さとみちる さんのレビュー一覧

生田さんちのこめ王子 小説

さとみちる   草間さかえ 

純情キラキラこめ王子の成長記録

先日相撲部の受けのBLに出会って驚きましたが、コメ作りがメインとなったBLも初めてです。
農園が舞台だったり農家出身の主役はいましたが、それでもおしゃれな感じだったり小奇麗な感じなので、どっぷり農作業で泥まみれになっての田植えや地味な日々の生活の中からボーイズにラブが生まれて来たのは新鮮でした。

苦労して入った会社に入社からひと月で倒産という憂き目にあった万里が、自棄になって自転車ごと田ん…

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生田さんちのこめ王子 小説

さとみちる   草間さかえ 

気持ちよく読める農業もの

入社直後に会社倒産してしまった万里、
自転車で田んぼにダイブしてしまったところ出会ったのが、
その田んぼの持ち主の生田。
「こめ王子」にスカウトされ、一緒に働くうちに農業に目覚め、
稲や野菜が育つと共に、生田との関係も育っていき……

風が感じられるような田舎の風景、
生田の農業へのまっすぐで前向きな思い、
やがて万里もその思いに共感し、やりがいのある仕事と恋人を得る。
巡る季節…

5

日月星、それからふたり 小説

さとみちる   秀良子 

新鮮な読み応え

初読みの作家さん。
友人から借りて、へぇ、知らない作家さんだけれど、秀さんの表紙素敵だし……
と読み始めたら、予想以上に良かった!!


高校時代カッコいいヒーローのようだった赤城は、
今はやる気のないくたびれたサラリーマンになっている。
そんな中、告白されて短い期間付き合っていた高校の後輩・小椋と
仕事の場で再会してしまう。
ピュアで可愛かった小椋を傷つけ、そのことから逃げてし…

6

HOLLY MIX 小説

安芸まくら  尾上与一  木原音瀬  さとみちる  

さとみちる先生、尾上与一先生目当ての購入でしたが…

さとみちる先生、尾上与一先生目当ての購入でしたが…この本の中で読んでないのは、安芸まくら先生の【明日も愛してる】木原先生の【リバースエンド】買い損ねで読んでんでないんです。やっぱり、うかつなマンボウです( ̄。 ̄;)
さとみちる先生の日月星その後の二人、と、尾上与一先生の間宮、真夏の花目当ての購入です♪
【日月星、それからふたり】ナチュラルに季節の巡るなか、ほのぼの過ごして行く様な続編に安心しま…

3

HOLLY MIX 小説

安芸まくら  尾上与一  木原音瀬  さとみちる  

二作品分のみの評価です。

「碧のかたみ」と「リバーズエンド」の番外編のために買いました。

「間宮」なんて食料配給係の人、「碧のかたみ」は二度読んだけど記憶に残ってないなあ、と思っていたらおふねの名前でした。
読み始めるまで、脇役から見た恒と六郎の話かと勘違いしていたため、二人が中心の話を読めたのが余計に嬉しかったです。
本編と同じく、牧先生の描かれる可愛い恒が、尾上先生の本文を補完していて、お二人も六郎×恒に負け…

6

HOLLY MIX 小説

安芸まくら  尾上与一  木原音瀬  さとみちる  

その後から過去まで

まさに各作品の登場人物達のその後から過去まで、番外編がみっしり詰まった一冊は出版社さまからの贈り物のような本でした。
沢山あって本当にレビューするのに困ってしまいますよね!
再び本編の”あの時”を思いだし、そうだったのか、と思ってみたり切なくなったりほっとしたり、嬉しくなったり。

◆一番記憶に新しい作品は尾上与一さんの『碧のかたみ』その番外【間宮】は相変わらずの恒兄ちゃんの元気さと六郎の…

14

生田さんちのこめ王子 小説

さとみちる   草間さかえ 

中学生男子の日記を読んでいるよう

しゅみじゃないを付けてしまいました。

オープニングのエピソードから無理で…。
うぅ、ごめんなさい。

就職した会社が1ヵ月でつぶれてしまった万里(受け)。
田舎の一本道を自転車で走りながら、他人様の田んぼにそのままダイブします。

???
「は?」と思ってしまった…

これが、職を失って自暴自棄だとか、
思いつめての自殺未遂だったらまだ分かるのです。

ヘラっと笑って…

6

生田さんちのこめ王子 小説

さとみちる   草間さかえ 

主人公を受け入れられるか

趣味じゃないに限りなく近い中立です。

お話は寂れていく農村を立て直そうと頑張る生田(攻)と、そのイメージキャラクターに抜擢された万里(受)のお話なのですが、私はどうしても万里が受け入れられなくて困りました。
最初の数ページで脱落しかけたといっていいくらいです…

このお話に限らずですが、年齢よりも子どもっぽいキャラクターというのが苦手です。
ただ思考が子どもっぽいだけならなんともない…

4

生田さんちのこめ王子 小説

さとみちる   草間さかえ 

癒し系こめ王子

こめ王子の素直な性格と、短文で丁寧に描かれている農村の描写と、草間さかえさんのさし絵と、全てが相まって癒されました。

一気読みではなく毎日少しずつ読み進め、その世界にじんわりと浸っていました。

前作に比べればラブが多めですが、それでも薄めです。

前作も好きでしたが、今作も楽しみました。今後ものんびりと書いていただきたいですね〜。

4

書店オリジナル特典 生田さんちのこめ王子「バリカンの夜」 グッズ

もっともっと側に来てほしい

本編の中、夏になって麦わら帽子からはみ出た毛が暑そうだと、万里に「坊主にしたら?」と言われた数多がそうした、そこに込められた想いが垣間見えるお話。
各書店別々の番外パーパーのうちの芳林堂書店分の短編です。

ゲイだと知っても、過去を知っても真っ直ぐ受け止めてくれる万里に数多は惹かれはじめているのですが、彼は猫のビョーを見て、
母親には懐いても自分とはずっと距離をとったままな姿を見て何を思っ…

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