青井秋さんのレビュー一覧

ゆうづつは藍にとける コミック

青井秋 

美しい絵と独特の雰囲気で魅せる

美しい表紙に惹かれて手にしました。
内容も詩的で叙情的であり、風景、天気、登場人物たちの表情……と、どれをとっても美しいの一言です。


駆け出し作家の久世は、かつて世話になった恩師の家で下宿することになります。
そこで出会ったのは、快活でいつでも笑顔を絶やさない書生・葛城。
騒々しい葛城に嫌悪感を抱く久世でしたが、葛城の書く文章を目にし、その才能に圧倒されーー…!

美しい男同士…

4

百年結晶目録 コミック

青井秋 

世界観が素敵です

作者さんの味のある絵や装丁やページごとに鉱石が書かれてる丁寧さが好きです。

お話は一緒に旅をする学者のベントと鉱石を食べる少年イーリス。
ベントはイーリスに市民籍を取らせ旅をしながら美しい自然や産物を教えて。

途中までは緊張感を少しはらむもののイーリスが新しい世界を知っていくのを、ベントと穏やかに旅をするのを暖かい気持ちで読めます。

しかし実は…。イーリスの狙われる理由やそれを…

2

ゆうづつは藍にとける コミック

青井秋 

純文学のような、画集のような、幻想的な魅力を感じます。

表紙があまりに綺麗で手に取りました。

良い意味で淡々としている雰囲気がすごく良いです。インタビュー記事で編集さんが「幻想的」と表現されていたのに激しくウンウンと頷きました。漫画なんですけどモノローグは純文学を読んでいるようで、情景は画集を見ているようで、その中に繊細な心が映し出されていてすごく綺麗。2012~2013年に発表された作品とあとがきで知りびっくりしました。

余談ですがキャラ…

12

君によせるブルー(表題作 アザーブルー) コミック

青井秋 

NoTitle

相変わらず精妙な線画で人を選ぶ作風、
ストーリー自体はオーソドックスなアオハルなので余計に青井さんの特異な作家性が浮き彫りになってます。

作中でも言われてる通りに船から降りるだけの動作でさえ映画のワンシーンの様だし、
どの登場人物の目にも琥珀や翡翠が埋まっているよう。

好きな作家さんが編集さんに言われたのか売上を気にしてか、
急に小綺麗になって個性を捨ててしまった例を見てきたので…

0

ステラリウム コミック

青井秋 

No Title

青井さんの単行本の中で一番起承転結があり、多くの人の琴線に触れる作品だと思います。

鉱石や植物等をモチーフにして、読み易い作品に仕上がっています。
表題作も好きですが『真空庭園』も雰囲気があって面白いです。

一般的なBL要素は期待しないほうが良いです、独特の世界観は健在ですが『百年結晶目録 』の様な突き抜けた要素があるかと言われると微妙かもしれません。

それでも一般の漫画読みさ…

1

爪先に光路図 コミック

青井秋 

まさに神

良い。
特に『残灯』がすごいと思いました。
美しく、素晴らしく、また鈍い痛み。
「ーーねぇ、岩井くんて 女泣かせね」
の言葉が響きました。

0

百年結晶目録 コミック

青井秋 

どこまでも澄んだ美しい瞳をもっと見ていたい

 鉱石を食べる種族といっても、いろんな色に変化する美しい瞳を持つ以外は、外見上普通の人間と大差ないのでそこまでファンタジー色濃厚というわけではありません。でも、青井先生の粛々としていて洗練されたタッチによって、童話を読んでいるような気分を味わえました。ベントとイーリスの間に生まれたものは間違いなく愛だと思うけれど、この2人の場合は家族愛や友愛、恋愛、そのすべてが混ざった感情のように感じました。それ…

1

百年結晶目録 コミック

青井秋 

絵本のような雰囲気

イーリスは鉱物を食べるというだけでなく長命な種ですが、パートナーとずっと同じ時間を生きる事は出来ません。二人が理解しあって少し経った所で話は終っていますが出来ればもっと先まで読みたかったです。
起伏の少ない話と繊細の絵柄が相まって淡々と進んでいきます、誘拐事件のような事も起きますが割とあっさり解決します。
でもそれが妙に心地良くコマ割りにしても台詞回しにしても考え抜かれて配置されてるのだろうと…

2

ステラリウム コミック

青井秋 

絵はどこまでも幻想的、ストーリーはあっさり

 ファンタジーものではありますが、がっつりというよりは、本当にありそうだけどない設定というような、現実の延長線上にあるような雰囲気の作品でした。前半は星を製造している研究所でのカップルが2組、後半は体から植物が生えている男性とのカップルが1組収録されています。

 前半は星の描写がたくさん出てくることもあってとても綺麗なシーンが多いのですが、ストーリー的には後半の方が好みだったかもしれません。…

0

爪先に光路図 コミック

青井秋 

優しく温かい気持ちになれる短編集

◆爪先に光路図(表題作)
 とても落ち着いた雰囲気で進んでいく物語でした。モノローグの言葉遣いが非常に繊細で、日本語の奥深さを改めて感じました。学者の室田と、バイトで彼の助手をすることになった大学生の岩井。岩井が室田の穏やかさやふとした時に見せる優しさ、豊富な知識で自分の世界を広げてくれるところなどに惹かれていく流れもとても自然で、素敵な恋をしているなぁと思ったり。告白して一旦は距離を置いてしま…

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