糸井のぞさんのレビュー一覧

ゴロウジロ! コミック

糸井のぞ 

不意打ちでした

この本、まさかこんなに泣きながら読むことになるとは思っていなかったのですが...はぁー、読み終えた今とってもほかほか気分で満たされています。

とあるきっかけで、ひとつ屋根の下共同生活をすることになったゴロウ(容姿はショーモデル・ニートらしいのですが作中あまりそう見えないのがよい)&ジロ(ちっちゃいリーマン・実は"次郎丸"しかも名字)。ふたりでの毎日は、特別なにかが起こるで…

5

コイノヒ コミック

糸井のぞ 

余白を読む

ずっと前に読んで、なんかインパクトのあった話があったよなと思って読み返したらお宝発見でした。三作の短編と、中編に満たない表題作が収録された、糸井のぞさんの初コミックス。個人的に美しいBL作品として雲田はるこさんの「あなたには言えない」「だいだい色に溶けあう」の短編連作を一つの完成形としてとらえていたのですが、「婚前旅行」はそれとはまた別の切り口を見せてくれました。

「婚前旅行」を含む他二作に…

3

期限切れの初恋(CITRON) コミック

木原音瀬  糸井のぞ 

人間というもの


木原先生の作品は何本か既読なので、こういう切ないとか心が痛むような表現には慣れているつもりだったのですが、コミックになり絵が付いたことによって7年間一人の男に想いを馳せて未だに忘れられない男と、人気者でコミュ力が高くて彼女がいて、しかしある出来事が重なり落ちぶれていった男。
それがコミックになったことによりかなり形を成して読者の心を抉ってきます。

他の方のレビューであらすじは何となく掴…

5

ゴロウジロ! コミック

糸井のぞ 

何度も読み返したくなる童話のような一冊

この作品、発売されたのを見逃してて、やっと読むことができました。
なるほど、ゴロウとジロでゴロウジロか~。
そしてパラっと開いて、まさかの4コマ!とびっくりしたけど、それとはちょっと違った。
こういった日常ものって、力量がわかるなあといつも思ってしまうけど、糸井さんはさすがですね。
二人の出会い方からして面白いし、しっかりと人情モノになってるし。
大福みたいなジロさんがどんどんかわいく見…

2

グッモーニン グッナイ コミック

糸井のぞ 

2度めに読むと、また新たな発見が。

クロアチアが舞台なのかー。糸井さんのこの、ふわわわっと描きなぐったようなタッチがものすごく合っています。彼氏に逃げられたアキの元に、女を探しに来たらしき若く美しい男。自分を庇って頭を打ち、一時的な記憶喪失になったその男は、幼児がえりしてしまい、アキが面倒を見る羽目に。まったく別々だったパズルのピースが集まってきて一枚の大きな絵になる感じで、ページを捲る手が止まりませんでした。この小さな美しい街で、…

4

期限切れの初恋(BBN) 小説

木原音瀬  糸井のぞ 

妥協できない人

受が壮絶な片思いの末に初恋を叶える話。
受に甘やかされて依存していく攻にキュンキュンしました!

ほとんどの人が恋愛や仕事に妥協しながら生きていて
妥協できない人間は攻のように現実と理想の違いを受け入れられずもがき苦しむ。
攻は己の弱さを認めて現実を受け入れるが、受は強さゆえに最後まで妥協できない。
不毛な初恋を諦めて手近な幸せを掴みかけたものの、最終的に攻を選んでしまう。

先の…

4

ゴロウジロ! コミック

糸井のぞ 

続編希望!!

変わったコマワリだと思っていたらモバイル仕様だったのですね。 この何気ない日常モノって大好きです。 地味なんだけど泣けるし笑えるし癒されるし大満足。 同居始めるきっかけが私からしたら「えっ?!」なんですが、しっかり者のジロさんとフラフラしたゴロウさんは本当にお似合い。 だけどちゃんと働きだしたゴロウさんになると今までのチャラい感じが消えて新鮮です。 大福にたとえられてるジロさんのホッペたに私も触っ…

1

グッモーニン グッナイ コミック

糸井のぞ 

素敵なお話です。

不思議な感じです。

糸井のぞ先生の世界観が好きなので、この作品も読ませていただいたのですが…

なんとも言えない世界観です。

お話全体は、なんとなく優雅な感じです。
どんなに辛いことも、優しさで暖かく包み込んでくれます。
どこまででも包み込んでくれるので、そこが魅力でもあるのですが、この作品では、巻数も一巻で終わりなので、早いっ

0

グッモーニン グッナイ コミック

糸井のぞ 

本音は、リネアに謝ってほしい



恋ではない、愛のはなし。


サイラスが逃げて来た身というのは、彼の人生の中で生まれて還る場所があって、そこから逃げた先でアヤに出会って幸せを感じたということで、

それは一時の、"幸せな寄り道"のように感じました。

結局彼はどこかで誰かに殺される身だったと感じるから、リネアに負い目が…。というかリネアは謝っていないし悪いとも思ってなさそうなので、アヤの…

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グッモーニン グッナイ コミック

糸井のぞ 

独特の世界観が良

文句なしに面白かった。
独特の世界観が、糸井のぞ作品の味だなと思っているのですが
今回はまたそれに加えての独特な読後だったかなと思います。
舞台が日本じゃなかったというのも有るのかも知れませんが。

描かれているのは、小さな料理店のコックをしている受と記憶を失ってしまった青年の物語。
ゲイで、男の恋人を失ってしまった受。
突然姿を消した恋人をいまだに待ち続けていた。
そんな最中に突…

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