ハヤカワノジコさんのレビュー一覧

夜明けにふる、(下) コミック

ハヤカワノジコ 

尊さの嵐

星野が泣いていた原因が判明し、本編さながらに昭弘×星野の関係がもっとじっくり読みたくなるジレンマ発動(笑)

上巻ラストで気持ちが爆発し襲い掛かってしまった事で翔太との関係がギクシャクしてしまい、夜は徘徊し昼はガラの悪い奴らと絡む翔太を見ていて、ずっとそばに大樹がいたことを(私が)実感するのがもぉ心臓ぎゅんぎゅん!!!

夜街をうろついたことで怪我をし病院に運ばれた翔太が、昭弘と話し前作も…

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夜明けにふる、(上) コミック

ハヤカワノジコ 

ずっとそばで見てる恋は尊い!

「夜空のすみっこで、」スピンオフ
当時小学生だった翔太と、翔太になにかとちょっかいを出していた大樹のお話。

前作のまま翔太がまっすぐ真剣に星野を好きなままで、でも昭弘と付き合ってて・・・
なのに学校で楽しそうに星野の話をするのが切なくも可愛かった!!
そんな翔太をずっとそばで見てきて「星野先生と付き合ってる」と思ってる大樹がこれまた・・・切なさMAX!

小学生のころと違って、喧嘩…

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えんどうくんの実験ノート 下 コミック

ハヤカワノジコ 

『観察日記』の頃よりは随分自分と向き合えるようになった2人

 津田の兄が絶妙に苛々を煽ってくるようなキャラで、特に飲み会前後の彼の態度に途中で読むのを挫折しそうになりましたが、津田が兄のことを自分の中で折り合いを付けるのには必要なシーンだったんでしょうかね。なんだかんだで互いにブラコンを拗らせている津田兄弟。兄が津田に独占欲に近い感情を持っているのと同時に、津田も兄に対して羨望とも嫉妬ともつかない複雑な感情を抱えている。子供から大人へと変わっていくこの時期…

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えんどうくんの実験ノート 上 コミック

ハヤカワノジコ 

子供なんだから多少自分本位になってもいい

 遠藤が確かに前巻に比べて、大分分かりやすいキャラになってきたように思います。俯くと髪に隠されてしまうけど、それでも以前よりずっと感情が表に出やすくなったんじゃないかな。一方で津田は、やはり鈍感なままだし、遠藤の気持ちを察することも神崎に手伝ってもらわないとできないというポンコツぶり。千葉が傍から2人を見ていて苛々する気持ちは十分過ぎるほど分かります。

 お互い相手しか眼中にないくせに、いつ…

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えんどうくんの観察日記 コミック

ハヤカワノジコ 

私には淡白過ぎた

 ハヤカワ先生独特の流れるようなコマ割り、説明的な部分の一切ない非常に感覚的な心情描写やキャラクターの台詞などは、他の作家さんではなかなか見られなくて、素敵だなぁと思うんです。でも、今回は残念ながら、最初から最後まで肝心のメイン2人に魅力を感じることができませんでした。

 まず、攻めの津田に関しては、受けの遠藤に恋愛的好意を抱くまでの過程がかなりあやふやな気がするし、自分が彼を好きになってい…

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夜空のすみっこで、 コミック

ハヤカワノジコ 

攻めの言動に共感できず

 ストーリー展開はそれなりに練られていたとは思いますが、攻めの須藤の魅力を理解しきることができなかったので、中立評価に落ち着きました。高校時代、後輩だった星野から好意を向けられていることに気付いて自分も彼が気になりつつも、同性であることをすんなり受け入れられず、身勝手に突き放してしまった須藤。当時の彼の戸惑いは当然だと思うし、その衝動的な拒絶を責めたいわけではありません。

 でも、大人にな…

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夜明けにふる、(下) コミック

ハヤカワノジコ 

迎える夜明け

上巻で動き出した2人の物語が、ちらばったものを1つずつ回収して形になります。
もう少し甘い2人が読みたかったな~と思わないでもないですが、ついこの間まで別の人を想っていたのに急に相手が変わったからってラブラブになったら、それはそれで現実感がないので、この距離感で収まって良かったのかな~と思っています。

ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

ちらばっていたものを回収していく下巻。…

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夜明けにふる、(上) コミック

ハヤカワノジコ 

こじらせた初恋

【夜空のすみっこで、】のスピンオフ。当時は子どもだった子たちの恋模様です。
夜空で主要人物だった、須藤と星野もでてきます。
当時こじれにこじれた関係を年月を経て、ほどきながら進めていきます。

ハヤカワノジコ先生の、空間を表現する独特の描き方はとても素敵でした。

ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

夜空では小学生だった、大樹と翔太。夜明けでは高校生になっています。

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夜明けにふる、(下) コミック

ハヤカワノジコ 

夜空から夜明けに

主体の二人の高校生らしい男の子らしさというか、すれ違い加減にきゅんときます。

上巻を読む事は勿論、既刊の夜空のすみっこでを読んでいないと、複雑な感じは空回りするので是非読んでください。回り道を沢山してゆっくり世界が動きます。
上下ともすごいボリュームがあるのですが、恋の進退はひとまず第一歩といったところでしょうか?絶対この巻以降もひと悶着ありそうなカップリングです。

夜空の中で感じる…

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夜明けにふる、(下) コミック

ハヤカワノジコ 

がんばれ大樹

さてと、上巻の最後で翔太に衝動的に告白してしまった大樹ですが、翔太のことで雁字搦めになってしまった自分の心を動かすためにと衝動的に星野に会いに行くのですが…。
翔太も大樹も、子ども達は、初恋というものの理不尽さに翻弄されて、色々とジタバタと行動を起こしてくれるからいいのですが、やっぱり問題は大人たち、昭弘と星野の方で、この二人が何かを曖昧にしたまま、家族のような、そうでないような、中途半端な形で…

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