ハヤカワノジコさんのレビュー一覧

えんどうくんの観察日記 コミック

ハヤカワノジコ 

スルメ本。

初めて読んだ時は、サラッと終わった感覚。
時間があまりない時に急ぎ足で読んだ所為でしょうか…?
後日ゆっくり読んでみたら、じわりじわりときました。

言葉の無い部分の心の動きがゾワゾワするくらい好きです。
津田の妄想部分、キスシーン、電車から津田を見る遠藤君の視線、うっかり目が合った時のギクリ感~息苦しさ、津田が好きだと自覚した瞬間…
画だけでこんなに苦しく切なくなるもんなんですねぇ。…

3

夜空のすみっこで、 コミック

ハヤカワノジコ 

カバーイラストがきれい

ホントにこのカバーとか、口絵のカラーイラストの、
カラーの使い方とか、画面構成とか、凄くいい。
カラーイラストだけじゃなく、もちろんコミック本体も、絵のバランスとか、画面構成にメリハリあって、センスあるなぁって感心するし、絵はとっても好き。

でも、これだけ評価が集まっているんだから、言っちゃっても構わないよね。
このお話、私はしゅみじゃない。
子ども時代の恋をこじらせたまま、年齢だけ…

18

えんどうくんの観察日記 コミック

ハヤカワノジコ 

ショートムービーを観終わったような読後感です。

ハヤカワさんは「夜空の〜」でハマりました。
こちらが初コミックスなのですね。

淡々とした高校生の日常漫画。
よく「映画っぽい表現」という感想を見かけますが、「夜空」よりも「えんどうくん」のコマ割が映画的な気がします。空白と小さなコマの配置作り出された、絶妙な雰囲気は見事です。
電車が過ぎていくシーンと「賽は投げられた」のシーンがお気に入りです。

ショートムービーを観終わったような…

2

夜空のすみっこで、 コミック

ハヤカワノジコ 

11年変わらない想いって素敵だなあ。

この作家さんをこの作品で初めて知りました。

商業BLにハマって間もないのですが、立て続けに名作に出会っている気がします。
これもそんな一冊。
一冊丸々、二人の話です。いや、大人二人とお子様一人、実は三角関係の話です(笑)

この独特な雰囲気、いいですねえ。

読んだ友達と談議になったのですが、真実さんの存在。
私は翔太くんは実子でいいと思うし、実子じゃないと引き取るのは難しいん…

3

くらやみにストロボ コミック

ハヤカワノジコ 

ああ、青春っていいなあ!

幼馴染みの両片思いが、ちゃんと纏まるお話。

この方の作品は「夜空のすみっこで」から読み始めましたが、どの作品も雰囲気がとてもいいですね。
私はそこまで感じませんでしたが、コマ割が映画っぽいという感想を何度も目にして、「ああ、なるほど」と思いました。
自分の趣味がカメラなので、ファインダー越しに被写体を見るあの独特な高揚感を思い出して、どきどきします。特にフィルムは、捕らえた一瞬がどう写っ…

3

プラチナ文庫10周年&CannaComics3周年記念ANNIVERSARY BOX グッズ

「従者にあらず」・「くろねこ屋歳時記」番外編

プラチナ文庫&CannaComics応募者サービス小冊子「ANNIVERSARY BOX」です。小説11編、漫画19編を収録。そのうち、本編既読の『従者にあらず』と『くろねこ屋歳時記』の番外編を読みました。

【小説】『従者にあらず』番外編「魔法使いと小さな呪い」椹野道流
疫病の流行から半年後。パン屋のホルガ―と魔法使いのロテールは毎日のように夕食を共にしています。しかし今日のロテールの様子…

3

夜空のすみっこで、 コミック

ハヤカワノジコ 

魅せられました☆

独特のコマ割り、繊細に描かれた表情、どこかノスタルジックな空気など、
物語自体は特別に目新しいものではないのだが、個性のある作家さん。

これは、かなり分厚い一冊。
えんどうくんを読んで、嫌いじゃないが夢中になる程ではなかったが、
次に新刊のストロボを読んで、前作より随分強く気持ちに入ってきたので
厚さに敬遠していたこの作品も読んでみたのだが、これは良かった!!


高校時代に天…

8

くらやみにストロボ コミック

ハヤカワノジコ 

仲良くフレームイン!

ファインダーの向こう側のキミへ。

私が思っていたアプローチとは違っていましたが良い意味で裏切られました。

幼なじみ設定だと片方が恋愛感情を隠し、その暗く甘酸っぱいパワーを持て余すイメージを持ちますが、ネガな葛藤もありつつもポジな感情がじんわり重ねられていく印象でした。

家業が写真屋の新は隣家の正太朗に密かに恋をしていますが過去にホモと詰られる上級生を見て以来、その想いを封印しようとします。

6

くらやみにストロボ コミック

ハヤカワノジコ 

キラキラ

おさななじみ 同級生 片想い もしかして
あめんぼ あかいな あいうえお

小さなキラキラが入った、詩集のような一冊でした。
ほのぼのと優しく、きゅんっ きゅんっ とささやかな幸せが胸に染みてきます。子どもと大人の間の不安定さが切なく、複雑な感情に体が温まります。

こういう繊細な作品はくみ取れない事が多いのですが、今回は体の奥まで染み渡りました。「恋する暴君」全巻読んだ後だったからで…

2

くらやみにストロボ コミック

ハヤカワノジコ 

残像を、

求めて。


高校生の新と正太朗。
写真部の新と、バスケットボール部の正太朗。

よく告白される正太朗と、それをこっそり盗み聞きしている新。
レンズ越しに正太朗を見つめる新と、それに気づいている正太朗。


幼なじみから恋人へ、淡くゆっくりと変化していくふたりの関係




【空せ視に灯り】
新と正太朗の友達・澤山と長谷の小話
真面目で実直な澤山と、飄々としていて…

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