青井秋さんのレビュー一覧

百年結晶目録 コミック

青井秋 

一冊を通してゆったり読めます。

以前にこちらのサイトで見つけ、綺麗な表紙と面白そうな内容に惹かれ、購入しました。

青井先生の本は初めて読みましたが、絵がとても綺麗でスラスラと読めました。
内容については、個人的には山なし谷なしのゆったりしたお話でした。特殊な体質で人とあまり関わらないように生きてきた主人公が、ある旅人と出会い、心を通わせていく…といった内容です。珍しい種族故の悲しい過去がありますが、そういったことを乗り越…

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百年結晶目録 コミック

青井秋 

分かち合う心、綴られる想いを見つめなおす。

青井秋さん、四冊目の物語です。

今回は王道ファンタジーと絵本を目指して描かれたものらしいです。

世界各地を旅し、その土地の地質や鉱石を集め研究する学者のベント。
旅の途中に立ち寄った薄暗い廃鉱の中で出会ったのは、鉱石を食べて生きる種族の少年イーリス。彼らは普通の人間よりも長命であり、瞳の中に瞬く虹色をもつことから「砂漠の金剛石(ダイヤモンド)」とも呼ばれた希少な存在だった。
互…

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ステラリウム コミック

青井秋 

もっと大きな紙面で見たい

Cannaコミックスから新刊が出るので、未レビューになっていた去年の本を発掘。

細密なきれいな絵で、静かにつづられる物語。
「星を作る工場」の設定や、この世界観は好き。
繊細な絵柄もきれいだと思う。
ただ、このコミックスのサイズ感や紙質だと、せっかくの細密な絵柄の良さがいかされない感じですごくもったいない。
っていうか、はっきり言って読みにくい。
構図もすごく洗練されていて,ふきだ…

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ステラリウム コミック

青井秋 

残念

表題作のステラリウムは「夜明け前」と「埋み火」の2編構成です。
ストーリー説明やレビューで見ていたのと読んでいて印象が結構違いました(^◇^)

【夜明け前】
星の製造工場に勤めているという設定だったのでこう・・・大きな星に囲まれていて選別作業などをしているものだと思っていたのですが、
理科の実験的な感じですね笑 試験管とか使っているので
主人公カナタは過去に恋人(女性です笑)を失って…

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Canna Comics特選フェア描き下ろしペーパー グッズ

虎次さんとヘロン!

8月14日から始まっていた「Canna Comics特選フェア」で、
対象コミックを1冊買うとその場で貰える、
4名の作家さんによる描き下ろしペーパーです☆

たまたま行った書店でこのフェアのことを知って、
「さよなら、ヘロン」と「虎次さんのことが~」は両方とも神本!
番外編が載っているならぜひ読みたい~!!と思って、迷わずゲット。

フェアの説明のPOPでは(ネットで見れる公式の…

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君によせるブルー(表題作 アザーブルー) コミック

青井秋 

本を開くとマリンブルーの風が吹いてきた…

青井先生と言えばファンタジーものが多いですが、今回は日常系も半分あったので、なんだか新鮮でした。

■【アザーブルー・アザーブルー(風待ち)・君によせるブルー】
・高校生×高校生
ある小さな島の港町に東京から転校生がやってきた―そんな所から始まる日常系のお話でした。
読んですぐに方言に「あ!」と驚きました。
慣れ親しんだ方言だったからなんです。
そういえば青井先生は私と同郷人だった!…

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ステラリウム コミック

青井秋 

儚いモノ

全部で3つのストーリー入り。
2つは同じ工場の中のストーリー。
1つは、別のお話。
どれも静かなお話でした。

特に3つめのお話は、最初にサラッと読んだのですが
本当の意味での理解は難しかったです。
そしてもう一度読んだ時、とても切ない気持ちになりました。
短いストーリーの中に、お互いが相手を思いやるがゆえの擦れ違いなど
心の機微がしっかり描かれていたように思います。

一冊…

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君によせるブルー(表題作 アザーブルー) コミック

青井秋 

あとを引く短篇集

どのお話も淡く切なく爽やかな恋物語りですね~。
表題作は哲くん視点ってのがまた面白い。
ファンタジー色の強い坊主と狐のお話は、透明感のある青井さんの作風とマッチしていて良かったけど、ラストの「雨のゆめふる」がとても好き。
ヴィム・ベンダースの『ベルリン・天使の詩』へのオマージュを込めた作品かなと思うけど、時代背景はもっと20年ぐらい前っぽいかな。
キャラが魅力的だからもっと先が読みたくなる…

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爪先に光路図 コミック

青井秋 

繊細な恋模様。

相変わらず、綺麗な命を描く方ですね。惚れ惚れします。

5つのお話が収録されています。
大きく分けて3篇。あと2つは「爪先に光路図」と「さかなの体温」の
違う目線から見た、短編になっています。

いやーもう個人的に最後の「八月、夏の底」がたまらなくて。
けもみみ、それ以前に狐さんが出てくるのが…やばい。
狐であることを「こう」も気づかれまいとしていたけど
おじいさんは知ってて「こ…

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ステラリウム コミック

青井秋 

星が綺麗なのは。

まず、絵の繊細さに惹かれました。
あと星は人の手で作りだすもの、という発想も好きです。
星が綺麗にかがやくのは、作っている人の心が綺麗だからなのかな。

ステラリウム <夜明け前>
星を人の手で生産する工場に勤めるカナタ。
恋人をなくしてしまい、多少やけになっていたところ廃棄される星の欠片に
カナタの涙が混ざってアルレシャが生まれた。
しかし時折アルレシャの姿が亡くなった恋人に重な…

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