に心を動かされ、きまぐれですが彼を引き取ります。

遥と国枝がじっくりと心を通わせていく過程が温か…

7

「恋の話がしたい」初回限定描き下ろしペーパー グッズ

話の恋は爆弾(前編)

A4両面印刷を2つ折りにして、4ページの小冊子のようにしています。

1ページ目は表紙。ハート型のバラに、「恋の話がしたい」と「薔薇の瞳は爆弾」のキャラと、銃や包丁があるイラストです。ちなみに後編も同じイラストです。

2ページ目、3ページ目は、「イッツ ア スモール シティ・トーキョー(前編)」の漫画が見開きで描かれています。
「Re:hello」の叔父さんと夏実、「浮気者!」のユキオ…

3

「薔薇の瞳は爆弾」初回限定描き下ろしペーパー グッズ

話の恋は爆弾(後編)

A4両面印刷を2つ折りにして、4ページの小冊子のようにしています。

1ページ目は「話の恋がしたい」と2つのコミックのキャラがいる表紙です。前編と同じイラストです。

2ページ目、3ページ目は、「イッツ ア スモール シティ・トーキョー(後編)」の漫画が見開きで描かれています。「スパンク・スワンク!」の末友、「薔薇の瞳は爆弾」の見津田、「恋の話をしたい」の真川と邑崎と美成と弓子が登場します…

3

薔薇の瞳は爆弾 コミック

ヤマシタトモコ 

不思議なテンポの短編集

私にとっては、短編集や連作が多い作者様だという印象なのですが、その中では一番好きな本がこちらです。

「the turquoise morning」
ジェド(フォトグラファー)とサバーブ(兵士軍のリーダー)。ジェドは彼の魂を欲しいと願った…。

「さようならのお時間です。」
塾の先生×高校生。今日でさよならの日の出来事です。この後どうするのかなぁ、先生は知らんふりできるのかな?とあれこ…

2

くいもの処 明楽 コミック

ヤマシタトモコ 

料理がメイン…なわけではありません。

■くいもの処 明楽/かきおろし2編■
鳥原 泰行(バイト・26歳)×明楽 高志(居酒屋店長・32歳)

「いいかクソガキ 戻れねぇ年なんだ 」
居酒屋『くいもの処 明楽』の店長・明楽高志(あきらこうじ)のそこそこ順調な人生は、年下の生意気なバイト店員・鳥原泰行からの突然のマジ告白と「危機感ヨロシク」発言によって一変する。
年上としての意地も、男としてのプライドも通用しない鳥原に平穏な日々…

0

スニップ,スネイル&ドッグテイル コミック

ヤマシタトモコ 

女の直感みたいなもの

「タッチ・ミー・アゲイン」を読んだ時、N○Kの朝ドラかいと思った。映像表現で使われる手法を漫画でやっちゃう。この作品も、ある一場面がランダムに配置された日記形式で構成されている、現在形とも過去形とも読める物語。

大筋は、みちこちゃんという彼女持ちのバス運転手安城と、帰国子女で翻訳を生業にしているメガネの峰がくっつくお話。みちこちゃんは、安城と峰の距離が次第に近づいていることに、突然ひらめいて…

8

恋の話がしたい コミック

ヤマシタトモコ 

日常生活BL

表題作がだいすきです。
あたりまえの生活があって、そこにそっと存在する恋の話という感じでしょうか。設定はもとより小物や服装、台詞やなんかにいちいちセンスを感じます。一話を「dialog」として区切るのにも、タイトルにつながるふたりのあり方を匂わせるところが素敵。
どこか淡白で、穏やかでとくべつなことはなくても、水面下では静かに熱い感情が行き交っている。ヤマシタトモコさんのお話のなかではわりとラ…

2
非BL作品

さんかく窓の外側は夜 2 非BL コミック

ヤマシタトモコ 

ホラーBLもっと増えて!

優男の除霊師(2巻表紙の人)+霊感の強いフリーター(1巻表紙)
MAGAZINE BE×BOYで連載中
女性向け漫画にしては怖いのでご注意ください
匂い系好きにおすすめです
それにしても昔の友達(面したヤツ)ムカつくなあ

0
PAGE TOP