千島かさねさんのレビュー一覧

闇を照らす君の指先 小説

千島かさね  葛西リカコ 

幸薄攻め×幸薄受け

初読み作家様でした。
あとがきを読んだところ、こちらの作品がデビュー作との事で非常に驚きました。
終始上品さを感じる丁寧な文章でとても読みやすかったです。
葛西リカコ先生の挿絵も見事に作品の雰囲気とマッチしていて美しかった。
不運な運命の元に生まれた青年と少年が出逢い、居場所が無い者同士が救い救われ、拠り所を作っていく…というようなお話です。
全編攻め視点です。

今作の攻めである主…

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罪さえも甘くとろけて 小説

千島かさね  みずかねりょう 

タイトルが良いですね。

みずかねりょうさんの挿し絵
いつ見てもステキですっ❢❢
そして千島かさね先生のこの本…ボクは大好きです。

会社の再建の為全身全霊で愛した男に捨てられた受けのショコラティエの幸 八年の歳月が流れ、再び出会ってしまった愛しい昔の彼……
不倫なんですけどね…駄目な人にはダメでしょうね?!

でも…ココロの葛藤…切なさが
すごく伝わってくるんです。

激しい嵐のような愛情の時間が一方…

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住職様のお気に入り 小説

千島かさね  葛西リカコ 

エロたらし&いじめっこ坊主×げっ歯類公務員

葛西先生の挿絵見たさにget。
本能に忠実なイケメン エロ坊主が、美尻な公務員にちょっかい出して
陥落させるお話でした。
あるお爺ちゃんの霊と、イケメン当て馬がそこに絡んできます。
想定外に笑えて面白かったのとリカコ先生の挿絵が素敵だったので
萌よりの萌2でお願いします.

ドタバタコメディではなく、あーわかるーとにやにやするお話。
いじめっこ気質がお好きな方にはおススメです♡

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罪さえも甘くとろけて 小説

千島かさね  みずかねりょう 

受けさんがとっても激しい!!!

みずかね先生の挿絵おっかけで購入していた本が本棚から出てきて、
再読、そしてまた戻す(涙)
今日3冊目。減らないーーーーーーーーーーーーーーーーー本!

確かに昼ドラ的要素はあるけど、この受けさんの激しさ、大好きだな。
せつないけど。
受けさん:ショコラティエ。夢をはっきり持っていて前に進むタイプ。
     とても激しい性格。カフェのアルバイトをしている時に
     知り合い付…

3

火恋 小説

千島かさね  yoco 

いたたた……!!

タイトルからしてね、危ない雰囲気ですよね。
表紙もね、何とも言えない耽美な感じですよね。
そんなわけで初読み作家さんですが、タイトル買いしました。
これ悲恋と掛けてるよね、絶対!! と悲恋ものも大好物で飛びつきましたが、もう序盤からぶっ飛ばしてました。

身分差・不憫健気受→受難→悲恋

という本来1冊かけて書かれるであろうお話を、冒頭ですべて纏めてくれちゃって、そこからの転生もので…

2

記憶の檻 小説

千島かさね  旭炬 

長い執着の果て

幾時代かにまたがるお話し。

そもそも因縁のあった二人だが、男娼と客として再会。大切な記憶をなくして、タイトル通り檻に入れてしまった受けは再会だとは気づかない。しかし、その再会は新しい出会いとして再び二人を結ぶ、そんなストーリー。

全体に位雰囲気が漂っていてムード満点。男娼館のマダムとのかけひきや、当て馬との駆け引きなど、個人的にはどろどろした感じが楽しめました。

ラストの展開も爽…

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火恋 小説

千島かさね  yoco 

愛は転生しても変わらないか否か

中国のロマンティックな“えくぼ伝説”をベースになさったのを存じ上げず
(あとがきはパラ見しませんでしたw)
カバーのあらすじとyocoさんの美しいイラストに興味を持ちました。

“忘川河”を渡るとき、河の番人がよこす“忘情水”を飲むと
それまでの哀しみも苦しみも全て忘れ
来世でまっさらな心で生きてゆく。
そんな話を誰より大事な幸真から聞き、
医者の息子で
自らも父のような立派な医…

4

花嫁は罪深く 小説

千島かさね  香林セージ 

身代わりの花嫁モノ

身代わりの花嫁モノの中華風ファンタジーです。何らかの事情で女性の身代わりになる(そして嫁ぐ)という作品はいくつか読んだことがありますが、その中でも断トツの理由の弱さだったので「中立」評価です。

うーん…嫁ぎ先の王様にお姫様の面が割れていないのであれば、沢山いたであろう女官の誰かを身代わりにしたほうがまだマシだったんじゃないかなーなんて…。

そんな序盤と、なんだかご都合主義でまとまってし…

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火恋 小説

千島かさね  yoco 

切なくも感動的な転生モノ

中国のえくぼ伝説をベースとした転生物。
身分違いの恋が来世で成就する、切なくも感動的な物語です。

舞台は、昔の中国の小さな村。
医者の息子である鳳成(攻め)と、貧しい家の子である幸真(受け)は秘密の恋人同士。
しかし、二人の仲を知った鳳成の父は、疫病を鎮める生贄として幸真を焼殺。
失意の鳳成は村を焼き払おうとするも処刑されてしまいます。

死後の世界で、生前の記憶を消す「忘情水」…

8

火恋 小説

千島かさね  yoco 

タイトルが秀逸

初読み作家さんで作風が分からないながらも、あらすじに惹かれて購入。中華風ファンタジーで、とても良かった。
身分違いと同性という障害により、受を生け贄にするという形で恋仲を引き裂かれた100年後の2人の物語。攻は前世を忘れず転生する代わりに人狼の王として生きなければならない。しかも2人を引き裂いた村を守るという使命まである。受に再度出会うためにその使命を果たす誠実さと健気さにじーんときた。受は前世…

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