ハヤカワノジコさんのレビュー一覧

夜空のすみっこで、 コミック

ハヤカワノジコ 

どじっ子属性にきゅうぅ~~ん

『ハヤカワノジコ』の名前を見るやいなや速攻の作家買い。

この話、好きです。好きです。大好きです。まるまる1冊、大満足。分厚かった!

重苦しい気持ちを引きずったままの須藤と星野が互い互いに、過去と現在を行ったり来たりして感情の変化が急速に飛んでいったりする難しい内容の中、途中途中にぽわわ~んと繰り出すかわいらしい4コマに助けられた。
最後まで一気に読んで、何度も繰り返し読んだ。
高校…

6

夜空のすみっこで、 コミック

ハヤカワノジコ 

うーむ、スルメ系。

初読み時、キャラは素敵だと思いつつも
実はそんなに物語に入っていけてませんでした。
実は前作『えんどうくんの観察日記』にも
そんなに萌えなかったクチなので
予想はしていたのですが…。
先輩・須藤がどうにも好きになれなかった。
ただ、それが何度か繰り返して読み重ねたら、
やっと胸がきゅうっとしてきた。
私にとってはスルメ系な作品だったようです。


描き下ろしの二人、急激にかわ…

7

夜空のすみっこで、 コミック

ハヤカワノジコ 

11年経っても変わらない、そして積み上がっていく想い。

えんどうくんの観察日記で絵柄やコマ割に惚れ込んでから、
ハヤカワ先生の次の本が出るのを待ちわびていました。
表紙の夜空と白の対比がとても綺麗で、表紙を見ただけで読む前からわくわくしました。
この一冊の分厚さも単純に嬉しいです。

ハヤカワ先生の作品は前作でも思いましたが、画面の構成が非常にデザイン的。
そして白の部分の空間の使い方が大胆かつ綺麗です。
ただ単に余白が多い画面の場合「手…

10

夜空のすみっこで、 コミック

ハヤカワノジコ 

夜空が見たくなった

あのぶ厚い本に一瞬怯みましたが、読んでみるとページが足りなく感じました。
嗚呼~、終わっちゃった~と。

ストーリーやキャラクター達はもちろん、相変わらず絵も構成も個性的で上手いなぁ~と唸るばかり。
人物や物に溶け込む夜空。
ステンドグラスのような背景。
台詞ではなく絵や画面構成で伝える心理状態。
これ、たしかBL漫画だよね…?と疑いたくなるほど。

そしてお話。
ハヤカワ先生…

6

夜空のすみっこで、 コミック

ハヤカワノジコ 

黒くない夜空

このレーベルにしても分厚い本文【実際21mmありました】を
読み通すのにどれ程迷うだろうと最初はかなり不安でした。
が、杞憂は無用。物語に引き込まれると頁の進みが早い速い。
助長な伏線無しにこれなのですから凄いものです。

本文のさりげない緻密さも良いのですが、随所の空き頁相応部分に
挟み込まれる日常小ネタを拾い上げた4コマ漫画が良い味を
出しています。
やかましい薀蓄設定説明では…

8

夜空のすみっこで、 コミック

ハヤカワノジコ 

キャラクターに魅力を感じました!

とても分厚い単行本で、そのボリュームがまず嬉しかった一冊です!!
それぞれのキャラクターにそれぞれに魅力があって、
主人公以外のひとたちもみんな暖かあったり、人間味があるというか、
とにかく私の大好きな雰囲気だったので、
読み終わったあと、しばらくじ~んとしていました。

エロの場面はありません。キスだけなんですけど、
それがまた私はすごくいいなと思ったんです。
エロ話も好きで読ん…

8

夜空のすみっこで、 コミック

ハヤカワノジコ 

過去の憧れが恋だと気がついたら

1作目から神評価の多い作家さんだと気になっていての初読みになります。
まず、本の厚さにびっくりしつつ、表紙イラストと言うか装丁が綺麗だと感心し、
内容は小学校の先生とその保護者で、高校時代に憧れていた先輩との再会もの。
それも高校時代は憧れてはいても、後輩として可愛がられいたものの
最後には突き放されるような感じでそのまま卒業していった先輩との再会で、
更に自分が担任をしているケンカばか…

4

夜空のすみっこで、 コミック

ハヤカワノジコ 

ため息出ちゃいました。


ハヤカワノジコ先生、待望の二作目です。

本自体がとっても分厚くて、袋から取り出した時吃驚しました。
こんなにこの方のお話を堪能できるのか…!と、初っ端から期待に胸膨らみましたが。

ハヤカワ先生のコマ割りはまるで積み木や貼り絵のようで、ぽっとした間もあり独特ですが、不思議と違和感なく、自然に読み進めていけます。

背景などはほとんど描かれてませんが、決して真っ白ではないんですよ…

11

夜空のすみっこで、 コミック

ハヤカワノジコ 

変わるもの、変わらないもの

変則的なコマ使いが、登場人物の心情とセリフを印象付る。
絵柄にもコマにも物語にも緩急があって、波が押し寄せては引いて、その波紋が何かラストに向けて形をつくっていくような物語でした。

手が早くちょっと問題児の翔太の父親が、高校時代の好きだった先輩だとわかった担任の星野。
11年ぶりの再会に星野を避けようとする先輩と、改めて先輩が好きだということを認識する星野と。
近づきたいのに近づけない…

8

夜空のすみっこで、 コミック

ハヤカワノジコ 

柔らかい世界のなかにある、にえたぎるほどの熱

とても分厚い単行本で、中身もぎっしり詰まっております。
前作、えんどうくんの観察日記でもそうでしたが、描き下ろし以外にもカバー下やおまけの4コマ漫画もあり、一冊を十分に楽しめる点で読者としてとても満足しました。
今作もハヤカワ先生の世界【行間で読ませる】感じはそのままに、しかし心理描写はより濃厚になっていたように思います。

絵柄から ふんわり ほんわり 初見ではそんな印象を受けるのです(…

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