青井秋さんのレビュー一覧

君によせるブルー(表題作 アザーブルー) コミック

青井秋 

本を開くとマリンブルーの風が吹いてきた…

青井先生と言えばファンタジーものが多いですが、今回は日常系も半分あったので、なんだか新鮮でした。

■【アザーブルー・アザーブルー(風待ち)・君によせるブルー】
・高校生×高校生
ある小さな島の港町に東京から転校生がやってきた―そんな所から始まる日常系のお話でした。
読んですぐに方言に「あ!」と驚きました。
慣れ親しんだ方言だったからなんです。
そういえば青井先生は私と同郷人だった!…

2

ステラリウム コミック

青井秋 

儚いモノ

全部で3つのストーリー入り。
2つは同じ工場の中のストーリー。
1つは、別のお話。
どれも静かなお話でした。

特に3つめのお話は、最初にサラッと読んだのですが
本当の意味での理解は難しかったです。
そしてもう一度読んだ時、とても切ない気持ちになりました。
短いストーリーの中に、お互いが相手を思いやるがゆえの擦れ違いなど
心の機微がしっかり描かれていたように思います。

一冊…

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君によせるブルー(表題作 アザーブルー) コミック

青井秋 

あとを引く短篇集

どのお話も淡く切なく爽やかな恋物語りですね~。
表題作は哲くん視点ってのがまた面白い。
ファンタジー色の強い坊主と狐のお話は、透明感のある青井さんの作風とマッチしていて良かったけど、ラストの「雨のゆめふる」がとても好き。
ヴィム・ベンダースの『ベルリン・天使の詩』へのオマージュを込めた作品かなと思うけど、時代背景はもっと20年ぐらい前っぽいかな。
キャラが魅力的だからもっと先が読みたくなる…

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爪先に光路図 コミック

青井秋 

繊細な恋模様。

相変わらず、綺麗な命を描く方ですね。惚れ惚れします。

5つのお話が収録されています。
大きく分けて3篇。あと2つは「爪先に光路図」と「さかなの体温」の
違う目線から見た、短編になっています。

いやーもう個人的に最後の「八月、夏の底」がたまらなくて。
けもみみ、それ以前に狐さんが出てくるのが…やばい。
狐であることを「こう」も気づかれまいとしていたけど
おじいさんは知ってて「こ…

2

ステラリウム コミック

青井秋 

星が綺麗なのは。

まず、絵の繊細さに惹かれました。
あと星は人の手で作りだすもの、という発想も好きです。
星が綺麗にかがやくのは、作っている人の心が綺麗だからなのかな。

ステラリウム <夜明け前>
星を人の手で生産する工場に勤めるカナタ。
恋人をなくしてしまい、多少やけになっていたところ廃棄される星の欠片に
カナタの涙が混ざってアルレシャが生まれた。
しかし時折アルレシャの姿が亡くなった恋人に重な…

1

君によせるブルー(表題作 アザーブルー) コミック

青井秋 

余韻 一択で

透明感溢れる、非常にリリカルな短篇集。
清明な余韻を楽しむのが第一で、決着が明らかにならなくても頓着しない。
純文学的なといったらいいのかな、
見たまんまエロとは対極の作品たち。
清らかな気分になりたい時はうってつけ。

間違っても、
とにかくエロ!
汁!
ドロドロで、グッチャングッチャンで、ねばねばしたヤツで滾りたいんだよ!
って作品をお探しの方にはお薦めしない。
いや、む…

1

君によせるブルー(表題作 アザーブルー) コミック

青井秋 

帯の下で結ばれた想い。

ファンタジーが前面に出ていた前作2作とは違ったアプローチ。
普通の高校生だぁ…と読み始めたら後半にはファンタジーも収録されていました。
浅瀬にたゆたう陽の陰りを思わせる爽やかな色彩!!

【アザー・ブルー】
【アザー・ブルー風待ち】
【君によせるブルー】
東京からの転校生:航平と人懐こい地元の高校生悠太。
心細いところに注目され居心地悪そうな航平の心にスルッと入り込んできた悠太の明…

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君によせるブルー(表題作 アザーブルー) コミック

青井秋 

優しく、ひそやかな世界

青井先生らしい静かな作品集です。繊細で、作中に流れる空気もゆったりしており、穏やかな気持ちで読み進めることができます。
今作は過去に刊行された二冊と比べ、接触するシーンが多く少し驚きました。(特にため息が漏れたのは、雨のゆめふる)基本的にはキス描写のみで匂わせる作品が多いため、裸で布団にいるだけでなんとも言えない背徳感があります。シンプルながらも艶っぽい絵柄であるからか、しっかり描かずとも伝わる…

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君によせるブルー(表題作 アザーブルー) コミック

青井秋 

仄かに切ない短編集

自然や生き物の美しさを織り交ぜた話を描く青井秋さんですが、今回は人の心の機微を繊細に描いた短編集です。

表題作『アザーブルー』

東京から小さな島の学校へと転校してきた航平と一番の友達になった悠太。
二人は無人の浜辺で共に過ごすようになり、航平は悠太に惹かれていきます。
くらげが好きという航平。くらげを入れた瓶を通して笑う悠太を見つめる航平の表情がまた良いです。
ある時、航平には好…

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君によせるブルー(表題作 アザーブルー) コミック

青井秋 

不思議な1冊

大好きな作家さんで
作家買いです(^^)

表題作は、高校生のお話。
東京から田舎に引っ越してきた
航平が悠太に一目惚れ。
悠太も戸惑いながら結ばれるお話。
ハデさはなく、ゆったりした
空間で青井さんの味が出てました(^^)
かやいいお話でしたね!

同時収録は、ファンタジーが2本
現代のお話(?)が1本入ってます。

一番良かったのが
同時収録作の「Night&am…

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