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11/14(合計:135件)
青井秋
青海
ネタバレ
いったい、どうレビューすれば伝わるでしょうか・・・ 「星」を製造する工場に勤める、繊細でやさしい人々と、 「星」になる筈だった「もの」と想いのこもった涙から生まれた、無垢な少年。 大切な存在を亡くして深い悲しみに沈むカナタを、星の子が癒していきます。 儚く美しいストーリー。本当に素晴らしかったです。 そしてこのお話のやさしい世界は、美しい青井秋先生の絵があってこそでしょう。 ど…
namimi
優しさが本になれるなら、たぶん、この本でしょう。 ものすごく繊細な絵とストーリーに感動しました。
ナポ
大好きな青井先生の二作目。 今回はファンタジーを織り交ぜた優しいお話でした。 自然や生き物を愛する、とても青井先生らしいお話です。 表題作「ステラリウム」 星というテーマと幻想的な世界観で、最初、登場人物たちはどこか淡く、地に足のついていない様な感じがします。けれど各々が、自ら望んだ仕事でもあり、一等愛する星を通して、自身の星の居場所を見つける。そうして再び歩き出し始める。 …
minami07
星をつくる研究所、工場が舞台。 この星のつくり方が描写に出てくるのですが 「夜光虫に浸した海星(ヒトデ)に蛍石の粉と白蝶貝の粉を混ぜて…」 というように、この世界観だけでも、好きな人にはたまらないものでしょう。 長野まゆみや稲垣足穂の世界観。 実験途中に偶然できてしまった無垢な星の子供アルと、傷ついた過去を持つ大人カナタ の表題作は切ないです。 もうひとつ、カナタの同僚とその…
ぷー太郎
青井秋さんデビュー作!! 3作品が入っており、独特の世界観のある1冊です。 表題作は、大学教授と生徒のお話。 特にファンタジーではないのだが、コマ割りや森の絵などまるで絵画の様でステキです。 恋の進み方もゆっくりじっくりで絵と世界観にマッチしています。 同時収録のひとつ、さかなの体温。 眠った人からさかなが出てくるお話。(とっても説明しづらい話!笑) しかし、雰囲気があっ…
葵居ゆゆ 青井秋
marun
タイトルから狼はカワイコちゃんの方かと勘違いしてしまったのですが、 カワイコちゃんは天然ポヤポヤの寂しがり屋、攻めで人狼族のアルフレッドは 自分たちの種族の忌まわしい性質と過去の後悔の為に本当は人間が大好きなのに 嫌いだと言い張り、人間と親しくならないように自制している寂しがり屋。 受けになる奈々斗は全身で寂しいを表している感じで両親を2か月前に亡くし、 更に自宅まで火事になり実家が…
咲人
やさしく、静かな物語が三編ありました。 言葉を伴わない音楽、まるでインストゥルメントのような作品集でした。 そう感じるのは、おそらく文字情報以外の要素が大きな意味を持つ作品だからだろうと思います。 コマや言葉が足らないのではなく、あえて想像を掻き立てるような描き方をしているのだろうと思います。 従って文字情報に頼るタイプの人にはよく理解できない部分もあるかと思います。 ノンバーバル(…
めいてる
題名の《ステラリウム》は、造語だそうです。 青井秋先生が【ステラ(星)+リウム(~に関する、~の為の場所)】で【ステラリウム】とつけたことをツイッターで呟いておられました。 私は《ステラリウム》という言葉の響きが、すごく綺麗で題名にぴったりだなあと思いました。 青井秋先生、暴露してすみません。 《ステラリウム》《窓辺にて》《真空庭園》 何度も何度も繰り返し読む事をおすすめします。 すべ…
茶鬼
7頭の犬と暮らす青年と人狼の出会いの物語。 それだけにモフモフ度がかなり高い萌え要素ではあるのですが、物語としてはどうにもやりきれない切なさが残り、微妙な気持ちにさせられます。 それを受け入れて二人共にいることを決めたのですから、なるようになるさ、と考えるべきでしょうが素直に喜べないものも残るのです。 イラストは、現在細密な絵で注目の青井秋さん。 コミックとはまた違った、今回は犬の絵がまさ…
深月ハルカ 青井秋
kirara
深月さんのファンタジー大好きなんです。 私はもともとファンタジーも人外も好みなんですよね。 人魚のコロニーでたったひとりの(若い・出産可能な)メスとして大事に育てられたけれど、実はオスだったというのがわかってしまったミル(受)。 ある決意を持って人間界へ行こうとしたところを煕顕(攻)とその姉・響子に助けられて、ミルの婚約者だったシンも一緒に4人で東京へ。 煕顕がミルを、…