永井三郎さんのレビュー一覧

深潭回廊 5 コミック

永井三郎 

正常な感覚が奪われていく、、、

先日思い立ったように長年積んでしまっていた先生の既刊作品「スメルズライクグリーンスピリット」を読みました
未熟な果実が種を飛ばして弾け飛ぶような瑞々しさと苦さを綯い交ぜにしたような鮮烈な印象を放った名作に心を動かされたばかりです

そして、そんな私の背中を押して下さった方からおススメされたスピオフとなる今作
こちらは「スメルズ~」とは違い意図的に完結待ちしていた所もありますが、折角既読読者…

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スメルズライクグリーンスピリット SIDE:B コミック

永井三郎 

greenには「未熟な、経験の浅い、世間知らずの」という意味があります

読もうかどうか迷ってる人、読んでください。
私自身、読んで本っっっっ当~~~に良かったです。
損はさせません。名作です。

便宜上女性コミックに分類されているけど、これは紛れもなくBLです。
桐野親子の回想シーン、自転車で別れるシーンでは目頭が熱くなりました。
ご安心ください、主人公はハピエンです。

ただ…桐野の選んだ道は賛否あり、本サイトに限らずレビュー欄にはピ側のかたも多いよ…

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スメルズライクグリーンスピリット SIDE:A コミック

永井三郎 

下巻の方が400点も高い作品は、なかなかない

すんごくよく見る表紙だし、最近実写化で何かと話題になってたし…しかも仲良くさせていただいてるレビュワーさんが絶賛されてたので、触発されて読んでみました。
(某レビュワーさん、いつもありがとうございます!)

あぁ~これは神率高いの大いに納得です。
私もみなさんとほぼ同じ気持ちですが、一点だけモヤりました:
見た目も中身も中学生にしてはかなり大人びている印象を受けるので、高校生設定の方がし…

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スメルズライクグリーンスピリット SIDE:B コミック

永井三郎 

早く読んでおけば良かった… エンタメとは一線を画す照然たる読み継がれるべき名作琴線BLが在りました

ずーーーっと積んでいた作品です
永井先生の楽し気な作品が好きで何作品か拝読しています
勿論この「スメルズライク~ SIDE A/B」の存在は存じておりましたし購入もしていたのですが読む機を逸してしまって早数年、、、

そこに実写化のニュースを目にしたので「あ、今かも知れない…!」と思い引っ張り出して読んでみました

感想は真っ先に、、、
「何で読まずに居たんだ、、、私、、、」
とい…

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スメルズライクグリーンスピリット SIDE:A コミック

永井三郎 

BLアワードを信頼するきっかけになった作品

新しくBL買おう、ってなる時、何を参考にされてますか?
私はTwitterでバズった試し読み(作家さん本人が載せているやつ)、お気に入りの作家さんの新刊、ちるちるで検索した好みのシチュエーション、そして、過去BLアワードに輝いた作品です。

甘ったるいイチャラブは正直ないです。
ちるちるのお姉様方のレビュー読んだときに、シリアス、重い、BLというより同性愛、みたいな、ちるちるらしからぬコメ…

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深潭回廊 1 コミック

永井三郎 

謎の子、渚!

あの柳田のその後のお話ですね。
あの時逃げたんだっけ?こんなに逃げ続けるなら捕まってれば。う〜ん、それじゃあお話が始まりませんね。

死にたいと思いながら日本中の子供たちに妖怪として名を知られ…。街へ山へ海へとさまよい…。

若い男前設定だったんですね。田舎町で女性たちからチヤホヤされて、なのに死ねってひどいですね。

そして!渚だよ!エエェェ?健全な中学生かと思ったら…。不思議ちゃ…

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深潭回廊 5 コミック

永井三郎 

苦しい

こちらの作品はシリーズ通してずっと苦しいのですが、いつか救いがあるんじゃないかと期待してずっと追いかけてます。
けれどもまだまだ救いはなくて、島という閉鎖された空間だったり田舎の濃厚な人間関係だったりずっと重苦しい空気の中で生きてる渚。
渚にとって山田は救いの主となるのかと期待しているけど、なかなかそう簡単にはいかない様子。
渚の人生は中学生にしては過酷すぎて辛いです。
それでも次巻も期待…

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緊縛パッション コミック

永井三郎 

緊縛にテーマを取りながらも。

カバーとタイトル通り、いたって真面目な市役所員が、変態美大生に緊縛されるというお話です。
作者さんらしい、おかしくちょっと下品でHなキャラたちが、コミカルに市役所員、通称ヒチサンを緊縛にはめていくというストーリー。
しかし、Hに全く節操のなかった武蔵が、ヒチサンとの出会いをきっかけに、純粋な恋愛に目覚めていく、というところが以外にもほっこりするラブストーリーになっていました。

テーマがテ…

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深潭回廊 5 コミック

永井三郎 

土砂降り

4巻の表紙も凄かったけれど、今回の表紙も…土砂降りの中を歩く渚…。
こんな鼠色の中で明るい表情の渚…もう表紙だけで悲しいです…。

今巻では、渚の口から渚の父親と母親との過去が語られました。
悲しくて苦しくて重いですね…。

与えたり与えられたりしたい…涙

渚から打ち明けられた後、覚悟を決めた柳田から一緒にいられる道を考えよう。
ありがとう。と言われた時の渚の表情がキラキラ…で…

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深潭回廊 5 コミック

永井三郎 

重い…

渚が父親にも頼れなかった理由が5巻で明らかになりました。そして山田(柳田先生)もまた渚にとって何が最善か考えるようになってました。ここが以前の山田との違う点です。渚の笑顔が眩しかった。

そんなタイミングで渚が恐れていた事が起こります。1番の恐怖が肉親であること…現実にもあるのでしょうね…。

そして渚を送った後に再び闇に囚われる山田と、命の危険が迫る渚。この世に救いは無いのかと絶望すら覚…

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